採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

栗ペースト、栗きんとん

2012-10-24 | +お菓子(各国)

栗拾いのコツは、虫栗を拾ってこないこと。
・・・柴栗ならこう言い切れますが、大粒栗はそういう訳には行きません。
だって虫のところちょっと削れば、あとは使えそうですよね。


虫食いの栗は、渋皮煮には向きませんが、美味しい栗きんとんが作れます。
岐阜県中津川の栗きんとんは、すごく美味しいけれど、そうそう買えないですよね。
自分で作れば、食べ放題!
手作りはとってもお勧めです。


手作り栗きんとん

栗きんとんを作るのに、鬼皮ごと丸茹でし、スプーンでくり抜く、という方法もあるようですが、私は、まず皮を剥いてしまいます。
(あらかじめ虫の有無や栗の状態がチェック出来るので)

左は渋皮煮用。右は栗ペースト用。
これをさっと茹でて渋皮を剥きやすくします。 

手作り栗きんとん

渋皮を剥いた、ほぼ生の栗(半割にしておく)。
鍋に浅く並べて水を栗の5分目程度入れ、弱火で煮ます。 
このときバニラビーンズを一緒に煮るとバニラ風味がつきます。 

手作り栗きんとん

ほこほこに煮えてきたら、ポテトマッシャーや木べらでざっと潰します。
(滑らかにしすぎない方が栗の食感があって美味しい気がしています) 

手作り栗きんとん

茶巾に絞ると、栗きんとんの出来上がり。

手作り栗きんとん

すぐに食べない分は、冷凍します。
瓶に入れると匂い移りがないので最近はこの方式です。
上部はアルミ箔でぴったりカバー。

手作り栗きんとん

こんなに出来た。
栗ペーストは、例えばロールケーキに巻き込んだりすると美味しいです。 



■■手作り栗きんとん
■材料

好みの砂糖 (茶色い砂糖と果糖を混ぜています) バニラシュガーを混ぜても。
蜂蜜 (お好みで。入れるとコクが出るように思います)

■作り方
(1)栗の鬼皮を剥く。虫食い部分は、大きめに取り除く。

(2)鍋にお湯を沸かし、渋皮つきの栗を投入する。4分ほど(再沸騰しなくてよい)茹で、冷水にとる。
これで渋皮付近が少し柔らかくなり、皮むきしやすくなる。

(3)渋皮のついた栗は水につけておき、どんどん渋皮を剥いていく。
剥けた栗は、半分程度にカットする。

(4)栗が1~2層になるような鍋に栗を入れ、水を栗の5分目程度入れる。
フタをして弱火で煮る(バニラビーンズを一緒に煮てもよい)。
時々様子を見て、適宜栗をかきまぜる(満遍なく煮えるように)。
煮えて来るに従って、栗が粉を吹いたようになり、またちょっと触っただけでほろりと崩れるようになる。

(5)栗がいい具合に煮えたら、水分量をチェックする。
底にうっすら水分が残る程度ならばそのままにしておく。ちゃぷちゃぷに水分が残っていれば、その水を別容器にあけておく。
(後で調節するので、捨てないでとっておく)

(6)ポテトマッシャーもしくは木べらで、栗をざっと潰す。
このとき頑張って滑らかにし過ぎない方が、ポクポクした食感が残って美味しいような気がします。 
ここに砂糖や蜂蜜を適量入れ、適宜弱火の上で練る。
水分が足りないようならば追加。多すぎるようならば、火の上で練るか、電子レンジにかける。
冷めると固くなるのでそのつもりで、柔らかめにしておくといいです。

(7)固さ・味が丁度よくなったら火を止め、別容器に移してさます。
ラップで茶巾に絞れば、栗きんとんの出来上がり。
すぐ食べない分は冷凍しておきます。
ジップロックでもいいですが、最近は瓶に詰めてから冷凍するのが、匂い移りがないので気に入っています。
解凍する際は、自然解凍だと水っぽさがあるので、電子レンジで熱々にチンするとよいです。


■参考情報
(1)栗きんとん 2009年10月に作ったときの記事

(2)栗ペーストの利用法 2009年10月の記事
ロールケーキ、おまんじゅうなどにしました。 

(3)栗ペーストの利用法 栗まんじゅう 2012年2月の記事
ちゃんと和菓子の本を見て栗まんじゅうを作りました。
餡は、ライマビーンで作った白あんと栗ペーストを混ぜました。ほどよい栗風味でなかなか。 

コメント (4)
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