採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

チュニジア菓子

2010-12-06 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

ここ2年程、年に一度の贅沢、とシリアからバクラバを取り寄せています。
お友達の分も共同購入を集ったりしているのですが、今年はどうしようかな。
他のも試してみたいかも。

という訳で、お友達におすすめ出来るものかどうか、ひとまず一度試してみることにしました。
以前から気になっていた、チュニジアのMASMOUDIというお店です。
色々試せそうな詰め合わせを2種類頼んでみました。
BTE09-METAL BOX 1KGCOF12-Coffret khomsa cuir rectangulaire

向こうのラマダン休みなどで何度もメールをやりとりしてかなりごたつきましたが、ようやく到着。

色とりどりのお菓子達!


記念に個別に写真を撮ってみました。

(2020.02.18 リンク先できるだけ修正しました)

■バクラバ系

1910/11/20チュニジア菓子 BA01-BAKLAWA FEKIA
アーモンドとヘーゼルナッツ、やや少なめのピスタチオのバクラバ。FEKIAとはおそらくヘーゼルナッツのこと。
1910/11/20チュニジア菓子 BA04-BAKLAWA PISTACHIO
ピスタチオだけのバクラバ。
1910/11/20チュニジア菓子 BJ10-BJAWIA BOURGEOISE
上下のパイ生地はなく、同量のピスタチオ、松の実、ヘーゼルナッツを固めてあります。蜜がネットリ。
1910/11/20チュニジア菓子 BJ01-BJAWIA
同量のアーモンドとヘーゼルナッツ、その半量のピスタチオを固めてあります。
1910/11/20チュニジア菓子 RO06-RONDELLE
ピスタチオナッツを固めたものをピスタチオペーストで巻いてカットしてあります。


■フィロ生地包み

1910/11/20チュニジア菓子 SA01-SAMSA
フィロ生地を三角形に整形してあります。表面にはピスタチオ。
1910/11/20チュニジア菓子 中味はアーモンドとヘーゼルナッツの細かいペースト(ポクポクした食感)。
1910/11/20チュニジア菓子 SO01-SORRA (新名称OCH BOLBOL)
フィロ生地を整形して焼売のようにしてあります。
1910/11/20チュニジア菓子 中味はダイス状のアーモンドとヘーゼルナッツ。
1910/11/20チュニジア菓子 BR01-BRYOUETTE ALMOND
フィロ生地をシガレット状に整形してあります。
1910/11/20チュニジア菓子 中味はアーモンドの粉で、ほろっとした食感。


■マジパン系

1910/11/20チュニジア菓子 KA01-CROWN ANBAR
アーモンド粉(マジパン)の焼き菓子。
1910/11/20チュニジア菓子 卵も使ってありややふんわり、しっとり。
1910/11/20チュニジア菓子 TA02-TAJIN LEMON
アーモンド粉(マジパン)の焼き菓子。
1910/11/20チュニジア菓子 リング状のものと似ていますがレモンで香りづけしてあります(実はよく分からなかった)。
1910/11/20チュニジア菓子 TA01-TAJIN ALMOND
極薄の(餃子皮のような)小麦粉生地でマジパン生地を包んである焼き菓子。
1910/11/20チュニジア菓子 中はしっとりしたマジパン。
似たような極薄小麦粉生地を使ったお菓子がサルデーニャにあり、興味深いです。
1910/11/20チュニジア菓子 BA06-BAKLAWA BEY FEKIA
ピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツペーストを重ねたもの。一番下は柑橘系の風味がした気がします。
(菱餅みたい)
1910/11/20チュニジア菓子 BO09-BOULETTE BEY
マジパンをかなり固く練り固めたもの。ローズウォーターで香りづけしてあります。。



■マカロン系(MLABES

1910/11/20チュニジア菓子 卵白とお砂糖で出来たと思われる、すべすべしたマカロン状のお菓子が5種類ありましたMLABESというようです。
外側はほろっとした食感で、どうやって作るのか想像がつきませんでしたが、動画(これとかこれとか)を見ると、粉砂糖、卵白、少量のアラビアゴムとトラガカントガムを泡立てたとろっとしたアイシングをコーティングするようです。しかも、一気に全部かけるのではなく表と裏二度に分けて。なんと・・・。

それぞれ中味が違います。
1910/11/20チュニジア菓子 (上段左から)
ML03-MLABES HAZEL NUT
へーゼルナッツペースト入り。
1910/11/20チュニジア菓子 ML02-MLABES PISTACHIO
ピスタチオペースト入り。
1910/11/20チュニジア菓子 ML01-MLABES ALMOND
アーモンドペースト入り。色がついているのでローストアーモンドなのかもしれません。
1910/11/20チュニジア菓子
MF02-MLABES FILLED WITH CARAMEL
キャラメル味。キャラメルはマジパンで包んであります。
1910/11/20チュニジア菓子

MFC01-MLABES FILLED WITH LEMON
マジパンの中にレモン風味のジェリー入り



■その他

1910/11/20チュニジア菓子 AMA04-AMANDINE ALYSSA
これが一番変わった味でした。
皮は小麦粉もしくは澱粉製のソフトなもの。中味はデーツか何かと各種スパイスを使ってあるのか、とてもスパイシーで独特の味でした。
1910/11/20チュニジア菓子 NR01-ROYAL NUGAT
薔薇の花びらで飾ったピスタチオ入りヌガー。


味の感想は・・・

・チュニジアのお菓子は、マジパンを多用してあり、しっとりしたものが多い印象。
・マジパンの焼き菓子は甘さは控えめに感じた。どれも美味しい。
・バクラバ類は、パイ生地のサクサク感や、ナッツのポリポリ感はあまりなく、蜜がネットリした食感。甘さはシリアより強い。
・フィロ生地で包んで整形してあるものは、生地のパリパリ感はあまりなく、蜜でしっとり湿っているような感じ。
(ラマダン休みがあったので、もしかしたら作りたてではないのかもしれない)
・バクラバ類は、全体にナッツの刻み方が細かく、ナッツの風味がやや弱め。
・マジパンを使ったものは、南仏のカリソンを思い起こさせる。地中海を通じて伝わったのだろうな・・・。

どれも美味しいことは美味しいけれど、バクラバ系のお菓子でどちらかを選ぶとしたらシリア(Semiramis)のバクラバでしょうか。
「鳥の巣」の軽いパリパリ感といい、バクラバのナッツたっぷりピスタチオの風味満載感といい、卓越している気がします。

コメント (2)
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