風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢松風7月2回目

2015年07月22日 | 詩吟
朝も早いうちから、じりじりと太陽が照り付けます。
こんな日に、鼓太郎を残していくのは、気が引けるのですが、この暑さにも元気でいてくれるので、ありがたい。

出かける時は、ごめんね、いってきま~すと、言って出るのですが、鍵を閉めたら、すっかり詩吟モードに切り替わって、鼓太郎のことは忘れます。


今日は、律詩の二題目の練習に取り鰍ゥります。
B1-1です。1題めは、近江八景でした。
夢組の両教室をを通じて、律詩には、去年から取り組み始めたばかり。

まだ、1年にならない新人さんには、ちょっときついかもしれないので、4行ずつに分けて、練習を始めます。

今日の出席は、6人でした。
基本的な吟法のものでしたから、何とか4行の練習をして、独吟を全員にしていただくことができました。

少人数の顔なじみですから、その時の習熟度に応じて、個別の練習や、細かい点についての復習に時間をとってしまうと、独吟をしていただけないことも往々にしてあります。

最後の締めで、独吟をしなければ収まらない、練習をした気にならない会員さんには、不満の残る練習方法をしていることになります。

4番の平引き下げ揺り上げは、三 三’五の音の移り変わりに注意。
そして、32番の映ずに至る三 七 八 七の音程が、下がりがちになること。
はじめの七の高さが、声の出しにくい「ん」であることで、音が十分に上がりきらないことが、つぎの八の音程を掴みにくくし、そして、五 七(映ず)の七の音が影響を受けて十分な高さを出せず、32番の譜を正しく吟じられないという、悪循環が始まります。

32番の吟法をただしく譜名表の通り吟じられないのは、その前からの原因を引きずっていることを、見つけねば、32番だけを取り上げて、修正しても、決して治りません。

そして、音の高さを正しく保つには、しっかりと、上目のおとを出すつもりで、維持しないと、音は自然に落ちてしまう。
下向きの引力が働くのは、声を出す声を維持するということにもあるということです。

発声練習をするとき、音を長く引きますが、祖の最後の最後まで、気を緩めず音程を保つことをどれだけ意識できているか。よく気を付けて、自分の出している音の観察をしましょう。



さて、今日は、夏の、食事会が計画されました。練習が12時終了ですから、ランチで乾杯です。いつも楽しい会話で、感謝の気持ちが心地よく伝わる、暖かく優しい食事会です。
デザートまで、ごちそうになって、今日ばかりは、みなさんのお気持ちをありがたく頂きました。
ありがとうございました。





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