週末、お友達ご夫妻と、とあるところに出かけたのですが、そこで、楽しいものを拾ってしまいました。
昔の子供は、遊びながら生でぽりぽり椎の実をかじったようです。
私も食べてみましたよ!
味は、ほんのり甘く、生なので少し粉なっぽさがあって、生栗のような感じ。
アクっぽさは全く感じません。
ナッツ系の油脂を感じる味ではなく、芋・栗系のデンプン質の味です。
予想外に美味しいです。
縄文人はお米ではなくドングリが主要な食べ物だったとか(こんな美味しいものを食べていたのね)。
椎の実なら、私も主食にしてもいいかも。
(米、麦に比べ、カロリーは3分の2,タンパク質が半分から3分の1、ビタミンCは、栗の2倍以上だそうです)
時期が遅くあまり拾えなかったのですが、たまたま産直で見かけて1袋ゲットしてきました。
人類なので、生食だけでなく調理もしてみないとね。
椎の実、また食べたいな・・・。
鎌倉の鶴岡八幡宮の夜店では、銀杏や椎の実を炒って売るお店があるそうですが、そういうところで買うのは高そうですよね。
ナワバリ内で、自分で拾える場所を見付けたいです。
冬の間に念入りにパトロールしてみよう。
神社やお寺の境内にあることが多いらしいので、ちょっと遠征もしてみようかな。
■■椎の実おこわレシピ(覚え書き)
■材料
椎の実
もち米・うるち米(うるち米を切らしていたため今回はもち米のみ)
■作り方
(1)椎の実を拾う。焦げ茶色でつやつやしたものを選ぶ。薄茶色になっているものは古いので拾わない。
拾ってきた椎の実は、外側は大丈夫に見えても中が傷みやすいのでなるべく早く加工する。
(2)ボウルに入れて水を張り、洗う。浮いてきた実は大胆に捨てる。
(選別後の水に沈んだいい実は冷凍して保存出来るかもしれません(経験無))
(3)(a)乾煎り、もしくは(b)蒸し+乾煎りで加熱する。(今回は乾煎りしました)
(4)殻を剥き中味を取り出す。
(ご飯に炊き込む場合は、後から加熱するので、生のまま割って中味を取り出してもよいような気もします。生の方が渋皮がツルリとれるような・・・)
(5)研いでおいたお米と混ぜて電気釜で炊く。
■椎の実の加熱方法
(a)乾煎り
鍋に椎の実を1層に入れ、転がしながら加熱する。
数個がはじけたら火を止め、別の器にあける。
それぞれ殻を割り中味を取り出す。
私は今回はこの方法でやりました。
なお、冷めると割りにくく、また渋皮がとれにくくなるため、(フライパンではなく)行平鍋に1層に並ぶ程度の量ずつ作業する方がよい気がします。
予め殻を叩いてヒビを入れてから加熱する、という方法もあるようです。
炒りすぎると殻や渋皮が剥けにくく、また実も堅くなってしまうので要注意。
乾煎りして取り出した実を、すり鉢などで粉にしてクッキーも作れるようです。
(b)蒸し+乾煎り
鍋に椎の実を1層に入れ、数ミリ分の水を張る。
フタをして、水分がなくなるまで加熱する。
フタをあけ、数個がはじけて来るまで転がしながら加熱する。
(c)殻ごと茹でる
炒ると香ばしさが加わりますが、茹でると柔らかくなるようで、こちらの方が好きという人もいるようです。
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■参考情報
・オンライン自然教育ネットワーク>ドングリの試食
・ころころ島>秋のたんけん>どんぐり拾って食べちゃおう
・ころころ島>ころころ島お料理ノート
ドングリ料理の下準備
どんぐりだんご
ドングリクッキー
どんぐりお焼き
シイの実ご飯
(「ころころ島」は漢字少なめで子供を(も)ターゲットとしたHPのようですが、大人向きの解説も要所要所にあり、読み応えがあります。写真も多くとても参考になります。)
・椎の実の食べ方(ブログ記事)