前巻では一休みしたオリバーたちの決闘リーグもいよいよ決勝リーグへ。
その全てで示されたのがオリバーの非凡な能力。
ユルシュル=ヴァロワといういかにも目がいっちゃってるクーツ流の騎士の猛攻を、彼女のクーツ流の根幹を見極めるまで耐えに耐えて、最後はむしろそれに合わせて斬り伏せた。
しかも「見極め」に重点を置いた結果、「情報戦」とまでいう始末。
つまり、オリバーの視点にたてば、彼自身もまた板状の駒に過ぎない、ということで。
戦局を見極め、最終的には勝利する、ということは、「決して負けない」戦略を遂行する。
それも半ば体に染み込ませた習慣として、無意識のうちにも。
同じことは、決勝のアンドリューズ戦でも起こっていた。
ただし、こちらはアンドリューズが終始、そのオリバーの「不敗の剣」に痺れながら、とにかく一太刀入れたいという思い(想いw)でいっぱいのラブラブな剣筋だったw
ヴァロワの剣がずっと、最強の流派クーツ流を極めた天才のアタクシが、凡夫のくせに何故か人気の地味男オリバー=ホーンを今すぐ潰したくて仕方がない、という逆恨みで駆動されていたのとは正反対w
こういう対象的な描写も面白かった。
まぁ、ヴァロワ戦を経てのアンドリューズ戦、という流れで行けば、ヴォロワ戦の狂信ぶりは、続くアンドリューズ戦をより尊いものとして演出するための布石だったようにも思えるけどw
でも、とにかく、このVSヴァロワ戦ならびにVSアンドリューズ戦を通じて、オリバーは彼の剣技がいぶし銀のものであることを示したわけで。
その「老練ぶり」は、多分、一流の魔法剣士でしかわからないという点で、教師であるルーサー=ガーランドやセオドール=マクファーレンには気づかれてしまったようだけど、この気付きは、例の「ダグラス/エンリコ殺害犯」探しにおいて何らかのヒントになってしまうのだろうか?
・・・と、もっぱら、オリバーのいぶし銀の勇姿が描かれた9巻だったのだけど、そうしたオリバーの姿にもう体が火照って仕方がない、という反応をダイレクトに示してきたのがナナオw
そりゃ、目の前で「相愛の剣w」を交わしているオリバーとアンドリューズを見たら、いてもたってもいられなくなるよねw
真剣の殺し合いを半ば性交のように甘美なものと感じているナナオからすれば、オリバーとアンドリューズの剣技のやり取りは、もう目の前でBLがくりひろげられていたようなものだったのだろうな、とw
ある意味、ナナオ、台無しだろ、それじゃあw
と笑うしかないくらいの、ナナオの肉食系女子的なオリバーへの接吻攻撃だったw
これ、単純に猛烈な壁ドンだし、さらにいえば半分くらい逆レイプに及んだようなものだけど、大丈夫なのか?
どう考えても、この後、ナナオとオリバーの間で一波乱は避けられない。
・・・と思っていたのもつかの間、このナナオの蛮行wを覆すように起こったのが、異界からの襲撃と、その異界からの「渡り」とまで交流を図ろうとフラフラとその「渡り」との接触を断行したカティの狂気w
いやいやいや、そこまで追い打ちかけるか?というほどの急展開で。
しかも、そのカティをギリギリのところで救ったのが、本巻の冒頭ですっかりオリバーにたらしこめられてしまった、女装癖のボクっ娘で毒殺魔という多重属性持ちのティム先輩だったというオチ。
そのティムから、気をつけろ、魔に呑まれるぞ、と警告されることの恐ろしさ。
しかもそのカティを案じて箒でタンデムを決め込んだオスカーが耳にした、カティの「神様の声を聞いた」という一言。
確かにその時、カティがどんな顔をしていたのか、直視しなくてすんだのは、カティとの関係を継続させていく上では、偶然とはいえ決定的だったことだろう。
ということで、決闘リーグすげぇ、オリバーすげぇ、と思っていたのは、いわば本巻の盛大な長い前フリに過ぎず、その後に、ナナオとカティからの猛攻と追撃が待っていた、という超展開w
最後にカティが魔に飲まれる可能性が言及されていたけど、見かたによってはナナオの死合い待望ぶりも、すでに魔に片足持っていかれているようなものだよね。
となると、オフィーリアとサイラスの2つの事件を経て、いよいよ剣花団も魔に呑まれる危機に直面していく、という流れなんだろうなぁ。。。
あ、そうそう、決闘リーグの祝勝会で、テレサたち二年生たちも参加していたのだけど、彼らもこれからオリバーたちと学園でやり取りするようになるのだろうか?
特にテレサは、隠密であるにもかかわらず表舞台でもオリバーのそばにあるというのはどうなのか?
テレサはテレサで異様なまでにオリバーを慕っているのが気になる。
これまではシャノンとグウィンが緩衝材になっていたけど、直接オリバーとつながるとなると暴走しそうだよな。
まぁ、テレサの同級生チームもオリバーたちとお近づきになったので、今度は彼らが緩衝材になるのかもしれないけれど。。。
ともあれ、いよいよ魔に呑まれる頃合いか・・・
という怖さをつのらせながら、10巻に向かう。
いよいよユーリとの対決?みたいだけど、どうするオリバー?!
その全てで示されたのがオリバーの非凡な能力。
ユルシュル=ヴァロワといういかにも目がいっちゃってるクーツ流の騎士の猛攻を、彼女のクーツ流の根幹を見極めるまで耐えに耐えて、最後はむしろそれに合わせて斬り伏せた。
しかも「見極め」に重点を置いた結果、「情報戦」とまでいう始末。
つまり、オリバーの視点にたてば、彼自身もまた板状の駒に過ぎない、ということで。
戦局を見極め、最終的には勝利する、ということは、「決して負けない」戦略を遂行する。
それも半ば体に染み込ませた習慣として、無意識のうちにも。
同じことは、決勝のアンドリューズ戦でも起こっていた。
ただし、こちらはアンドリューズが終始、そのオリバーの「不敗の剣」に痺れながら、とにかく一太刀入れたいという思い(想いw)でいっぱいのラブラブな剣筋だったw
ヴァロワの剣がずっと、最強の流派クーツ流を極めた天才のアタクシが、凡夫のくせに何故か人気の地味男オリバー=ホーンを今すぐ潰したくて仕方がない、という逆恨みで駆動されていたのとは正反対w
こういう対象的な描写も面白かった。
まぁ、ヴァロワ戦を経てのアンドリューズ戦、という流れで行けば、ヴォロワ戦の狂信ぶりは、続くアンドリューズ戦をより尊いものとして演出するための布石だったようにも思えるけどw
でも、とにかく、このVSヴァロワ戦ならびにVSアンドリューズ戦を通じて、オリバーは彼の剣技がいぶし銀のものであることを示したわけで。
その「老練ぶり」は、多分、一流の魔法剣士でしかわからないという点で、教師であるルーサー=ガーランドやセオドール=マクファーレンには気づかれてしまったようだけど、この気付きは、例の「ダグラス/エンリコ殺害犯」探しにおいて何らかのヒントになってしまうのだろうか?
・・・と、もっぱら、オリバーのいぶし銀の勇姿が描かれた9巻だったのだけど、そうしたオリバーの姿にもう体が火照って仕方がない、という反応をダイレクトに示してきたのがナナオw
そりゃ、目の前で「相愛の剣w」を交わしているオリバーとアンドリューズを見たら、いてもたってもいられなくなるよねw
真剣の殺し合いを半ば性交のように甘美なものと感じているナナオからすれば、オリバーとアンドリューズの剣技のやり取りは、もう目の前でBLがくりひろげられていたようなものだったのだろうな、とw
ある意味、ナナオ、台無しだろ、それじゃあw
と笑うしかないくらいの、ナナオの肉食系女子的なオリバーへの接吻攻撃だったw
これ、単純に猛烈な壁ドンだし、さらにいえば半分くらい逆レイプに及んだようなものだけど、大丈夫なのか?
どう考えても、この後、ナナオとオリバーの間で一波乱は避けられない。
・・・と思っていたのもつかの間、このナナオの蛮行wを覆すように起こったのが、異界からの襲撃と、その異界からの「渡り」とまで交流を図ろうとフラフラとその「渡り」との接触を断行したカティの狂気w
いやいやいや、そこまで追い打ちかけるか?というほどの急展開で。
しかも、そのカティをギリギリのところで救ったのが、本巻の冒頭ですっかりオリバーにたらしこめられてしまった、女装癖のボクっ娘で毒殺魔という多重属性持ちのティム先輩だったというオチ。
そのティムから、気をつけろ、魔に呑まれるぞ、と警告されることの恐ろしさ。
しかもそのカティを案じて箒でタンデムを決め込んだオスカーが耳にした、カティの「神様の声を聞いた」という一言。
確かにその時、カティがどんな顔をしていたのか、直視しなくてすんだのは、カティとの関係を継続させていく上では、偶然とはいえ決定的だったことだろう。
ということで、決闘リーグすげぇ、オリバーすげぇ、と思っていたのは、いわば本巻の盛大な長い前フリに過ぎず、その後に、ナナオとカティからの猛攻と追撃が待っていた、という超展開w
最後にカティが魔に飲まれる可能性が言及されていたけど、見かたによってはナナオの死合い待望ぶりも、すでに魔に片足持っていかれているようなものだよね。
となると、オフィーリアとサイラスの2つの事件を経て、いよいよ剣花団も魔に呑まれる危機に直面していく、という流れなんだろうなぁ。。。
あ、そうそう、決闘リーグの祝勝会で、テレサたち二年生たちも参加していたのだけど、彼らもこれからオリバーたちと学園でやり取りするようになるのだろうか?
特にテレサは、隠密であるにもかかわらず表舞台でもオリバーのそばにあるというのはどうなのか?
テレサはテレサで異様なまでにオリバーを慕っているのが気になる。
これまではシャノンとグウィンが緩衝材になっていたけど、直接オリバーとつながるとなると暴走しそうだよな。
まぁ、テレサの同級生チームもオリバーたちとお近づきになったので、今度は彼らが緩衝材になるのかもしれないけれど。。。
ともあれ、いよいよ魔に呑まれる頃合いか・・・
という怖さをつのらせながら、10巻に向かう。
いよいよユーリとの対決?みたいだけど、どうするオリバー?!