少し古い記録ですが、1993年の朝鮮日報紙に淑明女子大学のキム・クアナン教授の「尊敬する歴史上の人物」というテーマで国民学校から高等学校までの生徒1800名に対するアンケート調査の結果が載せられました。
男子生徒
1李舜臣 2世宗大王セジョン(朝鮮王朝4代の名君で作りハングルを作りました)3エディソン 4シュバイツアー 5リンカーン
女子生徒
1柳寛順ユグアンスン 2世宗大王 3ヘレン・ケラー 4シュバイツアー 5李舜臣
(「ある日韓歴史の旅」p216より)
ここで注目していただきたいのは韓国人の名前が3人ですがそのうち2名までが日本の侵略に抵抗した人であることです。柳寛順についてはすでに紹介しました。
司馬遼太郎の名著「韓のくに紀行」に次のような文章があります。(文庫判p47~48) 釜山でのことです。
「『では、龍頭山公園に行きましょう』と、ミセス・イムは車へもどりつつ言った。べつに外国人向けの観光地ではないが、私が、李舜臣の銅像をみたいといったので、彼女がそういったのである。」
というわけで、私も龍頭山公園に行きたいと思いました。ツアーコースにはなかったのでおねがいしまし、いったんは拒否されましたが、結局行きことになりました。時間的余裕は充分でした。ここを訪れてもその日のホテル到着は午後4時頃でした。
写真は李舜臣の雄姿です。かれの業績については次回にします。