ハングルとロロ文字の間に、直接的な関係性は何もない。
ただ、ハングルもロロ文字も、中国の全国人民代表大会(全人代)で
サポートされている少数民族の7言語に含まれている、という共通点を
持っている。
実は、この共通点のおかげで、「ヲタク」は初めてロロ文字の存在を
知ることになった。
「中国の少数民族の言語と文字」(CRIonline)によれば、全人代で
同時通訳など特別な地位が認められている少数民族の言語は以下の7つ。
蒙古語、チベット語、ウィグル語、カザフ語、朝鮮語、イ語、チワン語。
△13期全人代で使われた投票用紙(連合ニュース)
ロロ文字とは、イ族の話すイ語(ビルマ語、チベット語に近い)を
表す表音文字だ。
△社会実情データ図録より
13期全人代で使われた投票用紙を見ながら、木の葉や枝を並べた
ような独特な文字(ロロ文字)の存在が気になり、調べてみたのだ。
なお、投票用紙の最下段にあるローマ字(ラテン文字)も気になったが、
こちらはチワン語(タイ語に近い)だった。
今回、あらためて意識させられたことだが、中国という国は奥が深い。
<追記>
チベット文字も気になる人は、当ブログの「ハングルとパスパ文字」
なども参考にしてほしい。
(終わり)
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