栗拾いのコツは、虫栗を拾ってこないこと。
・・・柴栗ならこう言い切れますが、大粒栗はそういう訳には行きません。
だって虫のところちょっと削れば、あとは使えそうですよね。
虫食いの栗は、渋皮煮には向きませんが、美味しい栗きんとんが作れます。
岐阜県中津川の栗きんとんは、すごく美味しいけれど、そうそう買えないですよね。
自分で作れば、食べ放題!
手作りはとってもお勧めです。
栗きんとんを作るのに、鬼皮ごと丸茹でし、スプーンでくり抜く、という方法もあるようですが、私は、まず皮を剥いてしまいます。 |
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渋皮を剥いた、ほぼ生の栗(半割にしておく)。 |
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ほこほこに煮えてきたら、ポテトマッシャーや木べらでざっと潰します。 |
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茶巾に絞ると、栗きんとんの出来上がり。 |
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すぐに食べない分は、冷凍します。 |
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こんなに出来た。 |
■■手作り栗きんとん
■材料
栗
好みの砂糖 (茶色い砂糖と果糖を混ぜています) バニラシュガーを混ぜても。
蜂蜜 (お好みで。入れるとコクが出るように思います)
■作り方
(1)栗の鬼皮を剥く。虫食い部分は、大きめに取り除く。
(2)鍋にお湯を沸かし、渋皮つきの栗を投入する。4分ほど(再沸騰しなくてよい)茹で、冷水にとる。
これで渋皮付近が少し柔らかくなり、皮むきしやすくなる。
(3)渋皮のついた栗は水につけておき、どんどん渋皮を剥いていく。
剥けた栗は、半分程度にカットする。
(4)栗が1~2層になるような鍋に栗を入れ、水を栗の5分目程度入れる。
フタをして弱火で煮る(バニラビーンズを一緒に煮てもよい)。
時々様子を見て、適宜栗をかきまぜる(満遍なく煮えるように)。
煮えて来るに従って、栗が粉を吹いたようになり、またちょっと触っただけでほろりと崩れるようになる。
(5)栗がいい具合に煮えたら、水分量をチェックする。
底にうっすら水分が残る程度ならばそのままにしておく。ちゃぷちゃぷに水分が残っていれば、その水を別容器にあけておく。
(後で調節するので、捨てないでとっておく)
(6)ポテトマッシャーもしくは木べらで、栗をざっと潰す。
このとき頑張って滑らかにし過ぎない方が、ポクポクした食感が残って美味しいような気がします。
ここに砂糖や蜂蜜を適量入れ、適宜弱火の上で練る。
水分が足りないようならば追加。多すぎるようならば、火の上で練るか、電子レンジにかける。
冷めると固くなるのでそのつもりで、柔らかめにしておくといいです。
(7)固さ・味が丁度よくなったら火を止め、別容器に移してさます。
ラップで茶巾に絞れば、栗きんとんの出来上がり。
すぐ食べない分は冷凍しておきます。
ジップロックでもいいですが、最近は瓶に詰めてから冷凍するのが、匂い移りがないので気に入っています。
解凍する際は、自然解凍だと水っぽさがあるので、電子レンジで熱々にチンするとよいです。
■参考情報
(1)栗きんとん 2009年10月に作ったときの記事
(2)栗ペーストの利用法 2009年10月の記事
ロールケーキ、おまんじゅうなどにしました。
(3)栗ペーストの利用法 栗まんじゅう 2012年2月の記事
ちゃんと和菓子の本を見て栗まんじゅうを作りました。
餡は、ライマビーンで作った白あんと栗ペーストを混ぜました。ほどよい栗風味でなかなか。