父が那須を散歩していたら、なんだか食べられそうなきのこを2株もみつけたそうです。
「これは!?」 と思ってひとまず採取。
その後、鑑定してもらうために、あっちやらこっちやらへ車で移動。
近所のきのこ屋さんに持っていってみたら、××のイベントに詳しい人がいるから言ってみればと言われ。
移動してその人に聞いてみたところ、いやあっちのマツタケ屋にきいた方がいいと言われ。
また移動してマツタケ屋に行ったところ、詳しい人が、いま村のお祭りに行っているからそこに行ってみて、と。
更に移動して、村のお祭りでその人を探し・・・
という感じでたらい回し状態になった結果、一応、食べられそうという結論に。
種類は、ハタケシメジ説もありましたが、センボンシメジというのが多数派になったとか。
「今年はきのこがとれてないし、一株5000円くらいの値段がつくよ」とも。
二株だと1万円! お宝じゃーん。
片方を送ってもらうことにしました。
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じゃん! これがセンボンシメジ。 おほほほほ。 5千円相当のきのこ~。
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計ってみると、410gほどもあります。
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アップはこんな感じ。 ・軸の太さは一様で白っぽい ・カサはシメジ色 ・ひだは細かくて柔らか目で、灰色っぽい色
自分で見付けた場合、同定出来るかなあ・・・。
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こちらはもう一株の方。 こちらの方はやや若めでカサが丸っこいです。
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まずは洗ってバター炒め。 水気を切ってから炒めていますが、きのこから水分がじゃんじゃん出てきます。 父は加熱後の状態で祖母の家に持ち運ぶつもりで、なんと出てきた水分を捨ててしまったのだそうです。 この水分にダシというか旨みというかきのこ味が含まれているのでは!?
炒めたきのこを汁ごとトーストにかけて試食してみました。 きのこ本体はひょろひょろした見かけに似合わずなんとも濃厚な風味がします。アミガサタケにやや通じるところもあるかも。 そして汁が沁みたトーストを食べると、こちらにもやはり濃い旨みが。 やっぱ汁は捨てちゃだめです。
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炒めておいたセンボンシメジ、ヴァイスブルスト(カイエさん作)、ジャガイモのクリーム煮(朝食)。 これもまた美味! クリームとセンボンシメジの風味がよく合います。 クリームにきのこの旨みが溶け出しているので、パンで吸い取って食べました。 じゃがいもともよく合いました。
ただし、炒めておいたものを使うより、生を調理した方が香りが強いみたい。 そういえば、ヤマドリタケモドキも、生のものを炒めた出来たては、格別の風味です。余ったものを翌日チンしても同じ味にはならないのです。 傷んでしまうのが心配で、つい加熱を急いでしまったけれど、洗った状態で冷蔵庫に入れておけばよかったかな。
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和風炊き込みごはんも試してみました。 センボンシメジはまず茹でておき、ゆで汁ときのこ、醤油、塩、エリンギ、がんも、枝豆と炊きました。 こちらも、ほんわか上品な風味。 枝豆が意外といい仕事しています。
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この時同時にマイタケも送ってもらいました。
それについては別記事にしました。
業務連絡:
お父さんへ お宝の天然きのこ、ありがとうございました!また探して下さいね。
あと、来年も出るかもしれないので、場所覚えておいてね。