18巻あたりから本格的に天魔大戦が始まって、VSフェルドウェイの最終決戦、って感じなのだけど、VS天使編は、とにかくなんかわかりにくい。
刊行されて直後くらいには手に入れていたのだが、いかんせん、全く読み進めることができなくて、今日までかかってしまった。
いや、だって、今までにないくらい、ものすごく読みにくかったのだから、仕方がない。
さすがは作者がスランプだったってことだけのことはある。
全体の構成も悪ければ、各章のプロットもなんか変。
その上、個々の文章がほとんど悪文、というのだから、さすがにちょっとひどい。
でも、最大の理由は、作者が3人称視点の文章がほとんど書けないことにある。
それはウェブ版を読んだときにも思ったことだけど。
要するに、リムル視点の一人称で書かれたところは、ちゃんと緩急があって、シエルさんとのやり取りも含めて、リムルの独白+内面対話で、リムルの前で起こっている状況を説明しながら、ちゃんと戦いなりギャグなりが進められるので、ほとんどストレスなしで読める。
対して、リムル以外の登場人物が話の中心になったときは、基本、3人称で書かれるので、どうしても地の文で状況説明を書くことになるのだけど、これが、とにかくテンポが悪い。
加えて、新参の強敵がたくさん出てくるので、ほとんどその姿がイメージできず、結果、読む速度が極端に遅くなる。
しかも、リムル以外の人物たちの振る舞い自体も、さして面白いものではなくなって、全然読み進められない。
あと、天使側の連中が、どれもこれも強敵ばかりなので、たとえばリムル陣営であれば、「原初の悪魔」たちですら苦戦するレベル。
そうなると、リムルが出てこない戦いには、全く爽快感がなくなってしまう。
とにかく、戦況を拡大させすぎ。
では、リムルは何をしているかの、というと、ほとんど暴走したミリムを抑えようとしていることだけ。
しかも、ミリムがすごすぎるので、リムルでもミリムと戦闘することはなく、結果、まったく面白くない。
ということで、ホント、つまらなかったんだよw
乱戦状態と言う意味では、実はVS帝国戦とあまり変わらないはずなのだけど、あのときは、ちゃんと読み応えがあったんだよね。
リムルVSヴェルグリンドをメインに置きながらも、カレラVS近藤戦とか、どれもタイマンだったので、多少もたもたしたところはあったものの、わりとサクサクとしょうかされていた。
しかも、それぞれのタイマンで、新規に覚醒したカレラたち悪魔の新技とかも披露されて、タイマンにちゃんと、物語構成的にも意味があった。
でも本巻の天使軍との戦いについては、敵の方が、基本的に格上すぎなので、どこも持久戦しかできず、全然サクサク進まない。
というか、事実上、リムルとヴェルドラ、それにぎりぎりベニマルくらいしか、そもそも戦闘が成立しない相手ばかり。
さすがにそれではほとんどカタルシスがない。
そのうえ、ベニマルたちへの助力やアドバイスが、リムルではなく、ほとんどシエルで、しかも、シエルとのやり取りで、いつの間にか、シエルにアルティメット・スキルを再構築されてしまう。
リムルの出番もなく、ただシエル先生が、マッドサイエンティストよろしく、勝手にいろいろな権能を各自に与えてしまう。
正直、作者の描写力が全然追いついていないのがイタイ。
これで残り2巻で終わりの予定だというのだから、最終章は蛇足になりそうな予感。
残念すぎる。
とにかく天使側に新キャラを続々と用意したのは、失敗。
15巻とか16巻とか、結構、面白かったんだけどなぁ。
刊行されて直後くらいには手に入れていたのだが、いかんせん、全く読み進めることができなくて、今日までかかってしまった。
いや、だって、今までにないくらい、ものすごく読みにくかったのだから、仕方がない。
さすがは作者がスランプだったってことだけのことはある。
全体の構成も悪ければ、各章のプロットもなんか変。
その上、個々の文章がほとんど悪文、というのだから、さすがにちょっとひどい。
でも、最大の理由は、作者が3人称視点の文章がほとんど書けないことにある。
それはウェブ版を読んだときにも思ったことだけど。
要するに、リムル視点の一人称で書かれたところは、ちゃんと緩急があって、シエルさんとのやり取りも含めて、リムルの独白+内面対話で、リムルの前で起こっている状況を説明しながら、ちゃんと戦いなりギャグなりが進められるので、ほとんどストレスなしで読める。
対して、リムル以外の登場人物が話の中心になったときは、基本、3人称で書かれるので、どうしても地の文で状況説明を書くことになるのだけど、これが、とにかくテンポが悪い。
加えて、新参の強敵がたくさん出てくるので、ほとんどその姿がイメージできず、結果、読む速度が極端に遅くなる。
しかも、リムル以外の人物たちの振る舞い自体も、さして面白いものではなくなって、全然読み進められない。
あと、天使側の連中が、どれもこれも強敵ばかりなので、たとえばリムル陣営であれば、「原初の悪魔」たちですら苦戦するレベル。
そうなると、リムルが出てこない戦いには、全く爽快感がなくなってしまう。
とにかく、戦況を拡大させすぎ。
では、リムルは何をしているかの、というと、ほとんど暴走したミリムを抑えようとしていることだけ。
しかも、ミリムがすごすぎるので、リムルでもミリムと戦闘することはなく、結果、まったく面白くない。
ということで、ホント、つまらなかったんだよw
乱戦状態と言う意味では、実はVS帝国戦とあまり変わらないはずなのだけど、あのときは、ちゃんと読み応えがあったんだよね。
リムルVSヴェルグリンドをメインに置きながらも、カレラVS近藤戦とか、どれもタイマンだったので、多少もたもたしたところはあったものの、わりとサクサクとしょうかされていた。
しかも、それぞれのタイマンで、新規に覚醒したカレラたち悪魔の新技とかも披露されて、タイマンにちゃんと、物語構成的にも意味があった。
でも本巻の天使軍との戦いについては、敵の方が、基本的に格上すぎなので、どこも持久戦しかできず、全然サクサク進まない。
というか、事実上、リムルとヴェルドラ、それにぎりぎりベニマルくらいしか、そもそも戦闘が成立しない相手ばかり。
さすがにそれではほとんどカタルシスがない。
そのうえ、ベニマルたちへの助力やアドバイスが、リムルではなく、ほとんどシエルで、しかも、シエルとのやり取りで、いつの間にか、シエルにアルティメット・スキルを再構築されてしまう。
リムルの出番もなく、ただシエル先生が、マッドサイエンティストよろしく、勝手にいろいろな権能を各自に与えてしまう。
正直、作者の描写力が全然追いついていないのがイタイ。
これで残り2巻で終わりの予定だというのだから、最終章は蛇足になりそうな予感。
残念すぎる。
とにかく天使側に新キャラを続々と用意したのは、失敗。
15巻とか16巻とか、結構、面白かったんだけどなぁ。