BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 14巻完結 感想: 風太郎、何回目覚めれば気が済むの?

2020-04-17 20:24:51 | 五等分の花嫁
ようやく刊行された14巻。

連載時の展開が大きく変わることもなく(←いや、普通のことだけどw)

最後におまけで新婚旅行の飛行機の中で目覚める風太郎。

いや、夢オチのフリを何度すれば気が済むんだよ、全く。

うん、なんか、もう、ホント、どうでもいいかなぁ。

この描き足したところでも、「あなたの新婚旅行」と(作者の便利人形である)五月に言わせるにとどめ、「あなたと四葉の新婚旅行」とは言わせないもてあそびぶり。

ただただ、読者の脳内変換で勝手に妄想させて、あれ、もしかして花嫁は別?とか思わせるのだものね。

なんだろう、それはそれで、もう作者の信じる手法なんだろうけど。

それはもう飽きた。

風太郎は、ホント、とにかくよく寝る「信用のならない語り部/主人公」でしかなかった。

要はディズニーランドのライドみたいなもの。

あ、そこでお化けが出た!、あれ、あのモンスターは何? きゃー、落ちるー!

…なんて感じの絶叫コース。

脳内を興奮させる言葉/セリフをそこら中に撒き散らして、真面目に登場人物たちの心情を読み取ろうとする読者を煙に巻く…、というか、弄ぶタイプの作者。

だって、新婚旅行という「二人だけの」イベントに、なんのてらいもなく五つ子姉妹が同乗してしまうような、非現実的なシーンを描けてしまうくらいだから。

妄想の垂れ流しであって、そこに物語はない。

一貫したストーリーテリングはない。

というか、きっと、そんな物があることを春場ねぎは知らない。

ホント、マンガしか読んだことがないんだろうなぁ、作者は。

このままじゃ、絵師としてしか生き残れないんじゃない、と思ったけど、最後の方、絵も劣化していた(デブになっていた)ので、ちょっと無理かもね。

今のままでは引き出しが少なすぎる。

というか、引き出しがなさすぎる。

もっとも、ディズニーランドのライドだから、その場しのぎの驚きだけでいいのかもしれないけれど。

いやはや、ホント、騙された。

時間、返せよ。

夢オチの何十掛けなんて、作家として不誠実、極まりないよ。
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