ついでにモロッコの民族構成について紹介しておきます。公式の記録はありませんがアラブ系65%、ベルベル系35%とされています。ベルベル人とは北アフリカの先住民で基本的にはヨーロッパ人と同じコーカサイド系とされていますが不明な点が多くいろいろ人種が混血していて多分前ページの紹介の少年もベルベル人に分類されているのではないかと思います。2007年6月22日~7月2日(カレンダーをクリックしてください)にかけて紹介したトゥアレグ人もこのベルベル人の中に分類されています。
アラブ系は後にアラビア方面からやっていた人たちです。
なおベルベルとはギリシャ語のバルバロイ(分からない言葉を話す)に由来し英語のバーバリアン(野蛮人)の語源も同じです。ヨーロッパ中世の偉大な神学者、哲学者アウグスチヌスはベルベル人と言われています。
写真は現地ガイドのサラームさんですが、彼に「アラブ?ベルベル?」と尋ねたところ「ボス(both)両方」という返事が返って来ました。も一人の現地ガイドのラシードさんに同じ質問をすると「ミックス」という返事でした。その他幾人かの人に同じ質問をしましたがほとんどの人が同じような答えでした。というわけでかなり混血が進みアラブ、ベルベルの区別はなくなってきているようでした。
伊藤小夜子さんへ。
ブータンへは西遊旅行社で来年の4月2日~4月16日の予定です。ご一緒 しませんか。12名限定ということなので申込金はすでに支払いました。