前巻の8巻で、多分、後の「新天地を目指す大航海編?」のきっかけとなる「地球球体説」の探求については、「賢者の狼」たる狼の化身ルティアに一任したことで
当面の間、コルは、宗教改革の鍵となる公会議のほうに集中することになった。
それを受けての第9巻は、終わってみれば、そのコルがいよいよ「薄明の枢機卿」の大役を自ら引き受ける決心をする回だった。
要するに、コルが一皮むけて、少年から大人の男の顔をするようになった回。
その分、エーブが嬉しそうだったのは置いておくとしてw
なので、9巻の宣伝文句としての、「偽の薄明の枢機卿が現れて・・・」という問題についても、その解決はあっさりしたものだった。
というか、その解決のために、むしろ、聖堂都市エシュタットの大司教を含めて、皆でコルが聖人のように奇蹟を起こした!といわれるような、大掛かりな芝居を打つことで終わっていた。
なにしろ、わざわざ川の堤を狼になったミューリに破壊させて、人為的に洪水を起こす!なんて力技まぜやってしまったのだからw
もう完全に「やらせw」による、なんちゃって解決w
一応お話的には、教会を一度は非難した市民たちを、何事もなかったかのようにエシュタットで受け入れるための口実として必要だった、ということではあったのだけど。
つまり、エシュタットなりにセキュリティ保全案件だったということでw
しかも、そうすることで、薄明の枢機卿との表立った対立構図を作らないための配慮だったということでw
もう完全にこの世界の支配者階級の思惑による茶番w
にしても、それで人為的に災害を起こす、というのはどうなんだ?とは思ったけどw
まぁ、だから、その、人為的な洪水の発案者は、騎士物語脳wになっているミューリだったのだろうけどw
それがコルを含めて大人が真顔で取り組むのだから、ちょっとねw
いくらコルが自分に求めれている「薄明の枢機卿」という英雄の役を引き受けるための儀式回だったとはいえ、仕掛けも解決方法も大味だったかなぁ、と。
コルの決意の重さを描く、ということなら、途中で、エシュタットとオルブルクの間で小競り合いくらいは起こして、多少の死傷者を出した程度の「惨劇」くらいは必要だったんじゃないかな。
なんていうか、周りが作ってくれたお膳立てにしたがって、コルがしぶしぶ自分の役を引き受けたくらいにしか見えなかったのは、正直、残念だった。
宗教改革や大航海時代など、参考にした史実をみながらプロットの調整をしているのだろうけど、ちょっとねw
多分、聖堂都市エシュタットにしたって、史実的には、神聖ローマ帝国の選帝侯としての大司教を擁したケルンとかがきっとモデルなんだよね?
で、そうなると、コルたちがやってきた島国のウィンフィール王国ってイギリスがモデルだったんだとか今更ながら気づくわけでw
ということで、今回は、とにかく公会議に向けてコルが決意を新たにし、晴れて「薄明の枢機卿」になることが全てだった。
次回はそうなると、いよいよ公会議が開催されるのかね。
それはいいのだけど、できれば平行して、ルティアに託された地球球体説の進捗も描いてほしいのだけどw
でも、それはもしかして別シリーズになるのかな?
当面の間、コルは、宗教改革の鍵となる公会議のほうに集中することになった。
それを受けての第9巻は、終わってみれば、そのコルがいよいよ「薄明の枢機卿」の大役を自ら引き受ける決心をする回だった。
要するに、コルが一皮むけて、少年から大人の男の顔をするようになった回。
その分、エーブが嬉しそうだったのは置いておくとしてw
なので、9巻の宣伝文句としての、「偽の薄明の枢機卿が現れて・・・」という問題についても、その解決はあっさりしたものだった。
というか、その解決のために、むしろ、聖堂都市エシュタットの大司教を含めて、皆でコルが聖人のように奇蹟を起こした!といわれるような、大掛かりな芝居を打つことで終わっていた。
なにしろ、わざわざ川の堤を狼になったミューリに破壊させて、人為的に洪水を起こす!なんて力技まぜやってしまったのだからw
もう完全に「やらせw」による、なんちゃって解決w
一応お話的には、教会を一度は非難した市民たちを、何事もなかったかのようにエシュタットで受け入れるための口実として必要だった、ということではあったのだけど。
つまり、エシュタットなりにセキュリティ保全案件だったということでw
しかも、そうすることで、薄明の枢機卿との表立った対立構図を作らないための配慮だったということでw
もう完全にこの世界の支配者階級の思惑による茶番w
にしても、それで人為的に災害を起こす、というのはどうなんだ?とは思ったけどw
まぁ、だから、その、人為的な洪水の発案者は、騎士物語脳wになっているミューリだったのだろうけどw
それがコルを含めて大人が真顔で取り組むのだから、ちょっとねw
いくらコルが自分に求めれている「薄明の枢機卿」という英雄の役を引き受けるための儀式回だったとはいえ、仕掛けも解決方法も大味だったかなぁ、と。
コルの決意の重さを描く、ということなら、途中で、エシュタットとオルブルクの間で小競り合いくらいは起こして、多少の死傷者を出した程度の「惨劇」くらいは必要だったんじゃないかな。
なんていうか、周りが作ってくれたお膳立てにしたがって、コルがしぶしぶ自分の役を引き受けたくらいにしか見えなかったのは、正直、残念だった。
宗教改革や大航海時代など、参考にした史実をみながらプロットの調整をしているのだろうけど、ちょっとねw
多分、聖堂都市エシュタットにしたって、史実的には、神聖ローマ帝国の選帝侯としての大司教を擁したケルンとかがきっとモデルなんだよね?
で、そうなると、コルたちがやってきた島国のウィンフィール王国ってイギリスがモデルだったんだとか今更ながら気づくわけでw
ということで、今回は、とにかく公会議に向けてコルが決意を新たにし、晴れて「薄明の枢機卿」になることが全てだった。
次回はそうなると、いよいよ公会議が開催されるのかね。
それはいいのだけど、できれば平行して、ルティアに託された地球球体説の進捗も描いてほしいのだけどw
でも、それはもしかして別シリーズになるのかな?