採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ポメロピール

2011-05-23 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

週末は、久々に京都にお出かけしていました。
ダンナサマと一緒に移動、とはいえ現地では別行動。

丁度21日は東寺の弘法市。午前中からじっくり見回ってきました。
その日はものすごい暑さでした。
木綿のショールを水で濡らしてぎゅっと絞り、帽子の上からかぶって日よけにしたりしつつ、よく歩き回りました。
(「ちょっぴり」お買い物も)

今回は久々の旅行で、一番思ったのは、なんだか都会は色々な匂いがする、ということ。

 駅ホームのお蕎麦屋さんのダシの匂い
 駅を歩いているとどこからともなく漂ってくる、ニンニクを炒めた匂い
 通りすがりの女性の、華やかな香水の香り
 ホテルのロビーの、タバコとエアコンの混ざった匂い
 お掃除の際にこぼれたのか、エレベーターの中の芳香剤もしくは洗剤の匂い
 弘法市の露店の、タケノコの醤油焼きを焼く、醤油の焦げた匂い
 思わず吸い寄せられてしまう、露店のベビーカステラの、甘ーい匂い

普段の生活ではこんなに匂いを意識したことはありませんでした。

いつもうろついているような人口密度が低い場所は、匂いもあまりしないのかな。
慣れている場所か、そうでないかだけの問題だろうか。
ようやく花粉の季節も終わり、嗅覚が戻ったということだろうか。
知らない道に散歩に連れて行かれ、しきりにフンカフンカしているワンコになったような気分でした。

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つい先日、ようやくポメロピールが完成しました。
シロップに漬けたまま何日もおいたり、などうだうだと長引かせていましたが、ようやく終了。

ポメロはお友達のカノンさんから頂いたものです。
黄色くて大きな柑橘で、味は文旦によく似ています。
ものすごく好みのタイプの柑橘です。
文旦もそうですが、果肉の味が好みだと、皮を使うことを考えるより中味が食べたくて、結局皮を利用しそびれてしまうことがよくあります。
でもポメロは文旦と違って苦味も少ないので、一度は挑戦してみないと。

今回は茹でこぼしなしの方式を試してみました。

■■ポメロピール
■材料
ポメロ皮
果糖
レモン汁
水飴

■作り方
(1)ポメロをよく洗い、剥く。すっかり水に浸るように大きなボウルに入れ、冷蔵庫に入れる。
時々水を換え、数日間おく。
水を換える際、水をなめてみて、苦味をチェックする。最初はとても苦いが、段々薄くなる。

(2)適度に苦味が抜けたら水からあげ、表皮のツルツルしたところをピーラーで剥く。
柑橘が大きくなるほどこのツルツル部分は固くなるので、ポメロ、晩白柚は剥いた方がよい気がします。
この部分は色および香りづけのためガーゼに包んで一緒に煮る。

(3)大きめの鍋にポメロの皮、表皮のガーゼ包み、水、レモン汁少々、砂糖少々を入れ、落としぶたをして皮が充分柔らかくなるまで煮る。適宜アクをとる。

(4)砂糖を追加しつつ何度か煮直し、徐々に糖度を上げていく。適宜アクをとる。
やり方は時によりまちまちなのですが、シロップだけ別鍋にあけ、別鍋に砂糖を足して煮立たせてアクをとり(この間は鍋のそばを離れない)、熱いシロップを皮の方に戻す。そして皮の入った鍋を今度は湯煎であたため、一応皮の芯まで熱くする、という方法だと焦がさなくて割とよいです。

(5)途中でガーゼ包みは取り出し、その分スペースがあくのでひとまわり小さい鍋に移し替える。

(6)シロップが蜂蜜のようにとろりとしてきたら、皮をシロップからあげ、干す。
シロップは瓶などに詰めておき、ママレードを作る際に砂糖代わりに使用する。

(7)干した皮を一旦ビニール袋に取り込み、再度天気のよい日に干す。
表面を手で触ってほとんどべたつかないくらいになったら出来上がり。

(8)冷凍保存。

2011/05/15ポメロピール 5/15、干し上がりました。

 

私はピールを作る際は、ついつい沢山レモン汁を入れてしまいます。甘酸っぱい味になります。
でもレモン汁なしでも、酸味のないほろ苦いピールになって、こちらも美味しいです(カノンさんに味見させて頂きました。ありがとうございました)。

レモン汁を入れると(ペクチンの作用だと思うのだけれど)もっちりしたピールになりますが、レモン汁なしだと、とろっととろける感じのピールになります。

 

コメント (2)
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