BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法先生ネギま! 完結予想3

2012-02-11 01:20:42 | UQH/ネギま!
というか、ネギの本命=千雨、の続き。

もともとネギま!世界での千雨の位置づけを評価してきたほうだから、その分のバイアスがかかっているとは思うけど、でもまぁ、予想というのは半分は個人的希望のはずだから、いいよねw

で、突然数十年から百年もジャンプするような話になってしまった以上、本命というよりも、両思いってことが大事だと思うのだよね。しかも、両名が自然体で振る舞えること。

ユエやのどか、まきえらにとってのネギはやっぱり一方的な憧れなんだよね。
ネギがいたから強くなれた、成長できた、という感じ。
でもそれでは、ネギとはバランスが取れない。
それに対して、千雨は、朝倉やパルの毒々しさも心得ているから。

てか、千雨って完全にツンデレじゃんw

麻帆良学園の武道会あたりで、ネギ=魔法使い疑惑を示してきた当たりから、実は千雨心理描写は長い歴史がある。内面描写でいったら、明日菜よりも遥かに上でしょう。それに、千雨の心理描写があったからこそ、掛け合いの相手であった茶々丸も、まるで人間らしい存在に変わっていったと思うのだよね。だって、単にエヴァのメイドでしかなかった頃の茶々丸と、この最終話近くの茶々丸とは、それこそ別人だから。それだけ見ても、千雨の存在はネギま!世界の物語に多大に貢献している。そして、ネギ自身も、そのことに気づいてしまっている。

というか、例のネギが闇の魔法を受け止めるかどうかのところで、千雨は明日菜以上にネギの人生に深く関わってしまったわけだから。そのことにネギも深く感謝したわけで。感謝の気持ち、ってやはり大事だと思う。それが絆のきっかけになるというか。

で、逆にこういう展開にしたいから、ネギま!の完結がいきなりの時間跳躍で半年とか数十年、百年、飛ばしたことの理由なんだろうね。

中学生ぐらいの「恋愛」でいけば、恋心だけでラブコメをすればいい。で、それをマジでやったら、あれだけのハーレム状態wなら、青年誌的には修羅場の連続になってしまう。今回の体育祭でのネギへのクラスメイトの強襲がそうであったようにw

でもネギま!の話は、構造的にいきなり皆が百年後を考えなくちゃならないものになってしまった。

だから、今思うと、現実世界への居残り組は、魔法世界経験組がもつ、一種の「老成の境地」から免れるためにあったのだろうね。特に、柿崎やちづ姉あたりは。まぁ、二人は最初から姉キャラとして既に達観しているのでもあるのだがw

まぁ、難しいところだけど、千雨は、自分の気持ちを推し量る上で、常に明日菜を言い訳に使ってきた。魔法世界編に入る前から素直ではなかった。
魔法世界編に入ってからも、明日菜がいないから「やむなく」ネギの代理のセコンド役を果たしてきた。実際、読んでる側もそう思っていたわけだけど、実際には、その「セコンドのふり」が本物になってしまった。
と同時に、ネギの方も彼女の判断を買っていた。だから、素直に千雨を尊敬していたと思う。

だから、実際、明日菜が百年眠ることになった時に、千雨からしたら、じゃ、その百年の間はアタシがあんたの面倒を見てやるよ、先生、とか言って、実際ネギの相談役をずっと行ったのではないかな、と。

もっとも352話の明日菜の130年後の覚醒から、ネギま!の話は、そういった年月の積み重ねの話を要約してあっさり説明することができるようになってしまった。それこそ、童話のように、「その後はみな仲良く暮らしましたとさ、めでたし、めでたし」というトーンに入ってしまったから、いろいろな枝葉は消えて、本質的な関係だけをとりだしてもよくなってしまった。で、そうなると千雨になるということかな。

もちろん、それは周りのバランスもあることで。

委員長やまきえは結構候補だったと思うけど、明日菜が眠ってしまった時点で、とりわけ委員長は、自分だけがネギを専有できないってことに気がづいてしまった。それこそ、親友である明日菜に対して裏切れない、という枷から。

ユエやのどかは先に書いたとおり、彼女らにとっては憧れの対象だから。

亜子もいいポジションにいたけど、いかんせん、ナギのことが引っかかりすぎた。ラカン戦でネギを勝利に導いた女神なので、そこだけ取り上げると実は亜子とネギも深いつながりがあると思うけど、でも千雨までには至らなかった。というか、どこまでいっても亜子とナギの関係だから、実は外伝っぽい話だから。

エヴァは確かにオッズが高かったけど、同様にナギ(本物)の話が重すぎる。さすがにそこはエヴァも操を立てるでしょw

パルや朝倉は論外だし。
刹那や楓は姉キャラだし。
そういう意味では、古菲は惜しかったね。彼女もネギの師匠だったのだが、こちらはあまりに拳と拳の関係に過ぎたw

あーそうか、そう思うとのどかとユエは良いポジションにいたんだな。ただ、この二人に関しては、二人ともネギを好きになってしまったというのが、やっぱりネック。といっても、のどかの可能性は全く消えたわけではないと思うけど。

魔法世界編の最後だけを見れば、のどかとユエの活躍はすごいわけで、これでもしもナギ=造物主救済編でもやっていたら、多分、彼女らが魔法世界編における千雨のようなサポート役を行なっていたかもしれない。その描写があれば話は別だったかもしれない。でも、魔法世界編で実質終了となると、彼女らにとってのネギは成長機会を与えてくれた憧れの人だよね。ネギがナギの背中を追いかけたように。もちろん、その分、切ないわけだが。

ということで、千雨が本命は結構硬いように思う。

繰り返しになるけど、彼女の強みは他の人と違って、明日菜が眠ってしまったことが彼女が自分の感情を素直に表現する理由を与えるから。

神楽坂が目覚めるまでずっと一緒にいてやるよ、と。

もう、これはお約束の展開だよね。全くもって男らしいw

ということで、まただらだらと書いてしまった。さて、次はどうするかな。

そういえば、ネギま!は二週休みだけど、その間に37巻が発売なのね。
このあたりもズルイがうまい。
そこからも色々考えてしまいそうw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする