悪い愛（過ちの愛）第19話

手術後、目覚めるまで隣でずっと手を握っていたのは、元妻だった。そんな風にスファンに穏やかな時間はやってきたが、シニョンにはまだ穏やかな時間は訪れず。
「彼女の問題を解決できるのはあなただけ」とインジョンに促され、シニョンのもとを訪れるが、自殺したヨンギの元彼女の母親からきつい言葉を言われ、荒れるシニョン。酒におぼれる、手首を切ろうとするシニョンに（このあたりの描写が非常にステレオタイプなのだ。これがこのドラマの一番の弱点か・・・）「お前は俺のことを愛しているんじゃない。ただ欲しいだけだ。自分の人生を考えろ」と静かに諭すヨンギ。
『欲しいと思うことも愛じゃないの？』と最後に涙するシニョンだが、結局ヨンギの元を去っていくのだ。
「私の負けね」と言い、引越していくシニョンに「誤解しないで聞いて。同じ女だから貴方の気持ちが分かるわ」というインジョンだが・・・
（このインジョンの言葉に同意することが出来ないのが、このドラマの寂しいところ・・・本来ならもっと胸が詰まる場面なのだろうが・・・）

術後、病状が落ち着いたスファンは、ミソの誕生日プレゼントを早めに用意し、ミソの男友達のポラムに会い、「愛とは、会いたくて、毎日一緒にいたいこと」という幼いミソに「愛とはその人のことを一番に考えることだ。分からないかい？いつか分かるようになるさ」といいながら、やっぱり回復することなく、この世を去ってしまうのだ。
（このあたり、非常にあっさり。もしかして今日で最終回かと思うような展開だ。）

インジョンとヨンギにも別れの時がやってくる。
「泣かないつもりだったのに・・・涙が出る・・・」ハッピーバースディの歌を歌いながら涙ぐむインジョン。そしてバス停での別れ。
あと1回、何が残っているのか。