風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

ザザ

2005年11月05日 | チンゲル亭裏日記

ザザが我が家から出て行くのが、さらに1週間伸びました。
万歳というべきか、困ったというべきか。
初めの予定では、今週中にも帰っていくはずだったのだが、、、

このところ、特に表情が豊かになっていて、可愛いと思う瞬間が増えていて大いに楽しませてもらっています。

玄関のドアが閉まっても、前ほど長い時間寂しがって鳴くことも無くなり、寝室のドアを閉めたときは、ぜんぜん鳴かなくなり、トイレのドアは、開くまでお行儀良く座って待っているようになりました。
昼間は、寝室の窓がお気に入りできちんと座って窓の下の風景を飽かず眺めています。
眠くなると、かつては乗馬用の座布団だったカバーをザザ用に置いてあげたところで眠ります。

思い出しては、ジャガイモやシャガーを相手に獲物ごっこを繰り広げ、部屋中を駆け回ります。
おなかがすくと訴えるようなまなざしで、ニャーと下から見上げるのです。
仲間相手に遊びたくなると、私の手にじゃれ付いて、甘噛みをし、肉球が心地よく感じるような力の入れ加減で両手両足で挟むように抑えます。
「ザザ」と呼ぶとすっ飛んできます。

尻尾の動きは、しなやかにいろんな動きをして何かを語っているようです。
顔の表情、目の表情は私の思いを写すかのようです。

また次の1週間は、どんな楽しみをくれるやら。
楽しいような、嬉しいような、つらいような。
ちょっと、ほっとしているのかな。

               ☆

と、いうわけでザザのトイレ用の砂を河原に取りに行きました。
今朝の冷え込みで、川には薄氷が張っていました。
そして、河原に降りる道に盛り土がしてあり、車が降りられないようになっていました。
それで、ガンダン寺の後ろに土を取りに引き返したとき、来るときには目に入らなかった工事用の土が盛り上がっていたので、その土を頂いてきました。
ザザ、上等の砂だよ!
このところ、朝、砂を入れ替えるのを待っているようにザザがおしっこをします。新しい砂が心地よいのでしょうね。
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娘たちの絵

2005年11月04日 | チンゲル亭裏日記


昔の蔵にしまわれていた記憶を取り出すチャンスがありました。

コンクールに出した長女の絵が、見事落選したのです。
細かいことは、忘れてしまったのですが、娘の描いた絵が大人っぽすぎるので、親の手が入っていると審査員が判断したということでした。
先生が自信満々だったので、娘にも賞が確定する前に、お話をなさっていたようです。
それで、初めて賞というものに目覚めた娘は、落選を知ったとき多少なりとも落胆したのでした。

夫に「娘のおとなっぽい絵」というキーワードだけで、たちどころに思い出して、その時の娘の思いをそのまま表すような表情をしたのです。

夫の娘に対する愛情をこんな形で知ることが出来たのでした。

さてさて、長女の次は次女の絵について。
これがまた傑作。こちらは、思いっきり奔放な絵を描くのです。
同じ両親の元に生まれ、同じ先生に長年指導されたのに、まったく違う絵を描くのです。

ウンテイをしている自分の絵は、見事に足が曲がっていてソレがとてもよい動きを感じます。
「この足は、どうしてまがっているの?」と聞いたら、「隣の子の手があたってまがったの」
ウーン、この子は天才かも。。。

絵の具を切り絵で描いた絵。今絞り出したかのようにチューブが曲がっている素敵な動きのある絵でした。
その黄色いチューブのことも「はさみで切ろうとしたら、曲がったからそのまま貼ったの」という答えでした。

これって偶然のなせる業で、実力といっていいのかしら?
それが、賞を取ったと言うことってどう考えるの?

今、そのことを思い出して思ったことは。

何気なく、どうしてまがっているの?とたずねたことで、娘は曲がっているのが悪いと母親が思っていると受け取ったかもしれないなと。
それで、人のせいにしたのかも。
しかし、もしそれなら、その曲がりは娘の正しい感性だったのだから、やはり娘は天才だったと思うのです。

                 親ばか

その後、引越しのため同じ先生に絵を習うことができず、ピアノのほうへ転換したのですが、そのまま、絵を続けていたらどうなったかしら?
絵への興味を引き出してくださった光幼稚園のゴリラ園長と吉野先生お元気ですか?
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子どもの描いた絵

2005年11月04日 | チンゲル亭
4才から10才までの子どもの描いた絵を数百点見せていただくチャンスがありました。

モンゴルで子どもへの絵の指導は、先生が書いた絵の通りに描いた絵が良い絵とされる教育がなされているそうです。
子どもの想像力、独創性を伸ばすにはどうすればよいかということを、最近UBでもやっと考えられるようになり、日本人の指導者たちがいろいろと苦心しているところだそうです。

みんなそれぞれ違ってよいということが少しずつ分かってきたということと、強力な指導者が出てきたということで、今日見た絵たちは、子どもの思いが良く現れているように思いました。

モンゴルにある素材といえば、サインペンのようなもので、日本の幼稚園で子どもが始めて絵を習うときに使うクレヨンというものは、UBの一部でしか手に入らない状況です。

そして、その素材も限られた色の数しかない中で、よく描いているなぁと感心しました。
子どもは、先生が枠にはめなければ、素材の少なさとか条件の悪さなど、ちっとも関係ないのだなぁと思いました。

とは思うものの、この子達に十分な紙と20色のクレヨンや絵の具、せめて太いのと細いのと、2種類の絵筆を目の前においてあげたら、どんな絵を描いて見せてくれるのだろうと思います。
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11月になりました

2005年11月02日 | チンゲル亭裏日記

UB二度目の11月です。
今年は、まだ暖かく外気温は12℃です。
去年住んでいた部屋と違って、室温も2度から4度高いので、かなり暖かく感じます。

去年の11月3日は、モンゴルのテレビのTV5で仕事の内容や職場の様子を紹介する番組に出演しました。
今は、残念ながらこの番組は終わってしまって、現在活躍中の関係者が取材されるチャンスは無いのですが、また、別の形で復活するのではないかと期待をしているのです。

ボランティアで活躍している人たちの活動の意味を、映像と音声とであらわすことで、理解を深めるための手助けになるのです。
そして、それで彼らの苦労がが少しでも報われるなら願っても無いことです。
その上、職場の仲間として苦労をともにしているモンゴル人にとっても大きな励みになるのです。

来週は、JOCVがセミナーを日本モンゴルセンターにて開催します。
夫も、自身の専門について、高校生向けに1時間半ほど話をします。(通訳が入りますから、内容はその半分になります。)

今、資料を作り、通訳さんに末オてもらったり毎日遅くまで、パソコンに向かっています。
専門家向けではない話をするのが、初めてです。
分かりやすく目や耳から入るにはどのような図や写真を使えばよいか、どのような言葉を選べばよいか、苦心しているようです。
通訳さんも、専門についてはまったくの素人ですから、頭を悩ませているとか。

若者のしかもモンゴル人に向けて発信する夫の情報が、彼らにどのように受け止められるのか、楽しみです。
モンゴルの地下資源を自らの手で探し出したいと思う若者が出現するでしょうか。
大学生は、女性が多いのですが、こういう分野に男子学生が興味を持つと良いのに。
女性の、緻密なまじめさも大事ですが、男子学生の細かいところにとらわれない大まかさも必要な分野と、夫から聞いています。

しかし、そんなことより前に、夫がちゃんと当日に思うような発表が出来るのでしょうか。そのほうが、今は、心配です。

           がんばれ!
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ニコ?

2005年11月02日 | モンゴル語
あらぁ、二個って言ったのに、一個しか入ってない。
楽しみにあけたケーキの箱を覗いてがっかり。

チョカさんは、半分にしましょうというのですが、白いクリームの上に赤いハートのフルーツクリームが飾ってあるケーキを二つに切るわけにはいかないでしょう。

私は、一緒に買ったクッキーを食べることにしました。

私 「二個ください」と二本指を出す。
店員「ニゴ?」
私  うなずく

モンゴル語の一個は「ネグ」そして一個ですか?は「ニゴ?」
店員さんが日本語で尋ねるわけは無いのに、迷わず返事をしてしまって、、、また間違ったよ。
前回は、夫も一緒に間違ったのだから、今回まではまぁ、よしとするか。

チョカさんは嬉しそうにクリームの乗っているスャ塔Wケーキを食べている。
私は、クッキーを食べる。
ソウルレストランの中のケーキ屋さんは、UBで一番おいしくて高い。
ちっちゃなショートケーキが、2,000トグルクもする。
大きいノーカットのラウンドケーキが20,000トグルクだから、めったにはありつけない味である。

今日は、オルティンドーの練習の後で直ぐそばのお店でケーキを買ってうちに帰りました。
昨深夜、オーブンレンジがボン!という音とともにきな臭いにおいがしたのです。
それで、別のレンジを運び入れてくれることになっているので、外でお茶をしないで、まっすぐ帰ったというしだい。

他の不用(でもないけど)不急のものは、あてもなく待たされるのですが、火事などの危険を伴なう事に関しては、ちゃんと直ぐに動いてくれるのがわかって、一安心。

トイレの水がちょろちょろと止まらなくて、白い便器が鉄分の赤錆に染まってしまうのは、ちっともかまわない。
二度ほど、水を止める作業はしてくれたけれど、それ以上は直す気配が無い。
水の流れが悪くてペーパーが流れ残ってしまうのも、ちっともかまわない。
便器自体を取り替えますという約束だけはは出来ているのだが。。。。。

それが客用トイレだから私は急ぐのよ。
使えるのだからいいでしょう?とは決して言わないけれど、思っていることは確か。

ケーキ一個から、トイレに飛び火した今日一日でした。








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