風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢松風土曜日教室

2024年06月15日 | 詩吟
オリジナルメンバーの二人は、所用にて欠席です。
期待のビジターさんは、都合でおいでになれなくなったとの連絡が入りました。
ありがたく私だけの時間と致します。

カラオケ屋さんと違って、窓から明るい光と風の入ってくる26℃の部屋で、先ず一声。
エアコンが効いている部屋でもコロナ禍以来窓を細く開ける習慣がつきました。
換気船からの喉へ直撃ではない自然の風をかすかに感じながら、いい調子で
声を出します。
体温の上昇と共にエアコンもどんどん効いてきます。調子に乗って冷やしすぎました。


最近、巻き肩がかなり改善されたため、肩の前側から親指の付け根までが
一直線でつながりました。手のひらを動かすとそれなりに肩と腕とのつながり
部分に刺激が届き、またさらに、腕の動きが良く鳴ります。
胸が上がり開いてきました。
首の後ろの大きなこわばりも少しずつ小さくなってきます。

かなり声の響きが良くなっているように感じます。いくらでも詠えます。
和歌も中音の声がひっくり返らないで、詠えるようになってきました。。。


証人の居ない発声の成果は、自己満足に過ぎないとは先刻ご承知。
転句の段下がりから結句にいたるつながりの声が、息切れしたり、低音が
出にくかったりが、自分でもわかる位改善されていること実感しているので
あながち一人合点ではないとします。

さて、オリジナルメンバーさんへ!
次回は、昇段試験の練習をしましょうね。
暑くなりましたから、お気をつけてね。
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今朝の虎に翼

2024年06月12日 | 徒然に日々のことを
かねてより気になっていたことの公正な情報がもたらされました。
どちらよりでもないこのような情報がどれほどあり難いことか。
あがいている時は、私に寄せた好意的感想が欲しかったので、少し落胆したの
ですが心を落ち着けてゆっくりその言葉をかみしめてみると、心から有り難い
と思いました。
何よりの情報をでした。感謝。


順番が逆になりましたが、
     ー今朝(6月11日火曜日)の寅子さんー
寅子さんの上司の言った言葉を思わずメモを取りました。
    「君も正しい、オレも正しい。わかりあえないことはあきらめる」

それは、餓死した裁判官を「馬鹿だ」と言ったその人の言葉である。

「あきらめる」 「馬鹿」を発したその言葉の後ろに何が潜んでいるのか。
彼の初登場の時、名前に添えられた将来の肩書に、今は議論のそばで居眠りを
していびきをかいている彼がただ物ではないと言う事を暗に匂わせる演出に、
身を乗り出す。
ここから、寅子さんは何を得て、「はて?」と行動を起こすのだろう。


どんなに議論をしても、思いの丈を話し合っても、違う土台に立っているのだ
から相いれる要素はないような今の様子である。

彼は、成し遂げるらしいけれど、先ずは顔を赤くしての飲み会となるのは、
その翌日のエピソードでありました。
寅子さんは呆れているが、、、飲ミニケーション真っ盛りの時代であります。

ちっちゃなことだけれど、この私にも煩わされることがあり、伝わってくる
情報もないままに振り回されていました。
ところが思わぬ筋からの情報により、静かにしていたほうが良いとわかりました。
ドラマのような劇的なことは起こらないし、起こさない方が良いでしょう。
私の件は静観ではなく、「諦める」が良いと思う。

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ビジター参加 自由とわがまま

2024年06月08日 | 詩吟
忘れ物を預かって頂いていたのでうけとるためと、伴奏曲の選定のための
ご協力のために久しぶりに江戸川詩吟道場に出かけました。
コロナ前には、ビジターさんになることに理由付けは無く思いのままに参加
していました。コロナになって、ビジター参加を一切中止していました。
せっかくコロナ明けとなってもビジター参加に理由付けが必要になったのは、
単に私の「気後れ」によります。

芦孝会の「自由の法則」に、時々こうして自身が縛られてしまう。

道場での私の課題は、ことぶき吟詠会の発表吟題です。
初めて、静かに吟じることを宿題として選んだものです。この会は、尺八の
伴奏なので、自分のペースで詠うことが出来ます。
コンクールなどでは、2分以内に吟じ終えなくてはなりませんが、この会は
尺八の生演奏ですから、私主導で私の吟詠についてきてくれます。
そのつもりで吟じたものですから、今日の吟詠は、2分5秒だったそうです。
私に取っては、絶好調の時の吟詠タイムですが、その吟詠はいろんなところが
長すぎるはずです。
さて、それはどこかというと、譜№5に指摘が入りました。もう少し短くそして三半 三の音のうつり代わりを丸くと。
その他にもあるはずですが、残念なことに指摘は一か所のみでした。
今日は、二度とも転句の譜№18の入りの「五」の音程を外しました。
リラックスしてマイペースで吟じたつもりが、適度な緊張すら置き忘れたと
いうことにしておきましょう。
ちょっと反省。ビジターとして生徒になったおかげで自分のことを見直し、
これからの練習への課題を頂きました。ありがとうございました。

お稽古をつけて頂くということは、嬉しく楽しいものですねぇ。
指摘は入れば入るほど、にこにこしてしまいます。

その上、帰りには、とても嬉しくなることを聞きました。
それで、気を取り直して、また明日への力が湧いてきます。
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須藤論語素読の会 三字経

2024年06月05日 | 詩吟
宗代の王伯厚の表した「三字経」
  ー歴史的な事実を三字一句として叙述したものーを学びます。
  
   
                編集 酒井しをり
                揮毫 太田順子
   あとがきより ≪大修館書店HP『漢字文化資料館』加藤敏先生の
           三字経訓読に学び、須藤明実が一行意訳を添えさせて
           頂きました。

        

送り仮名が左に書いてあるのは、須藤先生の考えによります。
右にかながあると、それに目が行って漢字が入ってこないから、あくまでも
かなは参考にしましょう。と。


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山中問答

2024年06月05日 | 詩吟
須藤論語素読の会 愛宕会場今日のテーマは「三字経」

そして、その講座が始まる前に、「山中問答」を取りあげて、解説を頂きました。
そしてそのご私の吟詠を聞いていただきました。

桃の花桃源郷をあらわすとは思わなかった、そして、李白の理想郷とはどんなものであったろうか。
陶淵明の桃花源記は、桃源郷の言葉から想起するこの世ならざるものではなかったこと、
どんどん、須藤世界が広がって、あれ?今はどこ?になって時々置いてけぼりになる。
それほどに、次から次へと思いのひろがる須藤先生の読み解きでありました。
先生の言葉をここに私の筆力では書きおおせません。。。


この山中問答は、足利市雲美術館に巨大な掛け軸となって展示されておりました。
それを見た須藤先生の解説が始まり、目を見張りながらのひと時を過ごしました。

それがきっかけで、それ以後の論語素読の会の前に、須藤先生の選んだ漢詩を
一吟させて頂くと言う事が、決まりごととなりました。

その、山中問答の書との出会いがあったおかげで、今の須藤論語と私たち詩吟
仲間とのつながりがさらに深くなりました。
 
学問として頭で考えることと、もっと心に引き寄せた学びと解釈で漢詩と友達
になることを知り、自在な感性を養うことが、始まりました。
私自身がそのように漢詩と遊べるようになるにはあとどのくらいの時間が必要
なのかなぁ、と。          
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初めのころ

2024年06月01日 | 詩吟
一人でも詩吟を聞いたことがあるという人を増やす。
それが役目と思っていました。
余りに、詩吟を知らない人が居て、先ず、習うとか習わないとかの前に、詩吟を
聞いてもらって『聞いたことが無い」という人を一人ずつ減らすのだと。

そんなささやかな思いでいたことを今日、思い出す機会がありました。
そうよねぇ。
その考え方が膨らんできて、芦孝会の幹事の仕事をするようになり、夢中で
すごしてきました。
今の私と、その頃の私と、どちらが大それたことを思っているのか、あっち側と
こっち側とで、評価が180度変わります。

でもね、つい最近あっち側とかこっち側とか区別をしないと決めたのだから。
無理をしないで楽しく携われることをすればよい。

芦孝会に所属して、責任を果たすなんてことを言わないで、私の出来ることを
無理をせずに続けていればいいのです。
肩肘を張らないで、詩吟体操の理想体型のままに日々を続けることです。
 
一回りして、螺旋の一段上に出てきたのかな。

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夢松風土曜日教室

2024年06月01日 | 詩吟
ビジターお迎え2回目と期待しましたが、残念ながら、今日はいらっしゃいませんでした。
Yさんも、期待していたようでした。
ぜひ来てくださいとお伝えくださいと言付かりました。
私よりも年上の女性の優しい吟詠を間近で聞いて、「吟詠」とは?に目覚めた様子。

今日の、課題は、「塾生に示す」廣瀬淡窓
学生時代、部詩の如くに何度も何度も吟じました。
学びと切磋琢磨、そして苦学生とまではいかなくてもちょっぴり制限のある
中で続けてきた吟詩部の強烈な思いがこもっています。
それは、私の胸の中にだけ納めて、廣瀬淡窓のいうところの共に学ぶ感慨を
表現しましょう。
そして、吟詠に慣れたら、自分自身の思いを投影し、関吟流を詠いましょう。


譜№7と譜№4 との違いを話しました。

話をしながら、あれ?以前は明らかに違うと思い、明らかに違って吟じていた
そう思っていましたが、なんだかおかしい。
違いますよと言いながら、そのお手本を明確に示しているだろうか、そして
説明の言葉が正しく伝わっているだろうか。

こんな、初めての不安を覚える。
まず、衰えたのかと思う、いや、自分の本当の姿が見えてきたのかもとも思う。

この不安感を募らせるはじまりは強烈に伝わって来たある「怒り」のパンチの
せいだと思いたいのですが。。。

これまでダメージを受けないよう距離をとって、自分の不得意をうまく避けて
きたつもりだったけど、その距離感の目測を誤ったようです。

危ない危ない、一歩後退して、私の不得意分野に足を踏み入れないようにと、
戒める。
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ブロッター

2024年06月01日 | 詩吟
余分なインクを吸い取るブロッターなるものを使い始めました。

コピー用紙は、万年筆のインクの吸い取りが良くないので、乾かすのに時間が
かかります。
ティッシュで吸い取らせていましたが、最近、手元が狂うことが増えました。
吸い取り紙をキーワードに探してみたら、「ブロッター」という名前の昔見覚
えのあるシーソーの様な型のものがあることがわかりました。
毎月の”KANGIN TOKYO NEWS”に添えるあいさつ状の宛名は万年筆で
手書きしているものですから。


         

これを使うと、中世の貴族が鵞鳥の羽ペンで文を認めたあとで優雅な手つきで
余分なインクを取り除いているような気分になります。(大げさ!)
普通サイズの四分の一ほどですが、名前の漢字4文字に使うにはちょうど良い
大きさです。

あいさつ状の今月の花のイラストは、須藤芦紅さんの「がくあじさい」です。
この絵は、須藤芦紅コレクションの中でもトップ5に入るお気に入りの画です。
今月も、つつがなく完成し、1日にポスト投函が出来ました。

KANGIN TOKYO NEWSは広報部長から、挨拶状は会長からメールで届き、
挿絵は須藤さんから頂いた画をファイルにしてパソコンにあります。

それぞれを印刷し一連の作業をし封筒に入れその月発行の記念切手を貼って
投函します。

今月も無事予定通りに作業が進み、20通の封筒がポストに落ちていく音を
聞きほっと一息です。

数年にわたって続けてきたこの作業も、宛名シールがまっすぐに貼れないことがことのほか苦痛となってきました。それで、封筒に直接印刷することになりました。
「長形3号定型内最大」の封筒にちょこんと貼った宛名シールは確かに小さい
そう思いつつ引き継いだ時のまま作業を続けていました。
封筒の大きさに合わせた墨文字のような印字を見ると、最初は大きすぎるかと
思いましたが、4月から三回を経ると見慣れてきました。

そして、ブロッターを使うこととなりました。

二つの作業を進化といっていいのでしょうが、私としては指先の退化の方を
感傷的にとらえているところがあります。

お陰様で、お届け作業は、まだまだ続けられそうですが、少しずつ忍び寄って
来るものを感じる今日この頃。  

出来ることを出来る時に出来るように続けて行くことにしましょう。
まだ、困ったときに知恵を絞ることが出来ていますが、無理になったら、
頑張りすぎない、辛くならないように、相談することにしましょう。
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素敵な雅号

2024年05月29日 | 詩吟
今日の夢松風では、嬉しいことがありました。
3月に昇段試験を受けて、三段昇格を果した方は雅号の準備をして居るところです。
ビジターさんが、決まった雅号を美しい字でメモに書いて、早速教えてくださいました。
まだ、公表の段階ではないので、ここでは書くことが出来ません。

ほんとうに素敵な雅号です。思わず、「わー素敵」と声を上げました。
お話を聴きますと、芦孝会長の「芦」にも思いを馳せたそうで、芦孝会の一員
であることの誇りと自覚を持った命名となったことを知りました。

芦孝会長は、雅号についても自由意思に任せてくださいます。
夢松風の創立メンバーのお二人は、会長に命名して頂きました。
そして、その時に、お名前の字にちなんだ漢詩をそえて、教場まで授けに
来てくださいました。
一堂大感激で、お受けしたことを思い出します。

名前には、それぞれの思いがこもっています。
100名を超える会員数となると、望みの文字が既に使われている事もあり、
最初に思い描いた文字を考え直す必要が出てくることもあります。
それでも、会長と相談しながらいろいろなお知恵を頂いていると、「あ、そうだ」と
これが一番の雅号というところに落ち着いていくらしいです。

関吟流では、頂いた雅号は、一生変わることがありません。
それだけ大事で長年連れ添うことになるお名前ですから、しっかり考えぬき、
結果、大好きな名前となっていきます。
夢松風で三番目に雅号取得された方は、正にそれでした。
会長の助言により、第一希望と思えた漢字は、もう忘れてしまいました!と。
決まった名前を、何よりも大事にされています。

今日のビジターさんは、お名前を決める時、ご両親が名前を付けて下さった
所にまで思いを馳せて、感慨深げでした。 私にまで、早速ご報告くださり、
深く優しい思いに触れました。

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夢松風

2024年05月29日 | 詩吟
今日の課題は、和歌「我が胸の 平野國臣」です。
たおやかに和歌らしくの吟詠は、私自身の長年の宿題なのです。
この和歌は元気いっぱい吟じることをお許し願おう。

事前の練習で、チェックポイントに気を付けて練習をしましたが、カッコつけて
コンダクターを使わなかったせいで、音程の取りにくい箇所をまんまと間違って
しまいました。         反省!  
特別に音程のしっかりした方以外は、一緒に、ずっこけました。
これをなくすための事前の自主練習が効を奏さなかったのは、余分なことに気を
取られていたからです。 上の空はいけません。   多謝!
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