2016年夏のプサン訪問では、久しぶりに海雲台佑洞(ウドン)地区の
高層ビル街、マリンシティーを歩く機会があった。
「プサンのマンハッタン」との異名を持つ地区である。
東京都庁や大阪のアベノハルカスなどを訪れた経験はあるものの、
日ごろ、高層ビルなどとは全くかかわりのない生活をしている
「ヲタク」にとって、こういう街は、一種のテーマパークに近い。
展望ラウンジや展望レストランのあるビルもあるはずなので、
機会を見つけ昇ってみたいとは思っているが、今回は、
とりあえず、ただ通り過ぎただけ。
今回の主たる目的は、この高層ビル街を歩くことではなく、高層ビル街の
夜景を撮影するため、トンベク(冬柏)島に行くことだった。
それにしても、このマリンシティーは広かった。
歩きくたびれた「ヲタク」は、途中で音(ね)をあげてしまい、
道端で休憩をとっていた(本当は立ち○便していた)タクシーの
運転手に声をかけ、トンベク島まで送ってもらった。
ところで、この高層ビル群を望む絶好のスポットであるトンベク島
西側の海岸地帯は、現在、その多くが立入禁止区域になっている。
国防施設本部が管理する、れっきとした軍事施設なのだ。
△立入禁止の看板
余計なお世話であることは重々承知しているつもりだが、
観光スポットとして実に有望な眺望を持つ区域であるだけに、
このまま軍事施設としてほうっておくのは、実にもったいない
気がする。
なお、当日、「ヲタク」がこの地での夜景撮影について、
事前に当局の許可を得ていたかどうかに関しては、読者の
想像にゆだねるしかないだろう。
△トンベク島から望む広安大橋
ちなみに、その日は、夕刻から急に空模様がおかしくなり、風も
強まった。夜景撮影には向かない天候となったが、さいわい雨は
降らなかった。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)