人口5万7千人の小さな町ショプロンですが、日本語版の観光ガイドブック(28p)あったのには少しびっくりしました。(写真上)「ショプロンのガイドブックはこれまでハンガリー語やドイツ語が主で、日本語版はこのガイドブック初めてのものです[山田1]」(p1)と紹介されていました。
写真左下はショプロンのシンボルとされている「火の見の塔」です。「**火の見の塔の番人は塔の隣の家に住んでいて、火事が起きた時や終わったときは勿論、敵が接近してきた時、貴族が来た時、又ほかの町のワインが入荷する時も合図を(私注―ちょっと面白いですね。理由は?)しなければなりません***」(ガイドブックp2)
なお、この塔の下部に「忠誠の門」があります。この町は近世ではオーストリア=ハンガリー帝国でしたが、第一次世界大戦後、町の帰属は住民投票で決められことになりました。1910年の統計ではドイツ語住民の方がハンガリー語住民より多かったのですが、1921年の住民投票では65%がハンガリーに投票しました。そのことを記念して「忠誠の門」が作られました。
写真右下はシナゴーグ跡です。1526年ここショプロンからユダヤ人は追放されました。現在7人のユダヤ人が住んでいるそうです。(添乗員田村さんのメモ)