2009年5月30日にセヴィリアのカテドラルを紹介しました。そのとき以前のモスクの跡に建てられたと述べました。しかしそのモスクに付随する12世紀に造られたミナレットだけはカテドラルの鐘楼として残されました。この97mの旧ミナレットは現在ヒラルダの塔と呼ばれセヴィリアのシンボル的存在になっています。(ミナレットについては2008年6月12日をご覧ください)
余談噺
5月30日にカテドラルの中にコロンブスのお墓があると紹介しましたが、その骨が実際にコロンブスのものかどうかをめぐって近来論争になりました。今までは1899年カリブ海からここに持ち帰られたとされてきました。ところがドミニカ政府が首都サンドミンゴにあると主張して問題になりました。2006年DNA鑑定まで行われ現在ではスペインとカリブ海に分骨されているというのが一応の結論のようです。(この項lonely planetによります)