このページと次のページの写真をクリックして見てください。どちらも数珠ロザリオ(注)を持っていますが、次ページの人はイスラーム教徒でこのページの人はキリスト教徒です。イスラーム教徒の人に聞いてみるとこの珠は33個あるとのことでした。そこで現地ガイドのニダールさんに尋ねてみました。昔、キリスト教徒であった時代の名残で33の数字もイエスの磔刑の時の年齢だとのことでした。キリスト教徒の人に尋ねて見ました。一つ一つの珠を数えることの意味を説明(難しい)してくれた後、イスラーム教徒の場合、半分は暇つぶしだよ、といっていました。
レバノンのベイルートでの話です。アレクサンダー大王の刻印をした古コイン(偽物?)を売っていた人に、キリスト教徒か、イスラーム教徒かを聞いてみました。イスラーム教徒と答えましたが、次に憤然として天(太陽?)を指差し、天の下にイスラーム教徒もキリスト教徒も同じレバノン人だと叫びました。今回の旅行中最も印象深く、感動的な瞬間でした。
(注)ロザリオには、聖母への祈りを連ねて唱えることで、聖母マリアに霊的なバラの冠を捧げる、という意味がある。同時に、その祈りの際に祈りの回数を確認するために用いる数珠状の用具をロザリオという。(カトリック教徒のみ、プロテスタントにはない)(ウイキペディアより)