どんどん面白くなるね、このお話は。
まさにしり上がりに良くなっていくw
原作は未読だし、始まるまでそもそも知らなかった。
タイトルからまたイロモノ的なものかと思っていたのだけど、あに図らんやw、今時珍しいくらいマトモで、真っ直ぐな話。
で、今回見て、あーそうだったのか、と思ったのは、
結局、この話は、落し胤だった子供(娘)が家業(海賊)を継ぐ話なんだよね。
この点で、茉莉香には選択肢は実際にはない。
いや、彼女が海賊船長から見を引くこともできたのだけど、それは巧妙にない話にされた。
で、一旦家業を継ぐとなったらどうなるかというと、先代に仕えていた者たちが、高校生船長を、未熟であることを承知の上で、現場で育てていく。
要するに、ちゃんと大人が子供を尊重しつつ先導する。
正確に言うと、大人/子供という関係ではなく、経験の程度が焦点になる。
でも、もちろん、経験のある人がまずは導き手の役をする。
その上で、茉莉香は自分で判断する。
この一連のリズム、というかサイクルが、見ていて心地よいし、安心させられる。
正直言うと、海賊とタイトルにあるのに、船長になるまでえらく時間をかけていたのに、最初はどうして?と思っていたのだけど、今回を見て、その理由がわかった。
要するに、経験の有無、程度とは別の次元で、茉莉香の判断力ならびに指導力のありか同僚の学生たちとの航海の過程できちんと示しておくことが必要だったから。
そうすることで、茉莉香の中に潜む「船長の器」ともいうべき才能に期待を寄せることができるから。
ま、言ってしまえば、これは、茉莉香の成長物語であり、茉莉香の育てゲーwだということ。
そのために、一つ一つイベントを着実にこなしていく必要がある。
そう思うと、OPの最後の一枚絵が、半分は弁天丸クルー、半分は高校生、というのも納得が行く。縦との関係と横の関係が両方が茉莉香を育てていく。
で、最近ありがちな、いきなりの色恋沙汰とか、文脈無視の百合ネタとかがないのもいい(今週のラグ何とかがそれ)。あるいは、いろいろ話を続けてきたけど結局最後はキミとボクの二人だけだねとか(この間のギル何とかとか)にしない。
要するに、老若男女問わずの、人情モノなんだよね、この物語。
クサイといえばクサイし、古臭いといえば古臭いのは間違いないけど、こういうのがすっかりなくなっていたから、新鮮に見えてくる。
もちろん、この先には、この作品世界なりのきな臭い陰謀のようなものがあって、それに茉莉香をはじめとする弁天丸もまきこまれていき、それなりにシビアな物語になっていくのは間違いないのだろうけど、でも、それでもうまく活劇になってしまいそうな気にさせられる。
ということで、謎の密航者(バレバレのようだがw)から始まる次回が楽しみだ。
というか、この物語、毎回終わりの引きがウマすぎて泣けるほど。
ホント、あざといほどうまいんだよなぁ。
まさにしり上がりに良くなっていくw
原作は未読だし、始まるまでそもそも知らなかった。
タイトルからまたイロモノ的なものかと思っていたのだけど、あに図らんやw、今時珍しいくらいマトモで、真っ直ぐな話。
で、今回見て、あーそうだったのか、と思ったのは、
結局、この話は、落し胤だった子供(娘)が家業(海賊)を継ぐ話なんだよね。
この点で、茉莉香には選択肢は実際にはない。
いや、彼女が海賊船長から見を引くこともできたのだけど、それは巧妙にない話にされた。
で、一旦家業を継ぐとなったらどうなるかというと、先代に仕えていた者たちが、高校生船長を、未熟であることを承知の上で、現場で育てていく。
要するに、ちゃんと大人が子供を尊重しつつ先導する。
正確に言うと、大人/子供という関係ではなく、経験の程度が焦点になる。
でも、もちろん、経験のある人がまずは導き手の役をする。
その上で、茉莉香は自分で判断する。
この一連のリズム、というかサイクルが、見ていて心地よいし、安心させられる。
正直言うと、海賊とタイトルにあるのに、船長になるまでえらく時間をかけていたのに、最初はどうして?と思っていたのだけど、今回を見て、その理由がわかった。
要するに、経験の有無、程度とは別の次元で、茉莉香の判断力ならびに指導力のありか同僚の学生たちとの航海の過程できちんと示しておくことが必要だったから。
そうすることで、茉莉香の中に潜む「船長の器」ともいうべき才能に期待を寄せることができるから。
ま、言ってしまえば、これは、茉莉香の成長物語であり、茉莉香の育てゲーwだということ。
そのために、一つ一つイベントを着実にこなしていく必要がある。
そう思うと、OPの最後の一枚絵が、半分は弁天丸クルー、半分は高校生、というのも納得が行く。縦との関係と横の関係が両方が茉莉香を育てていく。
で、最近ありがちな、いきなりの色恋沙汰とか、文脈無視の百合ネタとかがないのもいい(今週のラグ何とかがそれ)。あるいは、いろいろ話を続けてきたけど結局最後はキミとボクの二人だけだねとか(この間のギル何とかとか)にしない。
要するに、老若男女問わずの、人情モノなんだよね、この物語。
クサイといえばクサイし、古臭いといえば古臭いのは間違いないけど、こういうのがすっかりなくなっていたから、新鮮に見えてくる。
もちろん、この先には、この作品世界なりのきな臭い陰謀のようなものがあって、それに茉莉香をはじめとする弁天丸もまきこまれていき、それなりにシビアな物語になっていくのは間違いないのだろうけど、でも、それでもうまく活劇になってしまいそうな気にさせられる。
ということで、謎の密航者(バレバレのようだがw)から始まる次回が楽しみだ。
というか、この物語、毎回終わりの引きがウマすぎて泣けるほど。
ホント、あざといほどうまいんだよなぁ。