学校は夏休みで子供たちには会うことはできませんでしたが、校長がわざわざ出向いてくれて校長室で話を聞くことができました。
生徒数は小、中、高の一貫校で約500人、将来的には短大も設置の予定でその要地も確保しているとのことでした。 なんといってもこの学校の特徴はイスラーム圏では珍しい男女共学にあります。
これは長谷川夫妻の考えもあってのことでしょうが、もう一つはこの地方にはイスラーム教イスマイール派の人たちが多いことにその理由があるようです。イスマイール派については後に少し紹介する予定ですが、この派は男女差別が少ないのです。したがってこの地方では男女の進学率も同じで、南部(都市は南部)の大学に進学する女性も多く南部の大学でこの地方出身者の女子の占める割合は高いそうです。 この学校は授業料を徴収しますが、評判が良く入学希望者が多く入学試験を行うようになり私の感じでは一種のエリート校になってきているような印象を受けました。
また、この学校の存在が刺激になり後日紹介の予定のアガ-・カン財団が無料の学校を建てつつあるそうです。
校長の背後にある写真はパキスタン建国の父「ジンナー」です。