次回の120話では、いよいよ満を持して、トリックスターたる一花が動きだすのだろうか?
もちろん、ぼちぼち動き出してほしい、という願望も込めてのことだけどw
でも、なんかこの118話の気持ち悪い、作り物めいた世界を崩すには、やはり、女優wの一花姉さまに登場してもらうしかないのではないかな。
なんか風太郎くん、硬いなぁ、って。
実際、119話の、告白とばしのいきなりのプロポーズは、四葉も最初、ドン引きしていたように、あまりにもマニュアル通りっぽいw
そのあたりを、お姉さんが指導してあげよう、とかいって、また風太郎をからかうところから入ってほしいのだけど。
でも、真面目な話、今のちょっとお行儀の良すぎる世界を正気にもどすには、一花しかいない気がするんだよね。
それは、もちろん、五月を四葉の世話焼き役から解放させる、という意味でも。
でないと、五月が、自分の本心に沿って行動できなくなるから。
それに、一花って、京都の子のこととかも知っているワイルドカードでもあるからね。
五月が、このまま零奈問題に触れないようなら、その役割は一花がやるしかない。
しかも、一花って、確か、例の「京都の子と風太郎が映っている写真」を、五月が落としたときに、拾っていたよね。
あの写真を五月に返したかどうかはわからないけれど、あの写真を見たとき、何かに気づいた素振りを見せていたから、すでに一花は、あの写真の子が誰か、気づいているはずだよね。
だから、その話を風太郎に(いい加減、最終回が近いのだからw)持ちかける可能性はあるよね。
風太郎くん、昔、会っていたんだね? 私たちと、って具合で。
そこで、例の高3の修学旅行の時の「全部、嘘」発言と絡めて、話を切り出しそうで。
そこで、四葉の口からでも、五月の口からでもなく、京都の子や零奈の話が伝えられる。
そして、それが何かしらの動きのトリガーになる。
いや、どうやら、あの写真の子は四葉ではなく五月ではないか、という見方もあるようで、ちょっとそれはどうだか、まだわからないのだけれど。
確かに五月は修学旅行のとき、清水寺で突然、風太郎に写真を取ろうといって腕を組んでいて、あの場面は、てっきり五月が四葉のことを思い出させようとしていたのかと思っていたのだけれど、可能性としては、五月もあり得る、のかもしれない。
まぁ、夜、七並べをした時に、一花が四葉に「なりすまして」いたことを思えば、どこかで日中、五月が入れ替わっていたけれど、でもその事実に風太郎は気付かなった、という場面がなくはないとは、確かに思うけれど。
なにしろ、「双子の入れ替わり」はミステリーの定番だからね。
ただ、いずれにしても、一花なら、写真の子が誰か、正解を知っているので、さらに言えば、6年前に一花が興味を持った男の子(=風太郎)のことを教えてくれた姉妹が誰なのか、ということも知っているはずだから、彼女が、そのあたりの事情を一気にいっぺんに風太郎に告げる可能性はある。
その結果、例の「零奈問題」の爆弾が爆発する、ということになりそうだよね。
五等分の花嫁 第118話 感想4: 119話以降の展開ではやはり「零奈問題」は爆弾だ
で、その時に、当惑した風太郎を落ち着かせつつ、
それで、風太郎くんは、「本当は」誰が好きなの?
という問いを発しそうな気がするんだよね。
ちょうど、日の出祭二日目の夜の公園で、風太郎に一花が、鐘キスの相手が誰だったら、嬉しいか?と尋ねたのと同じように。
で、後から見れば、あの一花の問いは、翌日に風太郎が四葉を選ぶことを誘導した問いでもあったわけだよね。
裏返すと、常に、風太郎は、五つ子の誰かの発言によって「選ばされる」状況になっていて、本当のところ、誰が気になるのか、自分で「選ぶ」機会や場面が、自然な形で与えられているわけではない。
そういう意味では、彼自身、そろそろ、四葉とのぎごちない「恋人ごっこ」のごっこっぷりに気づいてもいいはずで。
いや、あれはあれで、高校生として初々しい、という評価もあるようだけど。
でも、あの初々しさを、いまさら見せられるために、119話も費やされたとはどうしても思えないんだよね。
何度もいうけど、四葉が、文字通り、なんの裏表もない、天真爛漫の元気っ子、ならわかるけど、でも、彼女が心に深い闇をもっていることは、もう読者は知ってしまっているわけじゃない。
あと、これは傍証でしかないけれど、
風太郎が、夏あたりから、急に「恋愛マニュアル」に頼っているシーンが増えているのって、あれはあれで、風太郎が、恋ってこういうものだろ、とカタチから入ってしまっていることを(あからさまに)伝えるための描写だと思うのだよね。
すでに、読者は、風太郎が、勉強バカであることも知っているわけだから。
とすれば、今の状況が、五つ子から選択を強いられ、しかたないからマニュアルに頼って正解を書いたつもりになっている、と解釈するほうがあっているでしょ。
そこで気になるのが、113話の、例の、武田と前田との対話であった、「誰から見分けられたのか?」と「誰が好きなのか?」の問いを尋ねられた時の、風太郎の硬直した顔ね。
あれは、明らかに、二つの問いの答えが違っているからで。
で、この作品における(巷にあふれる恋愛マニュアルではない)「愛の黄金率」は、
「愛さえあれば(五つ子を)見分けられる」
というやつ。
で、それだけが唯一、自分でも思いもよらない解を引き当てるためのルールのはずで。
そして、それが、唯一、風太郎と五月を、本人たちの疑心暗鬼の気持ちを抑えたうえで、素直に相手のことを認めるための尺度のはずで。
だってさ、
風太郎が、林間学校のとき、一花に変装した五月に気づいたとき、後で二乃がはっきりいいっていたけど、「あたしたちでも気付かなかった」って言っていたのだから。
もちろん、二乃は、スキーをする格好でゴーグルやらなんやらでわからなかったから、と理由はちゃんと述べていたけど。
でも、それはつまり、あの林間学校の時点で、風太郎は、五つ子の誰よりも深く、五月のことを心配していた、ということだよね。
だって、あのときは、皆、五月が、どこかでコースアウトして遭難しているんじゃないか、と思っていたわけで、その五月をきちんと見つけ出して、事なきを得たことができたのは、風太郎のおかげだったのだから。
そして、その一部始終に対して、五月は、自ら風太郎の寝ている部屋に忍び込んで、(結果的には五つ子全員になったけど)「結びの伝説」をきちんとこなしていたのだから。
そのときから、五月がときめいていたことは明確でしょ。
そして、読者としては、そういうプロセスがきちんと描かれてきた子が最終的に選ばれてほしいのは当然のこと。
その点、四葉は、基本的に「忍ぶ恋」でしかも風太郎と再会したときから「風太郎ラブ」なので、そのあたりの機微が全くわからないのが、ここに来て、フラストレーションを感じるところなんだよね。
ともあれ、あとは、これで最初の一花再臨の話に戻るのだけど、この、林間学校で、五月の父親不信からくる男性不信、はては風太郎を今ひとつ信じられないと頑なに壁をつくっていた五月が、風太郎と雪どけする最初のきっかけを与えたのが、ほかでもない一花だったんだよね。
もっといえば、この時触れられた「父親不信」の話は、後日、日の出祭中に起こった「無堂襲撃事件w」を通じて、五月はなんとか超えることができたわけだけど、その五月の行為の背中を押したのは風太郎だったんだよね。
だとすれば、最後の最後で、風太郎「くん」と五月「ちゃん」の間を取り持つのは、やはり「お姉さん」たる一花の役割だと思うのだよ。
ということで、最終話までの、一花の今一度の活躍に、期待したい。
あと最後に、大事なことだから繰り返すけど、
「愛さえあれば、わかる!」
はこの物語の黄金率。
これに戻らずして、物語が閉じるわけがない。
もちろん、ぼちぼち動き出してほしい、という願望も込めてのことだけどw
でも、なんかこの118話の気持ち悪い、作り物めいた世界を崩すには、やはり、女優wの一花姉さまに登場してもらうしかないのではないかな。
なんか風太郎くん、硬いなぁ、って。
実際、119話の、告白とばしのいきなりのプロポーズは、四葉も最初、ドン引きしていたように、あまりにもマニュアル通りっぽいw
そのあたりを、お姉さんが指導してあげよう、とかいって、また風太郎をからかうところから入ってほしいのだけど。
でも、真面目な話、今のちょっとお行儀の良すぎる世界を正気にもどすには、一花しかいない気がするんだよね。
それは、もちろん、五月を四葉の世話焼き役から解放させる、という意味でも。
でないと、五月が、自分の本心に沿って行動できなくなるから。
それに、一花って、京都の子のこととかも知っているワイルドカードでもあるからね。
五月が、このまま零奈問題に触れないようなら、その役割は一花がやるしかない。
しかも、一花って、確か、例の「京都の子と風太郎が映っている写真」を、五月が落としたときに、拾っていたよね。
あの写真を五月に返したかどうかはわからないけれど、あの写真を見たとき、何かに気づいた素振りを見せていたから、すでに一花は、あの写真の子が誰か、気づいているはずだよね。
だから、その話を風太郎に(いい加減、最終回が近いのだからw)持ちかける可能性はあるよね。
風太郎くん、昔、会っていたんだね? 私たちと、って具合で。
そこで、例の高3の修学旅行の時の「全部、嘘」発言と絡めて、話を切り出しそうで。
そこで、四葉の口からでも、五月の口からでもなく、京都の子や零奈の話が伝えられる。
そして、それが何かしらの動きのトリガーになる。
いや、どうやら、あの写真の子は四葉ではなく五月ではないか、という見方もあるようで、ちょっとそれはどうだか、まだわからないのだけれど。
確かに五月は修学旅行のとき、清水寺で突然、風太郎に写真を取ろうといって腕を組んでいて、あの場面は、てっきり五月が四葉のことを思い出させようとしていたのかと思っていたのだけれど、可能性としては、五月もあり得る、のかもしれない。
まぁ、夜、七並べをした時に、一花が四葉に「なりすまして」いたことを思えば、どこかで日中、五月が入れ替わっていたけれど、でもその事実に風太郎は気付かなった、という場面がなくはないとは、確かに思うけれど。
なにしろ、「双子の入れ替わり」はミステリーの定番だからね。
ただ、いずれにしても、一花なら、写真の子が誰か、正解を知っているので、さらに言えば、6年前に一花が興味を持った男の子(=風太郎)のことを教えてくれた姉妹が誰なのか、ということも知っているはずだから、彼女が、そのあたりの事情を一気にいっぺんに風太郎に告げる可能性はある。
その結果、例の「零奈問題」の爆弾が爆発する、ということになりそうだよね。
五等分の花嫁 第118話 感想4: 119話以降の展開ではやはり「零奈問題」は爆弾だ
で、その時に、当惑した風太郎を落ち着かせつつ、
それで、風太郎くんは、「本当は」誰が好きなの?
という問いを発しそうな気がするんだよね。
ちょうど、日の出祭二日目の夜の公園で、風太郎に一花が、鐘キスの相手が誰だったら、嬉しいか?と尋ねたのと同じように。
で、後から見れば、あの一花の問いは、翌日に風太郎が四葉を選ぶことを誘導した問いでもあったわけだよね。
裏返すと、常に、風太郎は、五つ子の誰かの発言によって「選ばされる」状況になっていて、本当のところ、誰が気になるのか、自分で「選ぶ」機会や場面が、自然な形で与えられているわけではない。
そういう意味では、彼自身、そろそろ、四葉とのぎごちない「恋人ごっこ」のごっこっぷりに気づいてもいいはずで。
いや、あれはあれで、高校生として初々しい、という評価もあるようだけど。
でも、あの初々しさを、いまさら見せられるために、119話も費やされたとはどうしても思えないんだよね。
何度もいうけど、四葉が、文字通り、なんの裏表もない、天真爛漫の元気っ子、ならわかるけど、でも、彼女が心に深い闇をもっていることは、もう読者は知ってしまっているわけじゃない。
あと、これは傍証でしかないけれど、
風太郎が、夏あたりから、急に「恋愛マニュアル」に頼っているシーンが増えているのって、あれはあれで、風太郎が、恋ってこういうものだろ、とカタチから入ってしまっていることを(あからさまに)伝えるための描写だと思うのだよね。
すでに、読者は、風太郎が、勉強バカであることも知っているわけだから。
とすれば、今の状況が、五つ子から選択を強いられ、しかたないからマニュアルに頼って正解を書いたつもりになっている、と解釈するほうがあっているでしょ。
そこで気になるのが、113話の、例の、武田と前田との対話であった、「誰から見分けられたのか?」と「誰が好きなのか?」の問いを尋ねられた時の、風太郎の硬直した顔ね。
あれは、明らかに、二つの問いの答えが違っているからで。
で、この作品における(巷にあふれる恋愛マニュアルではない)「愛の黄金率」は、
「愛さえあれば(五つ子を)見分けられる」
というやつ。
で、それだけが唯一、自分でも思いもよらない解を引き当てるためのルールのはずで。
そして、それが、唯一、風太郎と五月を、本人たちの疑心暗鬼の気持ちを抑えたうえで、素直に相手のことを認めるための尺度のはずで。
だってさ、
風太郎が、林間学校のとき、一花に変装した五月に気づいたとき、後で二乃がはっきりいいっていたけど、「あたしたちでも気付かなかった」って言っていたのだから。
もちろん、二乃は、スキーをする格好でゴーグルやらなんやらでわからなかったから、と理由はちゃんと述べていたけど。
でも、それはつまり、あの林間学校の時点で、風太郎は、五つ子の誰よりも深く、五月のことを心配していた、ということだよね。
だって、あのときは、皆、五月が、どこかでコースアウトして遭難しているんじゃないか、と思っていたわけで、その五月をきちんと見つけ出して、事なきを得たことができたのは、風太郎のおかげだったのだから。
そして、その一部始終に対して、五月は、自ら風太郎の寝ている部屋に忍び込んで、(結果的には五つ子全員になったけど)「結びの伝説」をきちんとこなしていたのだから。
そのときから、五月がときめいていたことは明確でしょ。
そして、読者としては、そういうプロセスがきちんと描かれてきた子が最終的に選ばれてほしいのは当然のこと。
その点、四葉は、基本的に「忍ぶ恋」でしかも風太郎と再会したときから「風太郎ラブ」なので、そのあたりの機微が全くわからないのが、ここに来て、フラストレーションを感じるところなんだよね。
ともあれ、あとは、これで最初の一花再臨の話に戻るのだけど、この、林間学校で、五月の父親不信からくる男性不信、はては風太郎を今ひとつ信じられないと頑なに壁をつくっていた五月が、風太郎と雪どけする最初のきっかけを与えたのが、ほかでもない一花だったんだよね。
もっといえば、この時触れられた「父親不信」の話は、後日、日の出祭中に起こった「無堂襲撃事件w」を通じて、五月はなんとか超えることができたわけだけど、その五月の行為の背中を押したのは風太郎だったんだよね。
だとすれば、最後の最後で、風太郎「くん」と五月「ちゃん」の間を取り持つのは、やはり「お姉さん」たる一花の役割だと思うのだよ。
ということで、最終話までの、一花の今一度の活躍に、期待したい。
あと最後に、大事なことだから繰り返すけど、
「愛さえあれば、わかる!」
はこの物語の黄金率。
これに戻らずして、物語が閉じるわけがない。