今日の夢松風では、嬉しいことがありました。
3月に昇段試験を受けて、三段昇格を果した方は雅号の準備をして居るところです。
ビジターさんが、決まった雅号を美しい字でメモに書いて、早速教えてくださいました。
まだ、公表の段階ではないので、ここでは書くことが出来ません。
ほんとうに素敵な雅号です。思わず、「わー素敵」と声を上げました。
お話を聴きますと、芦孝会長の「芦」にも思いを馳せたそうで、芦孝会の一員
であることの誇りと自覚を持った命名となったことを知りました。
芦孝会長は、雅号についても自由意思に任せてくださいます。
夢松風の創立メンバーのお二人は、会長に命名して頂きました。
そして、その時に、お名前の字にちなんだ漢詩をそえて、教場まで授けに
来てくださいました。
一堂大感激で、お受けしたことを思い出します。
名前には、それぞれの思いがこもっています。
100名を超える会員数となると、望みの文字が既に使われている事もあり、
最初に思い描いた文字を考え直す必要が出てくることもあります。
それでも、会長と相談しながらいろいろなお知恵を頂いていると、「あ、そうだ」と
これが一番の雅号というところに落ち着いていくらしいです。
関吟流では、頂いた雅号は、一生変わることがありません。
それだけ大事で長年連れ添うことになるお名前ですから、しっかり考えぬき、
結果、大好きな名前となっていきます。
夢松風で三番目に雅号取得された方は、正にそれでした。
会長の助言により、第一希望と思えた漢字は、もう忘れてしまいました!と。
決まった名前を、何よりも大事にされています。
今日のビジターさんは、お名前を決める時、ご両親が名前を付けて下さった
所にまで思いを馳せて、感慨深げでした。 私にまで、早速ご報告くださり、
深く優しい思いに触れました。