採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

人参のジェゼリィエCEZERYE

2012-10-10 | +お菓子(各国)


父が新高梨を送ってくれたので、古新聞をやぶいて、一個ずつそれにくるんで冷蔵庫に入れる準備をしていました。
うちは新聞をとっていないので、作業中、ついつい読みふけってしまいます。
(そんな我が家になぜ新聞紙があるかというと、飛行機に乗ったり実家に行ったり、貰える機会があれば必ず貰ってくるから)
そこにダンナサマが。

ダンナサマ:「それいつの新聞?」

Fujika:「えーと(日付を見る)、あ、結構新しいよ。今年だよ。今日何日だっけ?二ヶ月も経ってないくらいだよ。」

ダンナサマ:「・・・・・。新聞っていうのはその日のものを読むんだよ・・・・」

Fujika:「別に古いやつでも面白いよ。なぜかというとだなあ、
   ・面白いものには普遍性がある
   ・一ヶ月くらいは長い人生、誤差のうち
   ・そもそも最新の社会状況もよく知らない人には、一ヶ月前のニュースが古いかどうか認識するのは不可能
   ・日のもとに新しきことなし
     ま、好きなの選んでよ。」

ダンナサマ:「・・・・・」 


ダンナサマ:「そういえばうちのオフクロが子どもの頃はさ。」

Fujika:「はいな」

ダンナサマ:「野菜とか魚とか、大概のものを買うと新聞紙でくるんでくれたし、家でもイモを包んだり、新聞紙って大活躍だったんだよね。」 

Fujika:「うんうん。昔はそうだったよね」

ダンナサマ:「一方で毎日家に新聞が配達されるじゃない?で、幼いオフクロは考えたみたいなんだよね。」

Fujika:「ふむ?」

ダンナサマ:「『そうか、包み紙にするのに白紙じゃ味気ないから、字が書いてあって読むことも出来る包装紙を毎日届けてくれるのね』って」

Fujika:「うぷぷぷぷ。子どもの頃のお母さんにとっては、新聞はまず包み紙だったのね。
   日本の新聞紙は本当に質がいいもんね。天ぷらの油を切るためにオーブンで加熱しても、日本の新聞だと全然問題ないんだよ。
   インドネシアのだと、インクか紙かわからないけど、ちょっと変な匂いがするもんね」

ダンナサマ:「何で日本の新聞紙だけ質がいいんだろうね?」

Fujika:「だよね」

ダンナサマ:「やっぱさ、日本の新聞は、焼き芋くるむからじゃない?」

Fujika:「そ、その論法は・・・・
      (思考回路が遺伝してるわ・・・・・)



===話はかわって================

 

人参のジェゼリィエcezeriye

春に種まきをした畑のニンジンが、割と形よく出来ました(でも固い)。
野菜室に、ビニール袋に入れてしまっておくと、かなり長く保存できます。
ちょびちょび使ってはいましたが、定期的に大量消費しないと、全然先が見えてきません。 

この前は、人参入りサルサを作ったけれど、今度はトルコの人参菓子を久々に作ろうかな。 


トルコの人参菓子はジェゼリィエといいます。
ねっちりするまで煮詰めた人参に、沢山のナッツを混ぜるというもの。
食感は、もにょっとした生地にカリカリのナッツが混ざり、くるみゆべしに少し似ています。
でもしょっぱくないのでくるみゆべしより私は好みです。


■■トルコのお菓子 人参のジェゼリィエ/ジェゼリエ/CEZERYE
(オリジナルレシピはTULAY(トゥライ)さんのHPこちら
■材料
すり下ろしたにんじん 400g (西洋おろし金でおろしたこともありましたが、今回は固いかもしれないのでゼスターグレーターを使用)
砂糖         1.5カップ(150g~250g程度。煮詰めた後にに味見して、やや甘すぎたか、という程度)
水          1/3カップ
シナモン粉やカルダモン粉   オリジナルレシピにはないけれど、少し入れると美味しい気がします
薄力粉     大さじ3 ・・・粉はあわせてふるっておく。ダマがあると失敗の元
コーンスターチ 大さじ3
くるみや松の実、ピスタチオなど  適量 ・・・から煎りして砕いておく

■作り方
1)にんじん、砂糖、水をふたをして、テフロン加工の鍋でよく煮る(弱火で40分)。
もし焦げ付きそうなら水を足してもいいが、最後は水分をとばすようにする。
(この段階で、甘さはしまった甘すぎたか、という程度がいいと思う。ナッツが大量に入るので、最後には甘みがかなり薄まります) 

2)そこに薄力粉とコーンスターチをふるってから入れ、弱火で15分、混ぜながら加熱する。粉っぽさがなくなる。
あまりにも焦げそうな場合電子レンジで時々混ぜながら加熱してもよい。
(水分が少ないと15分コンロで加熱するのは難しい)

3)出来上がり際にナッツをこれでもか、というくらい沢山入れて練り込む。

4)型にココナツフレークを敷き詰め、その上から人参生地を詰め、上からもココナツをふる。
冷めると切り分けられる固さになる。


人参のジェゼリィエcezeriye

こんな感じに出来ました。
今回ふりかけたココナツは、細かいタイプです。 

人参のジェゼリィエcezeriye

断面がよく分からないので、昔の写真も。
この時はピスタチオを混ぜ込み、ココナツロングをまぶしました。 



■参考情報
ジェゼリィエのことは、これまで何度か記事にしていました。

(1)人参のジェゼリィエ(胡桃入り)
2007年のお正月、実家の畑で穫れた人参を使ってつくりました。

(2)また別の機会の人参ジェゼリィエ(ピスタチオ入り)
2008年のこと。
夜11時頃まで意味もなくお菓子作りをしていました。うー、いまより元気だったなあ。 

(3)カカオ味のにんじんボール(ハヴチュル・トプラル)(柑橘ピール、胡桃入り)
2009年に作りました。ジェゼリィエのココア風味版といったお菓子。 

(4)ズッキーニのジェゼリィエ (アーモンド入り。でも胡桃の方がおすすめ)
作ったことすっかり忘れていました。
2010年はズッキーニが豊作で、消費に困って作ったのでした。 

(5)人参のジェゼリィエ(胡桃入り) (この記事)
2012年9月作。 畑でとれたMy人参で作りました。

コメント (6)
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