風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

乾燥注意報―喉がー

2005年11月12日 | チンゲル亭裏日記

室内の湿度は、40%を示したままちっとも動かない。
日本で、この数字だと火事を予感して浮「浮「。
こちらでは、日常なので、そんなことは言ってられない。
建物も、レンガの物が多いので、事情はちがってくるようです。

昨日張り切って子どもたちの前で大きな声を出したせいか、セミナーの人ごみの中で連日過ごしたせいか、うがいを怠ったせいで単純にその時期が来ただけなのか、、、
朝起きたら、喉がいがらっぽくて、くっついて塞がりそうな勢いで乾燥している。
これは、まずい、今日はうちで静かにしてなくては。
オルティンドーの練習をキャンセルしてもらうようにチョカさんにメールを送りました。

急に降った雪に体がワンテンヲxれて反応したのかもしれません。
湯たんぽに足を乗せて布団に入り、本を読む。
思った以上に足が冷えていることが、そのときやっと分かる。

室温が、20℃に下がっているのは、やはり外が相当に冷え込んでいるのだろう。
去年は、20℃で寒い寒いと大騒ぎをしたのですが、今年は、少し温度が低いなぁと感じるまでになったのですが、体のほうはそうではなかったようで、それと感じずにひそかに冷えていたのでした。

夜になって、チョカさんから電話で、先生は来週入院するのでお休みですと返事がありました。
「入院」と聞くと日本人は驚くのですが、先生の言う入院は、ロシア式の静養なのです。
静養を目的とする施設があって、そこでのんびりしているのだそうです。
11月は、先生の所属のトメン・エヘという劇団の冬休みですから、公演中の疲れた体と喉を休めるということなのです。

ちょうど良かった、私のこの喉も来週までに大きな声を出せるほど回復しているかどうか分かりません。
それでも来週の練習日を確かめずには置かない日本人の律儀さは、なかなかモンゴルには合わないのですけれどね。

紅茶をたくさん飲んで、水分補給と暖めることに専念した一日でした。
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SAVE THE CHILDREN

2005年11月10日 | チンゲル亭裏日記

今日は、目覚めたら白い世界になっていました。
SAVE THE CHILDRENに運んでくれる車は、大丈夫でしょうか。

10時近くになって、遅れますというメール。
市内の幹線道路は、すっかり雪が解けていますから、何の影響かわかりませんが渋滞していました。

それでも、30分も遅れたのはいけませんと厳しくウツカとエルデメに言いました。そして、Kさんを寒い外で待たせてしまったのも絶対にいけません。生徒の授業に8分遅れましたから、ソレは絶対いけませんと、厳しく言いました。いけないというのは伝わったことでしょう。かな?

ウツカの日本語は、まだ、ウツカが私のしゃべり方になれるという課題があります。今のところ線がつながっていないみたいです。
もう少し、私の言葉に慣れて、語彙を増やすまで、彼はかばん持ちであって、通訳には昇格できません。(笑)

今日は、助っ人が二人。しかも若い女性ですから、ウツカたちもうきうきです。
今日は、運転手のエルデメまでも授業を参観したいといって、大所帯です。
かわりに、雪のためか、生徒は8人。名前カードが私の手元にたくさん残りました。

今日で二度目の友人のKさんが「かぶと」の作り方を指導してくれました。
若い女性のうちの一人がモンゴル語で説明をつけてくれました。
そして、最後の丸い色紙を貼るときに、色の名前を教えてくれていました。
無事、1時間半の授業終了。

モギーさんは、日本語や折り紙はわたしとKさんとで教えられるので、どうやらスメ[ツ隊員を待ち望んでいるらしい。

いつものことだけど、帰りの車に乗るとほっとして饒舌になり、5分ほど喋り捲る。ねじが切れ、どっと疲れが出て、沈黙。。。

毎日先生として指導をしている方たちはさぞ大変なことでしょう。私は、1週間に一回で十分です。
Kさんが参加してくれて、ほんとに気分が楽になりました。

子どもたちの、あの笑顔が力の源です。
そして、私も子どものことが可愛くて、笑顔で居られる間は、ここで会話を教えることが出来るなぁと思います。

次々と助っ人さんが見学してくれて、私が行き詰ったときは現場の様子を分かりつつ相談に乗ってくれるようですから、ほんとに心強いです。

    今日は、ほんとにありがとう!
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子どもたち

2005年11月10日 | チンゲル亭




         
日本語の授業の時は、セミナーで習ったばかりの、「体を大きく使って生徒と一緒にたのしみながら」ということをさっそく実践しました。
大きい子も小さい子と一緒になって面白がって楽しみました。
セミナー効果(その1)です。

助っ人さんのうち二人が、自分でかぶれる大きなかぶとを新聞で作るのを教えてくださいました。
そしてもう一人は、写真撮影担当です。
おかげでここに載せる写真が出来ました。


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セミナー

2005年11月09日 | チンゲル亭
JOCVのセミナーが月曜日から日本センターにて開催されています。
8日の2日目は、夫が自身の分野について高校生向けのお話をさせてもらう時間を頂きました。

30分前に部屋に行ってみると隊員の担当者と夫と通訳のツェギーさんとで、パワーャCントの表示やマイクのテスト中でした。
5分前聴講者は3人。
さびしーい。宣伝活動を妻として怠ったのかしらと公開し始めたとき、どやどやと学生たちが入ってきて、開始予定時間15分過ぎには、60席がほぼ埋まりました。
アー、良かった。

夫の話は興味が無ければちっとも面白い話ではないのですが、1時間の間集中して飽きることなく聞いていたのには感心しました。
夫の話し方が決してうまかったとは、言えないのですが、知識欲の塊のような学生たちが居たのでした。

隊員の活動する施設からも高校生よりも小さい生徒も参加してくれていました。
飽きるのではないかと懸念されましたが、後ろから見ている限りでは、とても興味を持って聞いていたようでした。びっくり!

大人は、専門の先生らしき人や、シニアの同期の人たちが4人仕事時間中にもかかわらず来てくださっていました。ありがとうございました。

専門家では無い人に簡単に説明するということは大変難しくあれこれ工夫し、通訳との連携など何度か練習をして臨みました。
ツェギーさんも専門用語などに、はじめは戸惑ったようですが、少しずつ慣れてその分野への興味が湧いてきたようで、良いコンビネーションでした。

最後に質問が3点ほどありましたが、それは、ドガラ教授が直接答えてくださったので、通訳の必要は無かったのです。
その質問を通訳するとしたら、ちょっと困ったことになったかもしれませんと正直に私に言う彼女は、素直で可愛い人です。

 席が埋まってホッ
 
                        ドガラ教授学生に説明中


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二日月(ふつかづき)

2005年11月08日 | チンゲル亭裏日記

新月が一夜明けると、二日月。そして翌日の三日目の月が三日月。ということをはじめて知りました。
汲ネりの月は何でも三日月というのではないのだねぇ。すると昨日見た月は三日月ではないのだ。
日本では、上弦か下弦かがよく分かっていたと思うのだけれど、きのうのは正しく左側が欠けていて上弦かどうなのか分からなかった。

三日月でも汲ネりの月でも、やはり少しかしいで居てくれないと趣がないなぁ。

予定外に夕食を外でしたものですから、帰宅が薄暗がりになりました。
月を見上げながら、薄暗い道を歩いていると頬がぴりぴりとする。
こうなると、外気温は0℃からマイナスの温度をまっしぐらに下降するはず。
明るいうちに帰宅するつもりでしたから、コートの下はTシャツです。
寒さが、コートを通して襲ってくる感じがします。
思わず急ぎ足になって、今日の場合下に着るのは、長袖のTシャツが良かったか半袖でもウールのセーターが良かったのかを、考えました。

唐突に、友人を責めてしまったことが、まったくの見当違いの怒りであったことに思い至って、ぴりぴりする頬がほてるのを感じました。
馬頭琴を習う友人からは、その筋のコンサートの情報はどんなことがあっても入ってくると思っていたのに、突然に「どうして来なかったの?」といわれました。
教えてくれなかった悔しさと、上等のコンサートを逃した残念さとで、友人に対する気安さもあって、気持ちを抑えることなく怒りをぶつけてしまったのでした。

夫の所属の事務所でもそういう情報は掲示板に張り出されるようになっていて、そこをまめにチェックしてさえ居れば、その情報は簡単に手に入ったということもその後で知りました。

去年、そういう情報は同期の方でお好きな人から常にもたらされて、ついでにチケットも購入してもらっていたのでした。
今年はその方たちがいないものですから、自分で努力しなければならなくなったのです。
自分のうっかりを、人のせいにして、まったく、恥ずかしいったらありゃしない。N子さんごめんなさい。
今度、お詫びに何かご馳走します。
きっと、貴方のことだから、そんなことがあったとは忘れているでしょうけどね。
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携帯電話の機能

2005年11月08日 | チンゲル亭
モンゴルの皆様モビコンの携帯について次のことご存知ですか?

a) *211#⇒call 残りのネグチと契約期間の表示がされる
b) 213⇒call  メッセージを英語かモンゴル語か選択できる

ご存知でしたか?

今日、私たち夫婦は自分の使っている携帯のこの機能を初めて知りました。
以下は、モンゴルプリペイドカードの携帯を使ったことの無い人向けに。
ネグチとは通話料金のことです。
プリペイドの携帯は、ネグチと期間の契約料のプリペイドカードを購入する必要があるのです。
ネグチと期間と両方を1枚で買えるカードと別々のカードとがあります。

昨日、電話がかけられなくなったので、ネグチがなくなったのだと思い100ネグチ(100通話分)も補充したのに、朝になったらまた電話がかけられなくなりました。
契約期間は来年の4月までと思い込んでいたのに、夫の通訳さんによると、11月6日つまり昨日で切れていたのです。
契約期間のカードを購入したときは1年間のつもりでしたから、手帳にも来年の日付が記入してあります。期限切れとは露思わず、ネグチを単純に補充していたのです。

携帯は私の大切なライフラインです。
常に予備のネグチのプリペイドカードを財布に入れてありましたから、鰍ッられなくなったら、追加をすればよかったのですが。
鰍ッられないとはどういうこと?かなり慣れてきたUB生活ですが、ドッキリでした。

携帯は料金不足になる心配の無い使用料金後払いの方法もありますが、割高ですし、カードを買うのにも慣れましたので、私たち夫婦はプリペイドにしているのです。

ということで、モビカードの売店に行って6ヶ月の期間契約のカードを買いました。31,000トグルクでした。
これで、チェックさえ忘れなければ、突然電話が通じないということは、起こらないはず。。。
この情報は、夫の通訳さんに教えてもらいました。

何かあると、こちらでは、日本と違ってまず夫に相談です。家の電話から夫の携帯にかけると後ろのほうで呼び出し音が聞こえました。
こんなときに限って携帯を忘れていくなんて。
仕方ないなぁ。
洗濯が終わるのを待って、夫の携帯を持ち、夫の仕事場に行きましたとさ。
足を運んだおかげで、お得情報(?)を知ったという訳。

携帯にすがって生きている(笑)私にとって、すごい満足感のあるお得情報でした。
この感覚、日本に住んでいる人に分かるかなー?

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TISの日本語科の先生

2005年11月07日 | チンゲル亭裏日記

日本語科の先生の部屋にふらりと遊びにいきました。
私の、好きなガン先生が居ました。
何か、お話をしてくださいと請われて、週末、ザザに係わるちょっとしたことがあってそのことについておしゃべりをしたのです。

日本人と話をする以上に、日本人の心理を理解していて、却ってなるほどと納得することがありました。彼女と話をすることで、すっかり問題点が整理されて、なんとなく歯切れの悪い思いをしていたことが、すっきりしたのでした。

去年お世話になった花ちゃん(ただいま大阪外大に留学中)の尊敬する先生と聞いていましたが、なるほどねぇ。
日本人だと言われるくらいの花ちゃんの、その尊敬する先生だけのことはあるなぁ。
ガン先生は、私との取り留めの無い話をとても喜んでくれます。
それで、TISに来たとき、暇のあるときなどふらりと立ち寄るのです。
世間話が出来るのが、嬉しいのです。
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幼稚園

2005年11月07日 | チンゲル亭
幼稚園情報について

今日、お子さんを国立の幼稚園に通わせているお母さんと話をしました。
国立の幼稚園の場合は、昼食の後、4時半ごろに軽いおやつを食べてから家に帰るそうです。
私立の場合は夕飯まで食べさせて8時ごろまで預かるところもあるということでした。

国立の場合夏休みは無いそうです。私立の場合は、夏休みがあるそうで、長時間預かってもらっている人なのに、夏休みがあると大変そうですが、親もしっかり夏休みを取れる状況であれば問題は無いわけで、それぞれだそうです。そうか、なるほど。。。

彼女は、UBの郊外に別荘を持っているので、夏になるとおばあちゃんと別荘に行って1日10時間ぐらい外で遊び明かすそうです。
うらやましい限りです。

冬になると別荘は閉めてしまっていかなくなるそうです。そうなっても子どもは理解しないので、行きたい行きたいとおねだりをすると、言っていました。
思いっきり10時間も遊ぶ毎日は、子どもには魅力ですものね。

冬になると、外はマイナスの世界でアイスバーンにはなるし、なかなか小さい子どもは外遊びが出来ません。
しっかり夏のうちに真っ黒になるほど遊んで日光を取り入れなければね。

都市生活がおじいちゃんの代から既に始まっていて、田舎に行くことの出来ない子どもは、別荘があると思い切り遊ぶことが出来るわけです。

UBの子どもは、夏になると田舎に行くと単純に思っていたのですが、それは、親戚や身内が居ての話でした。
別荘も無く田舎も無い子どもたちが、長い夏休みをすごす施設が必要です。

私が通い始めたSAVE THE CHILDRENの施設は、そのような役割をしているわけです。もっともっとたくさんの施設と、それに携わる人材がたくさん必要です。
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国立第52幼稚園

2005年11月06日 | チンゲル亭





先週見学させてもらった幼稚園です。
ちょうどお昼寝の時間でした。一人眠りそびれた男の子が恨めしげに私を見上げていました。
折り紙センターも中に併設されています。

UBの幼稚園はどこもきれいに飾られていて、明るく清潔です。
きれいに飾られているかどうかが、先生の評価の一つということで、先生はとてもがんばっているらしいのですが、それは決して子どもたちが楽しんで遊べるものではないということが、ちょっと問題だと日本人のプロのおっしゃっていることでした。

子どもたちは、きっちりとシーツにくるまれて眠っています。赤ちゃんのときから棒のようにくるまれ手眠る習慣があります。
UBでは珍しい、ゲルの形をして保育室です。
明るい食堂は、外観を写した右側の建物です。
このほかに、普通の建物の保育室もありました。

UBの幼稚園は、朝食から夕食までの長い時間を保育してくれます。
一クラス40人くらいを、先生とアシスタントの二人で見ています。
学校に上がるまでには、読み書きが出来るのが前提だそうで、躾の面はどうなるのかなぁ。


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お好み焼き

2005年11月06日 | チンゲル亭裏日記

ー♪お好み焼きは人生や、あんたの手で焼かなあかん♪♪ーという面白い歌を聞いた。
すごーく納得です。
「それがなかなかそうはいかへんねんわ。」と言葉に出していってみると、なれない大阪言葉に一人で吹き出している。

落ち込んだときは、大阪のパワーで元気をもらうことがよくある。
そして、ネットで知り合いになった大阪の友達の顔・顔を思い浮かべる。
みんなそれぞれ介護仲間なのです。私は、先に卒業してしまったけれど。

今日から、UBは急激に温度が下がりました。
7時前のまだ暗い時間はマイナス7度になりました。
目の前のボクト山は、霜をかぶって真っ白です。
上着は、長いダウンを着て出かけました。
モンゴルの若い人たちは、まだまだ短い腰丈のジャンパーで闊歩していました。

そして、食料の買い物から帰って、友達の11月1日の日記を読んだら、「今日から霜月、町は秋」と書いてありました。
モンゴルもほんとの霜月だよと、彼女に語り鰍ッました。

日本も霜月なんだなぁーと、妙な納得をして、寒さに向かっていろいろとご自身の体調の変化や、介護にあたっての気遣いを思い出し、暑かったこの夏の大変さを思い、今度は寒さに向かっての苦労に変わるだけのだなぁと思い思いしたのです。

介護時代は、確かに強い意思を持って自分でお好み焼きを焼いたよねぇ。
今は、情けないほどあれもこれも誰かにやってもらって、焼きあがっているお好み焼きをただおいしく頂いています。
ほんとに、ありがたい楽でおいしい生活をさせてもらっています。

自分のお好み焼きはもちろん他の人のまで焼いている人たちに申し訳ないなぁ。
大阪の友人の家に行って、たこ焼きやお好み焼きをご馳走になったなぁ。
おいしかったなぁ。また、あの味を食べたいなぁ。
唾をごっくんと飲み込んだことでした。
なんだかんだ言っても、結局くいしんぼに落ち着く私でした。(笑)
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