いやー、最高の回だったね。
前半、静かに前回失ったひづるのことを偲びつつ、
そのことを話す場面で、慎平の中に竜之介が移ったことを匂わせる描写をし、
ウシオ救出・復活作戦の概要を皆に説明させる、
という今後の大きな流れを伝えながら
その一方で、
とうとう澪に慎平に対する告白をさせて、結果的に撃沈させつつ、
その澪への反応を通じて、慎平の口から潮/ウシオのことが好きだと言わせた上で、
終盤のウシオ救出作戦の決行につなげ、
その間、ウシオの回想として、慎平が上京する際に喧嘩別れしたことを後悔していたところで、
その恋しくてたまらない慎平その人が自分のことを迎えに来てくれたのだから。
しかもその再会は、暗い海中から一転して明るい空中に移ってからなされ、
シデの攻撃を避けた結果、ウシオと慎平が二人で空と海の青さに囲まれながら落下していく、というのだから。
これもう完璧でしょ!
物語の流れとしても、動きのシークエンスとしても。
ウシオと慎平の再会が、空中の落下中になされる、というのは、ボーイミーツガールもの超定番だしw
いやー、もうびっくりだよ。
しかも、作品全体の流れとしては、前回、ひづるを失う、という精神的大打撃を受けたあとでの、ウシオ復活劇だからね。
そりゃ、慎平だけでなく、読者/視聴者の喜びもひとしお、ってもの。
ホーント、よく練られているよなぁ。
しかも、途中で、失恋した澪の横で、影ミオに「お姉ちゃん消えたらワンちゃんあるかもって聞いた?」なんて言わせて、ちゃんと笑いも取るのだから。
この影ミオのツッコミがいいのは、そう言った影ミオ自身も、ウシオ同様、消えてしまう、というところで。
その影ミオの事情を踏まえれば、単に笑うだけで済まないところが、凄いよね。
あとは、前半の雷の場面で竜之介の存在を匂わせておいて、さして時間をおかずに、根津の前で慎平の中の竜之介が語りかける場面が描かれて、答え合わせも済ませてしまうのも。
キャラどうしのひとつひとつのやり取りを通じて、同時に状況変化も伝えてしまうのだから。
ホント、正しい意味で、ちゃんと文学してるんだよな。
なにもかも主人公に説明させようとする昨今とは大違い。
こういうところは見習ってほしいよね。
あと、今回、へぇー、って思ったのは、原作だとウシオとの再会は、とはいえ、これまでの物語のトーンを反映してもっと陰鬱な感じがしていたのだけど、
アニメの方は色がつくのと動きがあることを反映して、むしろ、再会の喜びを前面に出す形で描かれていたこと。
ここは、モノクロの漫画とカラーのアニメの違いを考えての演出の変化なんだろうな、と思った。
ということで、この作品は、本当に丁寧に作られているな、と再認識した。
作画も全然崩れないしね。
ともあれ、ここから怒涛の最終決戦へ流れ込むわけで、次回がまた待ち遠しい。
原作を読んでしまってもこんなに楽しめる作品って、そうそうないので、むしろ、残り4話となってすでに名残惜しくなってきているw
にしても、空から落下してくる少年と少女・・・王道だよなぁ!
前半、静かに前回失ったひづるのことを偲びつつ、
そのことを話す場面で、慎平の中に竜之介が移ったことを匂わせる描写をし、
ウシオ救出・復活作戦の概要を皆に説明させる、
という今後の大きな流れを伝えながら
その一方で、
とうとう澪に慎平に対する告白をさせて、結果的に撃沈させつつ、
その澪への反応を通じて、慎平の口から潮/ウシオのことが好きだと言わせた上で、
終盤のウシオ救出作戦の決行につなげ、
その間、ウシオの回想として、慎平が上京する際に喧嘩別れしたことを後悔していたところで、
その恋しくてたまらない慎平その人が自分のことを迎えに来てくれたのだから。
しかもその再会は、暗い海中から一転して明るい空中に移ってからなされ、
シデの攻撃を避けた結果、ウシオと慎平が二人で空と海の青さに囲まれながら落下していく、というのだから。
これもう完璧でしょ!
物語の流れとしても、動きのシークエンスとしても。
ウシオと慎平の再会が、空中の落下中になされる、というのは、ボーイミーツガールもの超定番だしw
いやー、もうびっくりだよ。
しかも、作品全体の流れとしては、前回、ひづるを失う、という精神的大打撃を受けたあとでの、ウシオ復活劇だからね。
そりゃ、慎平だけでなく、読者/視聴者の喜びもひとしお、ってもの。
ホーント、よく練られているよなぁ。
しかも、途中で、失恋した澪の横で、影ミオに「お姉ちゃん消えたらワンちゃんあるかもって聞いた?」なんて言わせて、ちゃんと笑いも取るのだから。
この影ミオのツッコミがいいのは、そう言った影ミオ自身も、ウシオ同様、消えてしまう、というところで。
その影ミオの事情を踏まえれば、単に笑うだけで済まないところが、凄いよね。
あとは、前半の雷の場面で竜之介の存在を匂わせておいて、さして時間をおかずに、根津の前で慎平の中の竜之介が語りかける場面が描かれて、答え合わせも済ませてしまうのも。
キャラどうしのひとつひとつのやり取りを通じて、同時に状況変化も伝えてしまうのだから。
ホント、正しい意味で、ちゃんと文学してるんだよな。
なにもかも主人公に説明させようとする昨今とは大違い。
こういうところは見習ってほしいよね。
あと、今回、へぇー、って思ったのは、原作だとウシオとの再会は、とはいえ、これまでの物語のトーンを反映してもっと陰鬱な感じがしていたのだけど、
アニメの方は色がつくのと動きがあることを反映して、むしろ、再会の喜びを前面に出す形で描かれていたこと。
ここは、モノクロの漫画とカラーのアニメの違いを考えての演出の変化なんだろうな、と思った。
ということで、この作品は、本当に丁寧に作られているな、と再認識した。
作画も全然崩れないしね。
ともあれ、ここから怒涛の最終決戦へ流れ込むわけで、次回がまた待ち遠しい。
原作を読んでしまってもこんなに楽しめる作品って、そうそうないので、むしろ、残り4話となってすでに名残惜しくなってきているw
にしても、空から落下してくる少年と少女・・・王道だよなぁ!