福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国の逆噴射大統領

2024年12月06日 |  〇語彙と表現

△Daum ニュースよりキャプチャー

韓国メディアでは「自爆」、あるいは「自傷」などの表現も目についた、
尹大統領による今回の戒厳令騒動。ブログ主的には、「逆噴射大統領」とでも
形容したい事態である。ただし、この「逆噴射」なる表現は、日本人の
特定世代にしか伝わらない表現である(※1982年日航逆噴射事故)。

いずれにしろ、日本語で言う「戒厳令」は、韓国語でも同じ漢字語を使い
「계엄령(戒厳令)」と読まれている。

そして、英語ではこの戒厳令のことを「Martial Law」と呼ぶ。これを
日本語に直訳すれば、「軍法」あるいは「軍事法」。平時の立法権や行政権を
停止し、軍隊(戒厳軍)が軍法に則って国家全体を統制する、という
意味が含まれている。

その内容の意味するところから言えば、日本語や韓国語の「戒厳令」
よりも、英語の「Martial Law」の方が直接的で、正確なイメージを
つかみやすい。

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それにしても、かつて「人(権力者)には忠誠を尽くさない」と述べ、
広範な人気を得ることに成功した尹大統領も、出身元の検察という組織
には、しっかりと忠誠を尽くし、革新政権による検察改革には身を挺して
反対した。

軍事政権時代、政権の手厚い庇護の元、他省庁の次官級ポストを40以上も
あてがわれ、3大保守新聞とタッグを組みながら、治安維持面で軍事独裁を
支えてきた巨大検察の組織的政治性とその精神は、民主化が達成された
現代韓国においても、脈々と生き続けている。

韓国軍でさえ(?)二の足を踏んだ今回の戒厳令騒動では、尹大統領の
口を通じて、そうした事情の一端が如実に表面化した。その内容は、滑稽
過ぎて、ここでは詳述を省きたい。ただし、現代韓国を代表するような
労働団体や政党が、北朝鮮の指令で動いている、などと信じる韓国人は
絶対的少数派であることだけは確かだ。

韓国に住んでもいない外国人であるブログ主としても、今回の戒厳令騒動を
機に、ぜひ、本格的な検察改革も合わせて進んでいくことを心から望んで
止まない。


(終わり)

24年年末もプサン訪問

2024年12月06日 |  〇チケットと両替

△年末、カメリアラインでプサンへ(SNS家族グループより)

ありがたいことに、この年末も日韓国際フェリーのカメリアライン()を
使い、プサンに行けることになった。チケットは、博多港で働く長女が
手配してくれた。今回も、行きは特等室、帰りは1等室という贅沢な
船旅になる。

せめて博多港を離れ、プサンに渡っている間くらいは、仕事や副業(農業)
のことを一切忘れ、B級グルメを中心にしっかり韓国を楽しみたいものだ。


(終わり)