BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

葬送のフリーレン 第12話 『本物の勇者』 感想: 今までで一番ほっこりする話じゃない?

2023-11-25 09:47:11 | フリーレン
うん、今まで一番いいエピソードだった気がするw

ていうか、シュタルク、なにげに、みんなに愛されているなぁw

本人の自己評価だけが変わらず低いままなのが玉に瑕だが。

でも、ヒンメルでも勇者の剣を抜けなかったことを知って、多分、ちょっとはやる気になったのかもしれない。

だって、ヒンメルにしても、「偽りの勇者」で終わるかもしれないところを、最後は魔王の討伐に成功して「本物の勇者」になれたわけだから。

まぁ、いわゆる、偽物は本物になりたいと思う気持ちがあるから本物を超越することができる・・・の理論なんだけど。

でも、それだけのポテンシャルがシュタルクにあるのは確かだよね。

にしても、戦士の誕生日を祝い方法が、ジャンボハンバーグってどこのファミレスの回し者だよwって思ったけどなw

フリーレンの服の溶解薬も含めて、合間合間に挟まれる小ネタが適度に馬鹿らしくて残念なのはご愛嬌だなw

あと、フェルンがいい味を出してきた気はするw

それと、フリーレンはやっぱり、おばあちゃんキャラだよねw

だんだん、フェルンがフリーレンの孫に見えてきたw

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葬送のフリーレン 第11話 『北側諸国の冬』 感想: 「時間とはなにか」という問いが本作の主題であることに気づかせてくれる回。上手いな!

2023-11-18 09:51:21 | フリーレン
前半が、前回までのVSアウラ戦を終えてのエピローグ、

後半が、エルフの同胞であるクラフトを含めての半年間の冬ごもり。

いやー、時間の使い方がホント、うまいね。

前回までの戦闘シーンでは思い切り、速度を上げた、刹那の動きに注目したのに対して、今回は、半年間もただ山小屋で生活するだけのなんとものんびりした時間の使い方をするのだから。

いやー、ホント、時間の緩急の使い分けが上手い。

改めて、この作品のテーマが、生き物にとって、時間とはなにか?という問いかけがであることを思い知らされる。

クラフトもそうだけど、長命族のエルフであっても、体温が下がり切ってしまえば死ぬし、腹が減っても死ぬ。

加齢のメカニズムがヒトと違うだけで、とはいえ、サイクルが違うだけ。

ゾウの時間、ネズミの時間、ってやつだね。

まぁ、フェルンとシュタルクにとっては、人生100年としても、半年だと5%も使ってしまったことになるから、そりゃ、いつの間にか大きくなってしまうはずだよね。

これは逆に、ヒトとエルフの間の成長速度の違い・・・なのかな。

ともあれ、いい回だった。

あと、クラフトというエルフが現れたことで、普段は、こんなこと言っても仕方ないよね、という感じで口をつぐんでいたフリーレンでも、一応は告白したいことがあったこともわかる。

もっとも、それは同じモンクのハイターにすでに伝えた後だったわけだけど。

でも、そうなると「モンク」という存在が、神を信奉することで、現世にありながら必ずしも生命の寿命に囚われることなく世界を見ていることもわかって面白い。

寿命という時間制限を超えた時間をモンクたちは生きている。

それが「信仰」ということのようだけど。

・・・てな具合で、いや、金曜の夜に観るには、なんか、いろいろといい意味で脱力させてくれていいね。

もちろん、アクション回も面白いんだけどね。

でも、こんな感じに時間のあり方の使い分けがあるからこそ、物語に奥行きが生まれるのだろうな。

うん、これはやっぱり、一級品のファンタジーだよ、素晴らしい。

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葬送のフリーレン 第10話 『強い魔法使い』 感想: なんか『フリーレン』の面白さがわかった気がするw

2023-11-11 11:13:43 | フリーレン
いやー凄かったな。

前回のフェルンとシュタルクのアクション劇から一転しての知略戦。

しかもフリーレンが一方的にアウラに仕掛けたもの。

それも1000年以上前からの仕込みw

フリーレンからしたら、たかが500年程度生きた程度のガキがなにイキってるだよ、ってことだったのだろうな。

でもそうなると、80年前のVSアウラ戦では、どれだけヒンメルたちがフリーレンを守っていたか、ということだよね。

前衛のヒンメルやアイゼンが、後衛のフリーレンとハイターを守る形だったのだろうなぁw

なんか、それはそれで感慨深い。

その後衛だったフリーレンが、前衛に出て、今度は、フェルンとシュタルクを従える感じ。

しかし、前回と合わせると、

スピードのフェルン
パワーのシュタルク
知略のフリーレン

ってこのパーティ、やばくない?

ていうか、一々、ツボを付いてくる。

しかも、フリーレンの、本来の魔力量を極限まで抑えて日常を過ごす、って策が、師匠であるフランメから1000年前に指導されたことっていうのがニクい。

だって、それなら、いまでもフランメの策略が有効であり、フランメの偉業を高めることにつながる。

ただしそれが、あくまでも1000年を生きたフリーレンの中でのみ生きる記憶であり、師匠とともにほくそ笑むことができるのはフリーレンだけ、というのが、ホントにニクい。

あー、でも、フェルンは、フリーレンのそういうところ、理解してきてると思うけど。

そういう、悠久を通じて得られる狡猾さ、のようなものが一つの見どころなんだろうな、この作品、

まさに生き字引となる長寿種ゆえの優越性。

それにしても、誇りだけはムダに高い魔族のCVに竹達とか諏訪部を使うあたり、制作陣はよくわかってるw

年季のある彼らを使うからこその強者感であり、それゆえ「舐めプ」の結果で笑えてもしまうw

いやー、フリーレン、おもしろい。

悠久性って点では、それこそ『UQホルダー』とか、あとは『進撃の巨人』あたりとも比較して解釈できる部分があるように思うけど、それはまたの機会にw

にしても、アウラ、ザマァw

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葬送のフリーレン 第9話 『断頭台のアウラ』 感想: フェルンもシュタルクもめっちゃ強いじゃん!

2023-11-05 17:39:08 | フリーレン
ていうか、もう作画にビックリ!

思わず今回『断頭台のアウラ』ってタイトル詐欺じゃん!って感じたのも忘れてしまったくらいw

前回のタイトル回収(『葬送のフリーレン』)があまりにも見事だっただけに、完全にタイトル的には肩透かしを食らったわけだけどw

でもそれを補って余りある!ほどの、フェルンとシュタルクの活躍w

「早打ちのフェルン」に「剛力のシュタルク」だよ!

スピードとパワーの揃い踏みって、もう英雄パーティの2枚看板じゃんw

いくら魔族側が舐めプしてたからって、ここまで圧倒するとは思ってなかった。

まぁ、フェルンは前回の、魔族絶対殺す魔法を見せていたから心配はしてなかったけど。

シュタルクは、ビビリな性格をなんとかしてどうやって自信をつけるか、が過大なんだろうな。

なんか、完全に、善逸キャラだなw

でもまぁ、龍を倒せるくらいなんだから、シュタルクが弱いはずがない。

ていうか、あの打たれ強さはなんなの? なんか加護でもあるの? って思っちゃうよね。

あんなに血を流しても倒れない、ってすでに異常でしょ、シュタルクw

とまれ、凄かった。

いやー、『フリーレン』、面白い。

でも、まさかアクションで圧倒されるとは思ってなかったw

次回も楽しみだな。

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葬送のフリーレン 第1話~第4話 感想: なるほど「葬送の」とはよく考えられたタイトルだね。

2023-09-30 10:36:44 | フリーレン
前評判が高かっただけに、期待半分、不安半分だったけど、見ての感想は、よかった、嫌いじゃない、ってこと。

ちなみに原作は未読。

結構感心したのは、千年(以上?)を生き(得)るエルフのフリーレンからみて、寿命の短い「人間」の友の足跡をたどる旅になっていること。

その中心にいるのが勇者ヒンメル。

彼の死後、作中の時間が常に「ヒンメルの死後からXX年」となっているのには笑ったけど、でも、フリーレンからしたら、まさに「ヒンメルの死」の前後で彼女の世界観は大いに変わってしまったし、実際、人間からしたら悠久の時を生きるエルフにとっては、どこかの時間に「アンカリング」として「起点」をつくらないと、そのそも時間を慈しむ、という感覚も生まれないのだろうな。

そういう意味で「葬送の」とはよく言ったもの。

そうそう、いきなり4話も連続放送というのはどうなの?と思ったけど、『推しの子』のときと同様、ここまでやらないと物語の目的や終着点がわからない、という点では適切だったと思う。

ヒンメルに次いで、ハイターも亡くなり、そこでフェルンを弟子にとった。

人間とは違って寿命の長いドワーフのアイゼンからは「老い」を告白される。

まわりの大切な存在が自分とは異なる時間に生きていることを強く実感することで、フリーレンもまた「生きる」ことができる。

で、その中で、アイゼンとハイダーから指南されたのが、死後のヒンメルと対話できる魔法を求めての旅路の始まり。

フェルンの言う通り、それはかつてヒンメルたちと辿った道行をたどる旅になる。

こういうところはうまいよね。

道すがらであうものがすべてかつてのヒンメルたちとの道行と比較され、そこで失われたものは必然的に「葬送」される。

その意味では、OPの最後のカットが、ヒンメル一行では最後尾にいたフリーレンが、今ではフェルンたちを引き連れていること。

そのどちらもがフリーレンである。

あの接合のカットが、この物語の全てを物語っている。

驚いたのは、フリーレンの師匠が、1000年前の大魔法使いフランメであったこと。

その事実がすでにフリーレンが歴史の中に生きていることの証左なのだけど、でも、本人はそんなことには無頓着だったのだから、確かにアイゼンの言うとおり大きな変化がフリーレンに訪れたことになる。

ということで次回以降が楽しみ。

ただ、もしかしたらこの作品は全部終わってから、連続してみたほうがいいのかもね。

そういう意味で、原作を禁欲できるかどうかが課題w

でも、いい作品だと思う。

中の人つながりから、フリーレンが、チセの転生に見えたのは玉に瑕w

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