風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

五似ん会+1

2024年12月07日 | 詩吟
今年の五似ん会(12月4日)は、恩師の参加も得て食事会となりました。
五人の中で、2人が酒豪ですから、恩師も大いに盛り上がってと思っていたら、
最近はどのような会合にもノンアルコールにしているとの事でした。
そして、自分のペースで飲みたいとおっしゃる。前の席に座った私は、ホッとする。

おいしい和食を頂きながら、思い出話に花が咲き、途切れることがありません。
それぞれの強烈な思い出が、必ずしも同じではないことに、おどろきながらも
納得することもあり、あんなに足並みのそろった部活をしていても、それぞれ
に思いが深まり、伝えたくなる話題はそれぞれなのだなと思う。

そして、5人の中で、いちばんののんびり屋で「天然」の誉れの高い私が
今でも詩吟を続けているのは、驚きなのです。
こんなことも起こるのが、私たちの良いところ。

五人が五人とも似たところがなく、それぞれがそれぞれに行動しながら、結束
乱れることなく、1年間の幹部の責任を全うしたことを、集う度に誇らしく思う。そしてそれが、会の名前の由来となる位なのです。似んの「ん」は「不」
であって、似るを否定しています。
そんな私たちを恩師の大学の後輩吟詩部員と同じく分け隔てなく育てて下
さって本当にありがとうございました。

恩師の伝えたかったことは、言葉としてではなく、胸に収まっていました。

次の機会にもお元気でお目にかかりたく思います。

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よんどころないこと

2024年12月04日 | 詩吟
12月7日(土)の夢松風土曜日教室は、都合でお休みいたします。
12月3日(火)須藤明実論語素読講座は予定通り出席し、いつもの通り一吟致します。
先月風邪の為お休みしたので、どうしても出席するつもりです。
今日の吟詠は、お休みした回に予定していた漢詩と思っていましたが予定通り
12月の課題詩のプリントが配られていて、少々慌てました。
ここは、席が決まっています。隣の方となかなか打ち解けられなくて、気に
なっていました。
今日は「先月はお休みでしたね。」とあちらから声かけをして下さいました。
たまには、お休みするのも悪くはないなぁ。
筆記具を忘れたというので、大丈夫ですとことわられるかもと思いながら
どうぞと渡すと素直に受け取ってくれました。
これで、いつものこの席の空気が和らぎました。来月からも続きますように。

そして、きょうは、次の予定も入っていますから、須藤先生了承の上、吟詠も
そこそこに、『良いお年を』と投げかけお返事も耳にせず駅に走ります。
今朝、走るはめになることを予想してロキソニンを服用していましたから、
足は、それなりに動いてくれました。
次の行く先は、ほとんどその日の予定が終わる頃に到着です。

それはよんどころないことが起こる前から織り込み済みでした。
ランチをしないで駆けつけてとはすなわち、私の吟詠を聴きたいと言う事よね。
あり難くその提案をお受けして、参加する。勿論その後のお楽しみにも
喜んでということになっていました。
走って予定より1本早い電車に乗れましたが、私の予想よりも終わりに近かっ
たので、結局、参加者の一言一吟は私を入れて三人しか残っていませんでした。
お約束の一吟ですから、私の一番私らしい吟詠の出来る吟題をリストから
選びました。
そう、今日この教室は、リクエストの吟題表と伴奏の記してある表が配られて
います。
そのなかでは、これしかないと思う「常盤雪行」を思いっきり吟詠しました。
背筋の支えと、喉を開けることを特に意識した吟詠ができるようになって、
気持ちも体への力加減もかなり楽になりましたので、吟じ終わりがとても
いい気分です。
なかなか取れないこだわりをここでは捨てることが出来ました。
自分を外に置いて、どうかすると斜に構えたくなるのを忘れて、思いっきり
吟じる。習い始めたころの懸命さを思い出し、声の出し方は、この処改良を
重ねた楽器としての体の使い方ができました。
そう、一言のときに、学生時代の先生の話が出ましたから、自然と気持ちが
あの頃に帰ったのかもしれません。
お蔭様、ありがとうございました。

この後の忘年会は、お誘い頂いていた時から楽しみにしていたのですが、
よんどころないことで、欠席をすることとなりました。
夫は言いました、「そんな短時間になるなら、はじめから欠席したらよいのに。
不快に思う人もいるよ」と。
私のこだわりは、「それでも出席する」「吟詠をしたい」と申しましたら、「諾」と。

詩吟を続ける上で、家族の納得は大事です。『詩吟』と言ったら今までも
これからも100%「諾」であってくれる家族に、感謝。

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