BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 感想: これが興行成績日本一映画の実力か!?

2021-06-28 16:59:21 | 鬼滅の刃
ブルーレイになったので、ようやく「無限列車編」を見ることができた。

さすがにコロナ禍のさなかに映画館に行く勇気はなかったので。

で、早速、観終わっての感想だけど、正直なところ、言われているほどのものではなかったというのが第一印象。

117分はいかにも長い。

90分くらいに収めて、中盤の魘夢と炭治郎たちとの戦いをもっとスピーディに進めたほうが良かったんじゃないかな。

だって、肝心の猗窩座が現れるまでがとにかく長い、長すぎ。

しかも、猗窩座の登場が、あまりにも唐突。

ら無限列車編ということで、汽車に乗り込むところから通しで観て思ったけど、これ、やっぱり、猗窩座の登場が唐突すぎる。

魘夢戦と猗窩座戦が、ぶつ切りのごとく、分断されていて、ちょっとこれはないわー、と思った。

原作を読んでいてもそう思ったのだから、多分、映画の流れに、原作の流れが合ってなかった、ってことだよね。

せめて映画のシナリオとしては、途中で猗窩座が無限列車に向かっている、あるいは、気まぐれで行ってみようか、というくらいのシーンを一瞬でも挟み込んだほうが良かったんじゃないかな。

あ、これは120分近くある映画の尺から考えてね。

あとは、魘夢が列車と一体化した上で炭治郎たちと戦う場面だけど、あのウニョウニョした触手なのか腸?なのかわからないけど、あのウニョウニョしたやつがCGで作画されているせいもあるけどウンコみたいに見えてしまって、笑うと同時に白けてしまった。

あれはもう少し暗めのものでも良かったんじゃないかな。


最後の煉獄杏寿郎のセリフも、映画だけで観るとちょっと脈絡がなさすぎ。

もう少しご母堂とのやりとりを増やしてもよかったんじゃないかな。

特に煉獄の場合は、父不在の母が規範の、文字通り、昭和のサラリーマンの息子だったわけだから。


ということで、この映画が日本の歴代興行収入第1位というのは、なんかちょっとね。どうなんだろう。

いくらコロナ禍の下で、みんな娯楽に飢えていたからといっても、日本人って、ホント流行っているものに群がることしかできなくなったんだな、って思った。

まぁ、ただの食パンに行列ができる世相だからな。

日本社会って貧しくなったんだな、と感じたよ。いや、嫌味じゃなくてね。

オリンピックの強行開催もそうだけど、コロナ禍って、ホント、日本の暗部、というか最底辺のダークなところを、思い切り、明るみに出してしまったようで。

鬼滅も、別にただのマンガとしてならごく普通に面白い部類なので、その意味では評価しているけど、でも、これが社会現象となったことには、なんか、いろいろと考えさせられる気がした。

無限列車編、ってそういう意味では、現代日本社会の症候だったんだな、って思う。


むしろ、何の前情報もなしで、普通に素直に見れればよかったんだろうな。

そうそう、炭治郎にしても善逸にしても伊之助にしても、もう少しカッコよく戦うと思っていたのだけど、なんか、そういうケレン味が、それまでのテレビシリーズと比べても欠けていたと思う。

その分、魘夢の描写が多くて、もったいなかった。

まぁ、それもこれも、「魘夢vs炭治郎」戦は、あくまでも「猗窩座戦vs煉獄」戦の前座になってしまったからだと思うのだけど。

きっと、普通にテレビシリーズでやっていれば、炭治郎たちも活躍できただろうし、エピソードの切り替えで、「猗窩座戦vs煉獄」戦の唐突さも解消されて、むしろ、素直に煉獄の抵抗にしびれることが出来たのだろうけど。

うーん、いろいろと残念だった。

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鬼滅の刃 第205話 『幾星霜を煌めく命』 感想: まさかの桃源郷エンドにビックリ!

2020-05-18 14:26:29 | 鬼滅の刃
え? ほんとに最終回だったんだ!

いや前から、単行本収録話数としては丁度いいから、205話が最終回もあるかも、という噂はあったけど、まさか、ホントに終わるとは。

しかも、最終回なのに、最後の写真以外、直接、本編の登場人物たちは出ない、という、いかにもな構成。

前回の引きで、現代の東京の絵が描かれていたように、最終話に出てきた人たちは、皆、本編キャラの子孫たち。

善逸&禰豆子の子孫らしき二人が、曾祖父ちゃんの本と言っているから、まさに大正時代から4代後の現代の、今の、東京、ということのようで。

で、その子孫たちの日常を描いて終わり。

数少ない大正時代からの存続を匂わせるのが、産屋敷家の長命爺さんと、珠世の肖像画を描き続ける愈史郎くらい。

ついでにいえば、青い彼岸花は、昼だけ咲くから無惨様は見ることができませんでした!というオチw

こんな具合で、最終回というよりは、カーテンコールという感じだった。



・・・で、これ、要するに、いわゆる桃源郷エンドね。

前回のタイトルの「鬼のいない世界」がその後も続いた平和(ボケした)世界。

炭治郎たち、というよりも、お館様と柱たちが夢見ていた理想の世界。

だから、「桃源郷」。

なので、読後の印象は、一種の「夢の世界」エンド。

夢オチではないけれど、これもまた「夢」ということで。

ただ、夢の世界=桃源郷で終わるのなら、本編はバッドエンドでもよかったんだけどね。

むしろ、その方が気になったかな。


それにしても、なんというか、しょっぱい終わり方になってしまったなぁ。

無惨の最後が、いわば珠世&しのぶの「女の恨み」炸裂薬でジワジワと殺されてしまったことも含めて(いや、もちろん、炭治郎の健闘はあったけど)、およそ大団円という感じのしない終わり方で。

正直、がっかり。

あんまりここでそのことを引き合いには出したくないのだけど、『五等分の花嫁』も超だらしない終わり方をしたことを思うと、なんだろう、最近の漫画家は、ホント、きちんと物語を創ることに、さして情熱を注いでいないのだろうね。

終わりよければ全てよし、の全く裏を行く締め方で。

これじゃないよなー感は、ハンパない。


なかには、ダラダラと引き伸ばさずに終わらせたのは良かった、と評価する向きもあるようだけど、いやー、それ、作品の出来とはぜんぜん関係ないから、といいたくなる。

皆が見たかったのは、薬でしょぼく負ける無惨ではなく、炭治郎に「日の呼吸」によってとどめを刺される姿だったんじゃないの?

それをテンプレだから面白くない、というのは、なんか物語の受け止め方を間違っていると思うんだよ。

見たかったのは、黒死牟戦のような緊迫感と、勝利の後の無念感だったんじゃないのかな?

もちろん、それは黒死牟でもうやっちゃったからやることがない、というのもあるのだろうけど。

でもさ、炭治郎がこれまでずっと言ってきた「鬼ももとは人だったんです!」という、柱から見たらゲンコツもんの「煮え切らない」態度も、最後で、完全になかったことになってしまったし。

いや、だって、本編終わって誕生したのは「鬼のいない世界」だよ。

まぁ、愈史郎は、まだ人間とともにあるけどさ。

でも、鬼と人間との関係をどう作り変えるか、そのひたむきな炭治郎の態度に、柱たちはどう応えるのか、あるいは、後続の世代がどう受け止めるのか?というのが、むしろ、無惨戦のあとの、文字通りの戦後処理で大切なところだったんじゃないのかな?

それもこれもすっ飛ばして、4代後の、脳天気な子孫たちの傍若無人ぶりを描いて終わり、って、それはやっぱりないでしょ。

あと1巻かけて、無惨戦の決着の付け方に工夫をこらし、戦後処理での葛藤を描き、然る後に、どのキャラとどのキャラがくっついたかどうかをまとめて描くのではなく、心情の吐露を含めて描き、そうして、現代に繋げる、というくらいの余韻は欲しかったと思うけどな。

打ち切りエンドとまではいわないけど、尻窄みの終わり方であったことは否めない。


といっても、いきなり炎柱の外伝はスピンオフで始まるし、やろうと思えば、子孫たちで現代版の続編をつくることもできるだろうから、とりあえずの「終わり」なんだろうけどね。

ただ、それにしても、拙速な終幕だった。

最後の最後で、ただのキャラマンガのような終わり方になってしまったの残念。

せっかく積み重ねてきた世界観が生殺しになってしまった。

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鬼滅の刃 第204話 『鬼のいない世界』 感想: まるまる後日談、そして(ホントに!)現代日本へ!

2020-05-11 12:13:04 | 鬼滅の刃
いやー、タイトル通り、まるまる無惨戦の後日談。

病室で安静にされていた炭治郎は、確かに健在だけど、さすがにご都合主義といわれるのが作者も嫌だったのか、鬼化によって復元していた左腕と右目は、肉体としてはそこにあるけど、使い物にならないらしい。

そして、その傍らで、禰豆子は、本当に人間に戻って、普通に喋っているし。

えっと、あの禰豆子の記憶=妄想空間に、竈門父が伝えてきた、急げ、炭治郎が危ない!とかいう警告は、一体何だったのだろう?

いやまぁ、今回の愈史郎の説明によれば、炭治郎が人間に戻れたのは、しのぶの薬だけではだめで、禰豆子の血液の中の抗体があったから!ってことなので、禰豆子があの場に駆けつけたことは確かに意味あったのだけど。

いやー、ほんとに「鬼滅の薬!」だったのね。

てか、鬼化って、感染症!だったのかよ!って、ツッコみたくなったよw

いくらなんでも、時流のコロナ・ウイルスに流されすぎじゃね? 決着の付け方が。


それにしても、一番の驚きは、ほんとにあれで無惨様が死んだってことだよなぁ。。。

マジで薬で死んだのか。。。

その事実がジワジワ後から来る感じで、困った。

まぁ、皆の思いが結集して勝利を収めた!ということなのだろうけどね。


で、あとは、炭治郎とカナヲがきっとこの後、夫婦になるのだろうなぁ、とか。

意外と、禰豆子と風柱がいい仲になるのかな、とか。

イノシシ仮面は、厨房の女の子にうまく飼われることになるのだろうな、とかw

とまれ、そうして、時代は現代へ!、ですよ。

ホントに現代へ、だよ。


うーん、マジで『ジョジョ』だったね。

で、これはジョジョ2部で石仮面の謎に迫るのが物語の発端になったのと同じように、鬼化ウイルスの発生源を突き止める話として立ち上がるのだろうね。

つまり、現代の東京で再び鬼による事件が起こり、その鬼の事件を追っていた警視庁なり公安の刑事が、鬼に襲われたところに炭治郎の子孫の「呼吸の使い手」たちに助けられるか、あるいは、大正時代の記録から炭治郎たち「日の呼吸」の使い手たちの存在にたどり着き、協力を依頼する、とかになるのかね。

とにかく、鬼化ウイルスを探す旅。

あるいは、ジョジョ6部的に、ディオの骨が神父の手に残っていたように、無惨様の細胞が、どこかに残っていて、てか、むしろ、無惨様の骨がどこかにしまわれていて、本体が万が一にも倒されたら、その骨から再生が試みられて、バックアップ体が誕生するという方式かな。

ジョジョ3部的にいえば、その骨から復活するのに100年かかった、でもいいけどw

あ、その場合は、飛散した細胞の一部から完全体にまで復活するのに100年かかった、でもいいけどw

ともあれ、そうして、炭治郎たちの子孫が登場するのと同じように、無惨様の複製体が再び現代の東京の雑踏に再臨する!…とかでも、もういいよw

気になるのは、風柱と水柱の技がどういう形で伝授されているか、だな。

まぁ、第2部が昭和が舞台なら、まだギリギリ柱二人も生きているかもしれないけれど。

それが、21世紀の今なら、確実に孫、下手をすると曾孫の時代だよね。

まぁ、確実に愈史郎は再登場すると思うけど。

そうか、やっぱり愈史郎がスピードワゴン・ポジションだったかぁ。


しかし、無惨様、ホントにあれで死んだのか。

何がショックかって、あれが一番ショックだよ。

で、次にショックだったのは、ヒノカミ神楽と日の呼吸。

出番があったようでないに等しい、という肩透かし。

うーん、ショックだなぁ。。。

かといって、いくら複製体といっても、それでまたいきなり無惨様が現れてもなぁ、という気もするので、

仮に、第2部で無惨様復活体が出てきたとしても、炭治郎たちの子孫に瞬殺されて、その無惨IIを超える、本物の鬼wが現れるんだろうな。

つまり、無惨IIはあくまでもストレイチオ・ポジションで。

その後ろで、カーズ級の強者が待ち構えているという展開。

そうして、強者インフレが始まるのかなぁ。。。


ともあれ、期待する軸がすっかり変わってしまったけど、次回、一体どんな現代が描かれるのか、まずは心して待つことにしよう。

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『鬼滅の刃』、次の204話からどうやら現代編に突入するみたいなのだが、血鬼術バトルに様変わりするのかな?

2020-05-07 19:59:23 | 鬼滅の刃
なんかチラッとバレ画像を見てしまったのだが、どうやら『鬼滅の刃』、本当に現代編に行くみたい。

いやまぁ、前から、この作品は『ジョジョ』オマージュが激しかったから、第2部、第3部、と続く気はしていたけど。。。

その意味では、大正時代というのは、それほどジョジョ第1部のイギリスとも時代的にはズレていないし。

もしかしたら、本当に最初から現代編もかんがえていたのかもしれないけど。

もちろん、打ち切られなければ、という感じだったのだろうけど。

しかし、となると、もう作者と編集者は、ufo tableに足を向けて寝れないねw

どう見ても、アニメがあったからこその原作の大ヒットなわけだし。


で、ともあれ、現代編に突入、ということは、無惨様はマジで、あのまま死ぬ、ってことか。

しかし、そうなると、次の敵は誰になるのか?

そもそも、炭治郎や禰豆子は、あれでホントに真人間(というのはちょっと変だけどw)に戻ることができたのか?

そのあたりの設定の作り方が難しいよね。

本当は、炭治郎と禰豆子は変わらず、珠世のように現代まであのままの格好で生き延びていると面白いのだけど。

でも、それだとジョジョにならないから、やっぱり子孫が鬼滅隊に入る、という展開になるのかなぁ。

とはいえ、一応、無惨様を倒したわけだから、あれで鬼滅隊も因縁に終止符を打って解散!ってことになりそうだけど。

で、それぞれの柱の呼吸法だけは、竈門家のヒノカミ神楽のように、一種の伝統芸能として継承されていく、ということなのかな。

あと、炭治郎の子孫というのは、炭治郎とカナヲの子、ということになるのかな?

まぁ、そういう組み合わせもほしいところだけどw

そのあたり、女流漫画家として、荒木飛呂彦とはちょっと違って、いかにもなズラし方を仕掛けてくれるとちょっとおもしろいのだけど。

とりあえず、ジョジョ第2部の、石仮面/カーズ編のように、そもそも無惨を鬼にした医者はなんだったんだ?というところから入るのかな?

ジョジョが第3部から、波紋を辞めてスタンドに移ってしまったけど、そういう意味では、鬼滅は、最後まで「日の呼吸」で行ってほしいのだけど。

あ、でも、現代日本だと、大正時代よりもさらに帯刀がありえないか。

となると、やっぱり、スタンドバトルとなるのか。

あ、そうか、みんな血鬼術使いになるのか!

そうか、それがあったねw

とりあえず、風柱の子孫が、なんかやってくれそうな気がするw

いやいや、愈史郎がいるじゃないか! 

彼は鬼だから100年後で生きているよね!

じゃ、愈史郎がスピードワゴンの役回りかなw

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鬼滅の刃 第203話 『数多の呼び水』 感想: 意外とあっさり炭治郎が人間として戻ってきたのだが…

2020-04-27 15:59:38 | 鬼滅の刃
えーと、これで終わり?

炭治郎、あっさり、右目の変な肉塊もとれて、ツルッとした爽やかな顔になって帰還したのだけど。

要するに、しのぶの「藤の花」の薬が効いた、ということで。

炭治郎に寄生しようとした無惨も、どうやら消えてしまったようなのだけど。。。

えーと、ホントにこれで終わりなのかな?

無惨の成敗は終わったのかな?

柱の何人かは死んで終わったのかな?

逆に、カナヲも死なずにすんだ、ということ?

ちょっと、いずれも斜め上を行くと言ってもいいくらい、なんの抗いもなく、解決してしまっているようなのだけど。

ホントに、これで決着なのかな?

いくらなんでもあっさりすぎない?

無惨は死んで、禰豆子は人間に戻って、炭治郎も人間に戻った。

日の呼吸の極意は、炭治郎が、縁壱の記憶から引き出して習得したけど、はたして、それが、無惨討伐の決定打になったかは、ちょっと微妙。

うーん、このまま、本当に終わりなのかな?

それとも何か、逆転がある?

むしろ、この流れだと、生き残ったと思われたカナヲの中で、無惨の血が反乱を起こして、彼女が鬼になって、真のラスボスwになる!、という展開くらいしか思いつかないのだけど。。。

どうなるんだろうねぇ。。。

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鬼滅の刃 第202話 『帰ろう』 感想: カナヲは姉のしのぶたちと同様、どうしても死すべき運命にあるのだろうか?

2020-04-13 15:22:27 | 鬼滅の刃
いやこれはもう、次回、カナヲ、死す!って展開なんだよね、きっと。

いや、だって最後、しっかり鬼化した炭治郎、カナヲに手刀?を食らわせていたよね?

すでにギリギリで命をつないでいる状態でのカナヲへの一撃だから、さすがに助からないよね?

うん、でも待てよ、今の炭治郎は、無惨の魂を無理やり植え付けられた鬼でもあるから、このままカナヲも鬼化するってこと?

でも、その前に、カナヲがしのぶの作った薬を炭治郎に打ち込んでいるから、炭治郎の方は鬼化を免れるけど、カナヲだけが鬼化するということ?

あ、でも、あの場は、すでに日の光の当たる場所だから、仮にカナヲが鬼化したとしても、鬼になったそばから消滅していく、という展開か。

うーん、そうなると、すでにカナヲは詰んでいるということね。

鬼になろうがなるまいが死ぬしかない。

それを、一応、鬼化を免れた炭治郎が看取る、という展開なの?

いや、それは、さすがにエグいなぁ。。。

でもすでにカナヲも、上弦の弐との戦いで左目を潰しているから、この先、幸せな展開が待っているとも思えないわけで、だとすると、むしろ、ここできれいに退場する、ってことなのか?

あと、気になるのは、とはいえ、カナヲが炭治郎に打ち込んだ薬は、珠世が作ったものではなく、しのぶがつくったものなんだよね?

となると、その効果がどこまであるかは、作中ではまだ明らかになっていないってことじゃないの?

そうすると、炭治郎の完全鬼化は抑えられたけど、その一方で、完全に人間に戻れたわけでもない、ということになりそうな気もする。

ついでにいえば、禰豆子も、炭治郎を抑え込もうとした時に、今の鬼化した炭治郎に噛まれたみたいだから、禰豆子も再び鬼化しそうな気もするよね?

となると、半鬼・半人の存在としての炭治郎と禰豆子が誕生しそうな気もするのだけどどうなのだろう?

まぁ、それはそれで、ずっと鬼に対して憐憫を寄せていた炭治郎にすれば、鬼と人間の間に生きる存在として面白い位置に立つことにもなって、次なる展開に繋がりそうではあるが。

あ、でもその場合、鬼のときの禰豆子のように、炭治郎も禰豆子も、きちんと話せずに、ウーウー、唸っているだけになるのか?

いや、それじゃ、物語が進まないが。。。

ともあれ、あっさり無惨が消えたのはいいけど、むしろ、問題は、その後に、陰惨な酷い展開がずっと続いていることで、

しかも、物語的にも、無惨を倒す!という明確なゴールがなく、ひたすら、え?この先、どうなるの?を繰り返しているので、

この先、どうなるかは気になるところなのだけど・・・。

でも、コロナのせいで、次回は2週間後なんだっけ?

この状態で放置されるのは結構辛いものあるけど、この「惨状」から、一体どの方向に物語を転がすのかは、やっぱり気になるなぁ。

今回にしても、てっきり禰豆子がどうにかすると思っていたら、横からカナヲが出てきて、いきなり「人間に戻す薬」を打ち込んだりするわけだから。

まだまだ、この先、え、そう来るの?という、ひねりのある展開になりそうで怖い。
てか、このダラダラ感は、それはそれですごい。。。


ということで、続きは2週間後だけど、楽しみだ!

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鬼滅の刃 第201話 『鬼の王』 感想: これはきっと禰豆子の母性が無惨の赤子のようなわがままを抱きしめて終わる展開だな!

2020-04-06 12:37:27 | 鬼滅の刃
無惨様、炭治郎に自分の意志を託し、炭治郎を鬼として復活させる!

うむ、これは、もうまったくの予想通りの展開。

「受け継がれる意志」って、もうJOJOそのものだものね。

予想の斜め上を行く気配がまったくないw

王道といえば王道。

何のひねりもないといえばひねりもない。

むしろ、過去の鬼滅の展開を振り返れば、皆が予想した通りのグロで鬱な展開を、そのまま差し出される可能性は高いかな。


もっとも「受け継がれる意志」は無惨だけのものではなくて、炭治郎の中にはすでに、縁壱や煉獄の「日」や「炎」の意志も受け継がれているので、この先、恒例の、炭治郎の「脳内不思議夢空間?」の中で、無惨と縁壱たちとの意志のせめぎあいが繰り広げられそうな気がする。

そもそも、まだ炭治郎の意識は戻ってきてないみたいだしね。

ただ、その場合、つまり、炭治郎が自分の意識を取り戻した場合、いわゆる「自害」によって、無惨もろとも自分を消そうとすることは必至な気がするんだよね。

つまり、どっちにせよ、竈門炭治郎、死す!、って展開。

で、そこで、切り札になるのが、やっぱり禰豆子なんだろうなぁ。

むしろ、炭治郎の「脳内不思議夢空間」に、禰豆子の意志も貫入してきて、で、そこで、今までにもすでに禰豆子に何度も呼びかけてきた父や母を含む「竈門家」の意志を使って、禰豆子が無惨の「ネジ曲がった意志」を倒す展開かな。

あー、っていうよりも、きっと、禰豆子が母性を発揮して、聞き分けのない赤子に戻った無惨を、よしよし、とばかりに抱きしめて、受け止めてあげて、いわば昇天させてあげる、という展開だな、きっと。

だって、少なくとも無惨の悪事の原点には、今回の冒頭でさらっと触れられた、彼の生に対する執着があるわけだから。

そのネジ曲がった意志をきちんと認めてあげれば、きっと彼の悪を浄化してやれる、という展開。

無惨は、単に他の人間が羨ましかったボッチでしかなかった、ということ。

これもまた、王道といえば王道。

でも、ママに抱かれたバブー!と言ってニコニコする赤子の姿で、物語に決着をつけるなんて、マジで、女性作家でなければやらないことだとは思うから。

若干、あざといけどね。

うん、でも、そうやって、とりあえず、禰豆子が無惨を成仏させて、炭治郎を鬼化から救う、という展開じゃないかな。

その場合、炭治郎は、無惨のおかげで、もれなく左手が再生している、という特典付きの復活になるわけだけどw

で、次の第2部的な展開があるとすれば、やはり、一介の人間でしかなかった無惨を鬼に変えた秘密に迫る、という方向なんだろうな。

まんまJOJO第2部だけどw

で、その任務に、炭治郎と禰豆子がともにあたる。

一応、炭治郎たちの動機を確保するために、炭治郎に鬼化の後遺症が残っていて、それを完治させるために鬼化の秘密に迫らないといけない、という話かな、と。

あ、例の、青い彼岸花、だっけ?

それを探す旅になるんじゃない?


正直なところ、作者は、無惨死す!、で終わらせてもいいと思っているかもしれないけれど、商業的な理由から、多分、編集部は引き伸ばしを考えていて、ベタにJOJOオマージュで延長を正当化しようとするんじゃない?

JOJOからして、そもそもジャンプに連載されていたわけだしw

そこは編集部的には躊躇する理由はないし。


ということで、次回、禰豆子がどう動くか・・・、だな。

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鬼滅の刃 第200話 『勝利の代償』 感想: ここからは炭治郎と岩・恋・蛇の四人が鬼化の展開か?

2020-03-30 14:23:51 | 鬼滅の刃
冒頭であっさり無惨ベビーwが、朝日を浴びて雲散霧消。

そして、勝利の雄叫び!

続いて、岩、恋、蛇、風が、三途の川を渡ろうとし、どうやら風柱だけが拒否された模様。

一方、伊之助、善逸はしぶとく生き残り、右腕を失った義勇もなんとか命をつないだ。

で、問題は、炭治郎。

顔を上げずに座り込んだままの姿勢で、しかし、どうやら脈はない。

そして、ようやく現れた禰豆子。。。

さて、次回どうなる?

・・・って展開だったんですけど!

え? ホントに無惨様、撃沈?


うーん、これ、マジでどうするのだろう?

思い切りJOJOテンプレで行けば、次回、顔を上げた炭治郎の右半分が無惨の顔になっていて、なんと、無惨はしぶとく生きていた!、ということになりそうなのだが。。。

なんとなくだけど、今回の冒頭の見開きタイトルページの、右側に配置されていた、炭治郎、悲鳴嶼、伊黒、甘露寺、の4人は、無惨がばらまいた無惨の血液、という「寄生体の原体」によって、それぞれ、人間と鬼のハーフのような存在になって、しかし、指揮系統は、炭治郎の中に残った無惨からだされそうなので、4人で、新たな「半鬼連合」とか作りそうな気がするんだよなぁ。

いや、普通に考えて、やはり、無惨にも最初、鬼に墜ちた瞬間があったわけで、つまり、無惨ももとは人間であって、生まれたときから鬼であったわけではないので。

なので、鬼になる理由・原因が絶対あるはず。

というか、だからこそ、逆に、禰豆子をもとの人間に戻すことができたということかと。

まぁ、世の中、コロナウイルスが大問題になっている時に「寄生」の話をするのは、いろいろと面倒な気もするけれど。

でも、最後の無惨の超怪獣変化とか、その前の、上弦の壱やら弐やらの振る舞いを見ると、これ、鬼の正体となると、展開的にはガチで『寄生獣』のような方向に向かうような気もするのだよね。

だから、もともと無惨を鬼にしたもとのウイルスのような存在が、今度は、恐ろしく神体強度の高い炭治郎と三人の柱に棲み着いて生きながらえる、という展開。

で、見開きの左側に配置された、禰豆子、不死川、義勇、伊之助、善逸が、中心になって、かつての戦友だった炭治郎たち4人と対峙する、という展開じゃないかなぁと。

これが奮っているのは、不死川と義勇という柱の中でも犬猿の中だった二人が手を組まなくちゃいけないとか、不死川が多分かつて鬼として刺した禰豆子を弟子として育て上げるんじゃないかな、とか、あれこれ想像できてしまうから。


なぜなら、今までの反目を覆してでも、炭治郎たちをもとに戻したい、それがだめなら自分たちの手で倒したい、という点で共通の目的を強く持つから。

まさに利害が一致したからこそ、今までとは異なるつながりを作り上げることができる。


というか、そうでもしないと、この終盤の最もだいじなところで、禰豆子が全く登場しなかったのはなぜか?となってしまうから。

そもそも、父の霊?たちに押されて、禰豆子は、炭治郎を助けるために、ここまでやってきたはずだから。

その父の霊との約束を果たすことが、今度は、禰豆子の動機になるように思えるんだよね。

一方、炭治郎側につく半鬼の元柱の3人の場合、炭治郎もそうだけど、鬼化を受け入れることで、多分、失った身体は復活するから。


あと、無惨をもともと鬼にした「寄生体」からすれば、日の呼吸に連なる「呼吸を使う鬼殺隊の剣士」たちは、数百年来の天敵だったはずで、それを克服することは大きな進化になるから。

まぁ、そこまでいくと、完全にJOJO第2部のカーズのようになってしまうわけだけど。

でも、まぁ、それくらいのいやらしい因縁ある展開は、この実はドSの作者だったら、やってくると思うのだよね。

ということで、晴れて200回で無惨を消滅させたところで、次回、本当の「勝利の代償」が明らかにされる、ということかな。

さて、炭治郎が顔を上げたら、どんな顔をしているのだろう?

なんか、もう荒木飛呂彦風の「ズドドドドドドドドド」という感じの擬音しか聞こえて来ないのだけどw

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鬼滅の刃 第199話 『千年の夜明け』 感想: やっぱり無惨様は炭治郎に寄生してしぶとく生き延びるんじゃない?

2020-03-23 13:50:23 | 鬼滅の刃
もはや日の出までの持久戦と化していた「VS無残戦」だけど、鬼滅隊はなんとか日の出まで無惨の足止めに成功。

最後に、ほとんど無駄な抵抗なのだけど、無惨が身体を着膨れさせるように肥大化させて逃亡しようとしたけれど、その姿がほとんど赤ん坊、というのも、作者も趣味が悪いw

というか、この往生際の悪さは、ホント、ディオに似ているなぁ。

巨悪だと思っていたら、性根はただの小悪党だった、という展開。

ともあれ、無惨の衝撃波に左腕を飛ばされた炭治郎も、最後まで右手で刀を手放さずに無惨を刺し続け、結果的にはどうやら、それが止めとなって無惨の討伐に成功した、という模様。。。

「模様」というのは、とりあえず無惨が陽の光で崩壊し始めたところで今回、終わったから。

しかし・・・。

うーん、これ、やっぱり、次回の記念すべき200話目で、無惨が炭治郎の身体を乗っ取って逃亡を図る、という展開になるのか?

マジで、ジョジョ第1部の終わりで、ディオがジョナサンの首をはねて、首から下の身体を奪ったのと同じ展開?

それとも、『寄生獣』のミギーのように、無惨が「ムザー」とかいって、炭治郎の身体に規制したまたま、新章突入?とかの展開?

一応、炭治郎の鬼に対する基本スタンスは、憐れみをもって接する、というものだから、その考えが、無惨に向けられてもおかしくはない。

特に、まだ炭治郎は知らないけれど、すでに禰豆子は人間に戻っているようだから、炭治郎が無惨を討伐する理由もなくなっているといえばなくなっている。

なので、最後に「赦す」可能性はあると思うのだよね。

それこそ、ジョナサンがディオを赦したように。

もっとも、それでもディオはジョナサンの身体を乗っ取って生き延びようとする鬼畜だったわけだけどw

同じ展開が無惨と炭治郎の間にも起こりそうな気がする。

その場合、第2章は、無惨と共生体になった炭治郎が事実上のラスボスで、それを人間になった禰豆子が鬼殺隊入りして、今度は追いかける側に回る、という感じかなー。

いずれにしても、このなんだかズルズルしただらしない終わり方だけはないと思う。

だって、ぜんぜん、日の呼吸で、無惨、やられてないじゃん!

このままでは、基本的には、珠世の数百年続いた怨念が勝利した、ということでしかない。

そういう意味では、今度は、禰豆子が日の呼吸の伝承者になる、という方向かな。

それはさておき、作者、ホントに、容赦なく身体を吹き飛ばすな。

そこに作者の闇を感じるのだけど。。。


ともあれ、次回の200話が、大転換点になるのは間違いないね。

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鬼滅の刃 第198話 『気付けば』 感想: 夜明けまで鬼殺隊という虫けらどもに粘られた無惨様、哀れ…

2020-03-16 13:49:53 | 鬼滅の刃
ひたすら無惨の足止めを試みる伊之助、善逸、そして、炭治郎。

ここに来て、伊之助と善逸が想像以上に踏ん張っているのが少し意外。

いや、気持ちはもちろん分かるのだけど。

この二人も、上弦の鬼との戦いでそれぞれ因縁に気付かされてしまったがゆえに、無惨に対して激しい感情を持つに至ったってことかな。

もちろん、直前に柱たちに救われた、というのもあるだろうけど。

でも、いくら無惨が珠世の薬で弱っているからと言って、柱から見ても格下の伊之助と善逸がここまで踏ん張れるとは思わなかった。

むしろ、物語的には、珠世の薬による弱体化によって、二人にも見せ場を作ったと思っておけばいいのかな。

とはいえ、無惨も簡単にやられるわけもなく、必死の抵抗を示したところで、満を持しての甘露寺と実弥の二人の柱の乱入。

そして、炭治郎の頭を食らおうとした無惨に対して、二人の間に割って入った伊黒。

いやー、これ、さすがに蛇柱は、これで落命だよね?

しかし、もはや無惨が、鬼というよりは、ただの怪物になってしまっていて。

これはこれで、どう決着つけるのだろう。

もっとも、今回全体が、200話でなにかメモリアルな出来事を描こうとするための、文字通りの時間稼ぎにしか思えないところもあったけれど。

さて、次回、日の出を前に無惨はどうなる?

そして、この土壇場でやはり鍵を握るのは、人間になった禰豆子、なんだろうなぁ。

いよいよ次回のラストで登場か?

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