マリは馴染みの少ない国なのでほんの少しだけ紹介しておきます。
面積は日本の3.3倍(以下特記しない限り外務省のホームページより)、人口1390万(2005年)、23以上の民族からなる多民族国家、宗教はイスラーム教80%(ウイキペディアでは90%)伝統的宗教(ウイキペディアでは10%)キリスト教(ウイキペディアでは1%)です。言語は旧宗主国のフランス語が公用語で、多数民族の4つの言語が国語となっています。(ウイキペディアによる) 在留日本人17人(2005年)、在日マリ国人128人(2005年)。
言葉では面白い経験があります。後日紹介する予定のドゴン人の集落を訪れた時のことです。マリを通じてのガイドは添乗員と英語ですが、ドゴンでは、ドゴン人ガイド→ドゴン語→当地ガイド、当地ガイド→フランス語→マリガイド、マリガイド→英語→添乗員、添乗員→日本語→我々、ということになります。
なお余談ですが、マリガイド、アブドゥラさん(この名前は以前紹介したことがありますが意味は神の奴隷ですからイスラーム教徒であることはすぐ分かります)はかなり以前になりますがTBS系列で放映されたニジェール川のドキュメンタリ番組に出演した森本哲郎氏の通訳を務めたそうで彼の名刺を見せてくれました。
モプティに戻りますが、前回紹介したようにアフリカのヴェニスですから、写真のような船でニジェール川クルーズとシャレました。ニジェール川はかなりの川幅があり大河ですが水深は浅いようでした。
「西アフリカ」編を再開します。旅程図は2007年6月16日をご覧ください。
またこの「西アフリカ」編の画像はすべてこの旅程図も含めて一度クリックして右下に出る拡大のアイコンをも一度クリックしてご覧ください。
今回紹介するモプティは前回のトンブクトウとは逆に20世紀になってフランスの植民地政策で発展した町で非常に活気を感じました。ニジェール川とバニ川の合流した場所の3つの島からなる町でそのことからアフリカのヴェニスとも呼ばれています。交通の要衝です。人口11万8千人ですが、なぜかウイキペディアの日本語版ではマリ共和国で二番目の人口とあり、英語版では四番目と書いてありました。 写真は活気のある市場の様子です。
なお、前回サハラ砂漠の岩塩の写真をトンブクトウで写したものと書きましたが、このモプティでの写真の間違いでした。訂正します。