風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

会いたかった学生さん

2005年11月23日 | チンゲル亭
去年の、日本語科の教室へゲストに招いていただいたとき、四季について調べてきたグループで、モンゴルの秋の説明をしてくれた学生がいました。彼女の日本語はすばらしく、みずみずしい感性で秋を語ってくれました。


日記を調べたら、2004年4月15日の日記に

「今日で、日本語科のゲスト終了。
最後の授業で、とても美しい言葉を話す女子学生に出会いました。
モンゴルの自然について、語ってくれたのですが、流れるような言葉が一杯使われていて、日本語って美しいと思いました。」

とだけ書いてありました。

感激した割には、言葉少なで自分でも肩透かしでした。
モンゴルに来てモンゴル人の学生から、日本語って美しいと感じさせられることが不思議にだったことをおもいだしました。
バータル先生も、日本語とモンゴル語の不思議をよく語ってくれます。
モンゴル語をなかなか覚えない私にとって、母国語ではない言葉を上手に操り、何かを感じさせるまでになることは奇跡としか思えません。

その後、その学生に会いたくて何度かアクションを起こしたのですが、いずれも不調に終わり今日に至りました。

彼女の名前はジャルガルマーといいます。
今日、チョカさんが我が家につれてきてくれた二人のうちの一人が彼女でしたが、話をしていくうちに分かってきました。
会いたい思いだけが募っていたのに、顔はほとんど忘れていたことには、記憶の不確かさにあきれたことでした。
ジャルガルマーさんは、去年の10月から今年の10月まで、1年間日本に留学していたそうです。
それも会えなかった理由の一つです。
そのほかの理由は、彼女たちと話してみて、いろいろ考えられますが、日本人とモンゴル人の考え方の違いということのようでした。

会ってみると、彼女は過去の人で、チョカさんは現在進行形の大事な人であることが分かりました。

来週は、この3人に家でホーショールの作り方を教えてもらうことになっています。
日本人の奥様方を招いて、試食もして頂こうと思っています。
何人集まるでしょうか。


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チメグバータル先生

2005年11月22日 | モンゴル語
θНгθ(ウング)というモンゴル語です。
今まで、「色」という意味と覚えていました。

今日の授業で、音声、音又、高さという意味も有ると習いました。

オルティンドーの練習で、使いたい言葉はありますかと、先生が尋ねたとき、高さ、正しい発声、発音、長さ、強弱について先生に質問することがあると答えました。

それで、先生が教えてくれました。
色という意味だと認識していた単語が、音声とか高さとかという意味があるということを。
ということは、その前後の意味合いから類推するしかないのです。
モンゴル語は、この件にかかわらず少ない語彙で、表現する言葉です。

少ない単語で表せるとしたら、初心者にはとても助かるのですが、ちょっと上級になるとその類推がなかなか難しいのです。

夫が時々モンゴル語が嫌になるのは、このことがあるからです。
そして、専門用語が出てくる文章の通訳は、この類推がなかなか働かないので、的確に伝えるのが難しいということになるのでしょう。

オルティンドーの稽古は今のところ難しくは無いのですが、もっとテクニックを必要とされる練習になってくると、通訳はたいへんになってくると思います。
チョカさんが、大変だぁと音を上げるくらい上達するとよいのですがねぇ。

チメグバータル先生と奥様のサランツェツェグ先生の共同で出版されたばかりのモンゴル語の教科書です。
とても分かりやすく工夫された本です。お二人が日本人を教えた経験がしっかりと生かされた学ぶ側に立った教科書です。

奥様は、今、高校生の娘さんと日本でモンゴル語の学校を開いています。
奥様は実践派,バータル先生は学究派の正反対のコンビです。
日本でのモンゴル語の研修で奥様に数日教えてもらいましたので、ご夫妻とも存じ上げています。
 お二人とも、素敵な方です。


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ムンフトゥール

2005年11月22日 | チンゲル亭裏日記

ムンフさんと、お茶をしました。
昨日に続いて若い人とゆっくり話をしました。

お茶の前に、フジカラーに行って写真のプリントを依頼してきました。
てきぱきとムンフさんが、店の人と対応してくれて、あっという間に注文が終わりました。
SAVE THE CHILDRENに行って、かぶとを作ったときの写真をプリントしてあさって持っていってあげるのです。
モンゴルの大人も子どもも写真を写してもらうのが、そして、プリントしたものをもらうのは「そんなにうれしいの?」といいたいくらい喜んでくれます。

そして、直ぐそばのホテルのカフェでコーヒーを頂きました。
彼女は、コンテストの私の評価を聞きたがり、審査員と私の採点は違っていたと言うと、誰が良かったですかと畳み鰍ッてたずねました。

コンテストの題材を選ぶときに、学生の間では、日本人が審査するのだから、日本のことについてのエピソードが有ったほうが良い点が取れると、まことしやかに語られていたとか。。。

JICAの子どもの絵のコンテストのときの、審査の様子を伝えて、今回の審査員とその他日本人の考え方に関してはそのようなことは無いですと言うと、そうですかぁと言う返事。

その人らしい独自性に富んだものが良いのだという私の説明は、どこまで分かってくれたやら。

1位になった人が、日本に行ったときのエピソードだったものですから、なかなか彼女たちの誤解は解けそうにありません。

そして、最近帰国されたシニアボランティアのS 先生の話になりました。
それぞれのメッセージと写真とをお別れのとき渡したら、先生が泣きそうになりそばに居た彼女たちももらい泣きしそうになったと言っていました。

とても厳しい指導なさった先生を尊敬しつつ、いつまでも懐かしんでいるようでした。
後任の先生も、早くモンゴルと彼女たちに慣れるとよいなぁと思いました。

無事、写真を受け取り暮れかけた街で、右と左に分かれました。
家に着いたころ、律儀にありがとうメールが届きました。
こちらこそ、ありがとう。
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ブッシュ 来蒙

2005年11月21日 | チンゲル亭裏日記

先週から、ブッシュ来蒙について、街は車の渋滞やもしかしてデモ、投石の可能性もあるので、無駄な外出はしないように。
とお達しがありました。

しかし、友だちに誘われて、昼過ぎ家の近くにお茶をしに出かけました。
バガトイローは、右回りの車線が駐車場状態にぎっしり車の列でした。
こんなに安心して道路を渡ったのは初めて。(笑)

おしゃべりして帰って来たのが、3時過ぎ。
道路は、すっかり元通りにすいすい走っていました。
テレビで、ブッシュ夫妻とエンフバヤル大統領夫妻の二人の子どもの姿が映っていて、表敬の様子が見えました。
両国の国家が演奏されたらあっという間に放映が終わり、相撲に切り替わりました。
今の、興味は、日本の相撲なんだなぁ。

別のチャンネルでは、空港を写していました。
記者なのか、ガードマンなのかが大きな荷物を持って運んでいました。
悲しいかな、モンゴル語のアナウンスはまったく聞き取れず、映像を見て想像だけです。
ひろこさんの乗るはずの飛行機は予定通りとんだのかしら?

NHKのニュースと、モンゴル通信でその詳しいことを知りました。
それから、UBの消息通から、「たった4時間の滞在で遊牧民訪問もあるというので、考えられないと思っていたら、迎賓館の近くの平原にゲルを立て羊を連れてきてソレを見学するのだそうだよ!はっ、はっ、はぁ」とのことでした。
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食事会

2005年11月21日 | チンゲル亭裏日記

元隊員のひろこさんを夕食にお招きしました。
娘と同期の隊員であった事と、任期が終わったあと彼女が短期派遣で再度UBに来たときは、夫の最初の派遣と重なり何度かお話をしたことがあったそうです。
私は、今回お話をするのは初めてで、娘と同期だった方とお目にかかるのはこれで二人目です。

彼女はスピーチコンテストに日程を合わせて遊びに来て日本語科でお手伝いをしていたようです。
在任中はモンゴルが嫌いだったのに、短期隊員で再度TISに戻ってきたり、今度は、観光でもやってきたりして私って何なんだろうと言ってました。

今回のUB滞在中は、大学の学生宿舎に泊めてもらえたそうです。コンテストの後ちょうどパソコンのことで立ち話をしていた夫とコンピューター隊員が同じ建物に住んでいるということで、メールの具合を見がてら彼女を我が家へ案内してもらうことに急遽決まりました。

せっかくなので、何人かお誘いしようと今朝になってメールを入れましたが、今日の今日では、予定のある人ばかりでした。
二人が家へ到着してから、声をかけた隊員がやっと、一人来てくれることになりました。

ひろこさんが日本語隊員ということもあり、お誘いした隊員も日本語隊員で、到着するなり派遣先のことについて、強い調子の会話が始まりました。
ちょっと、おろおろしかけましたが、どちらも冷静に話を進めてくれたので、一段落したら、食事をもりもり食べ始め、飲み始めいつもの夕食会の風景になりました。

帰るときには、彼のいろんな鬱憤が多少なりとも晴れたようで、たまたまのチョイスだったのですが、良い場を提供したことになったのかなぁと、勝手に安心したことでした。

コンピューター隊員さんには、帰りがけにちょちょいと私のメールの調子を見てもらいアドバイスをもらいました。
夫が、アドバイスの通り調整しましたが、やはり、私のアドレスからの送信が出来ません。
どこが問題なのだか。電話回線がスムーズでないことが問題なのかも。。。

もし、メールの返事が来ないという方がありましたら、ちょっとお待ちくださいませ。
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日本語スピーチコンテスト

2005年11月19日 | チンゲル亭
          テーマ ”今、私にできること”






表彰が終わって記念撮影
                 ムンフトゥール


学生たちよ貴方は今日何をしますか?
                学生たちよ今日貴方は何をしましたか?

TISの学生の出入り口に掲げてある言葉です。
毎日この言葉を見て、意識しているというバヤラジャルガルは、入賞は出来ませんでしたが、TISの学生として正しい姿勢で毎日を過ごしているのですね。
頼もしく、彼女の未来を想像しました。


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招待状

2005年11月18日 | チンゲル亭裏日記

明日は、モンゴル国立科学技術大学主催の第4回日本語スピーチコンテストが開催されます。
このコンテストは、去年お世話になって、モンゴル生活についても育ててもらった(笑)花ちゃんが、第1回大会で2位を獲得しました。
そして、そのときは1位のツェンちゃんと日本のホームステイ3週間を獲得したのでした。
昨年の優勝者は、ドギーです。私を、ガチョルトのピクニックへ連れて行ってくれた3人の学生のうちの一人です。

今年の優勝者には、パソコン、電子辞書などの商品がありますと書いてあります。日本行きの商品は無いようですね。

このコンテストには1次試験があります。
この試験を、ムンフ(ガチョルトへの3人組のもう一人)が受けるといっていました。受かったという連絡が無かったので、どうなったのかと気がかりでした。
おとつい、そのムンフから携帯メールで、「元気ですか、寒いですから気をつけて」というメッセージが届きました。
そのときは、見当違いの返事をしたのですが、今日になって、明日のコンテストに出るということが分かり、それを知らせたかったのかなぁと思いついたのです。
明日は、何時?とメールしたら、私も出ますと返事が返ってきました。
良かった、おめでとう。
というのは早いのかなぁ。明日が本番。ゆっくりはっきりとね。と返信しました。

そのようなことがあって、明日は時間前に行くつもりにしていましたら、夕方、夫が日本語科の先生から招待状を頂いて帰りました。
明日の今日に招待状?ウン、ここはモンゴルだからね。

陶結ウ室を午後の時間に回してもらって、11時の回はキャンセルです。
ここはモンゴルを、なんだかだといいながら私も、都合の良く使わせてもらっています。
陶撃フ先生ドタキャンごめんなさい。
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野菜カレー

2005年11月17日 | チンゲル亭裏日記

ランチを友人宅でのお呼ばれでした。
たっぷり野菜とトマトジュースと豆を2日かけて煮詰めて、数種類のハーブとほんの少しの塩味のカレーでした。

肉の入らない煮込み料理とは?と興味津々でした。
食べてびっくり、こんなにこくのある野菜煮込みは初めてでした。
ベジタリアンもこんな味の濃い料理を食べているんだなぁ。
グリーンサラダのイメージでもって、ベジタリアンの食べるものを想像していました。
何種類かのハーブを入れて、水を入れない、トマトジュースと野菜から出る水分だけでじっくり煮るのだそうです。
目からうろこでした。

              ごちそうさまでした!
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乾燥対策

2005年11月16日 | チンゲル亭


あちこち探して、昨日この形の加湿器しか今のUBでは見つけることが出来ないということがわかりました。
何でもそろうが危険なナラントールザハに行けば、大人用?のものが有るかもしれませんが。

しかし、ちょっと冒険で、ブンブクールザハへ一人で出かけました。
いつもは、夫か近くに住む友人同伴でしか行かないのですが、どうしても今欲しいと意を決していきました。
何のことは無く買えました。怪しい人も近づいてきませんでした。
ヤッター。

なつかしいピカチュウです。
全部で11種類の動物と果物の形のものが有りますが、この中になぜピカチュウが入っているのか分かりません。

両耳の2箇所から超音波による冷たい蒸気が出てきます。
オレンジ色のところにたっぷり水が入りますから、一晩中つけっぱなしでも水の補給がいらないことが気に入りました。
そういえば、天下のノミンデパートでも、電話カードを売る店員さんが椅子の後ろに置いて使ってましたっけ。

今朝の目覚めは、ちゃんと声が出ました。




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セミナー終了

2005年11月13日 | チンゲル亭裏日記

月曜日に始まったJOCVセミナーが終わりました。
頼まれもしないのに、子どもの発表を見に行く母親気分でいそいそと会場の日本センターに足取り軽く毎日通いました。

そのうち、一つのセミナーは居てくれるだけでよい(笑)という気楽なお手伝いをしたおかげで、打ち上げパーティーには夫と参加させてもらいました。
いろいろと逸話を聞き、うんうんとうなずき、ことのほか今日の中華はおいしくいただけました。
野菜の少ない地方から来ている隊員の野菜の食べっぷりも、缶詰をお皿に開けただけの何とかサラダのおかしさもものともせず、「こんなのでも帰ったら食べられません」という言葉に、かわいそうやら、ほほえましいやら。。。

今年のセミナーは、述べ1600人という去年の2倍の集客だったそうです。
参観したどの部屋も、熱心な受講者ばかりの満員大盛況でした。

委員長は大変だったことしょうが、いつもニコニコ涼しい顔をしていて、シニアの中でも評判でした。

今日は、中締めで、彼らは明日は電車で10時間あまりのエルディネットで開催されるセミナーに出発します。
UBを出てセミナーをするのは初めてです。

道中無事でがんばって!

今朝も喉の調子が悪かったのですが、それ以上の症状の悪化は無く、セミナーの最後の日の参観も無事終えることが出来ました。
打ち上げは、出られるかなと不安もありましたが、体調も悪化することなく参加できました。
さすがに、二次会のカラオケは、遠慮して先に帰宅しました。
皆さんしっかり楽しんでくださいな。
明日の出発は、夜とのことですから、遅れるようなことは無いでしょう。
ほんとにご苦労様でした。がんばっている姿を見ると、いつもの事ながら、エネルギーの充電になります。
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