採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

鳥取マンションリフォーム(13):窓のカーテンレール

2017-04-18 | +鳥取マンション

4月14日夜~15日と、鳥取に行って、最後の作業をしてきました。
窓のカーテンレールも、前回途中だったのがようやく完成しました。

色々と勉強になったので、記録しておきたいと思います。 

鳥取マンション

オリジナルはこんなものがついていました。
窓枠に、2本の焦げ茶色のアルミレールがネジ止めされています。 
レールにあわせてランナーも焦げ茶色。 

鳥取マンション

全部の窓がそんな感じ。
で、右の二つの窓は、上端の位置が微妙に違うので(右が少し高い)、当然レールの位置もずれています。


最初に見たときから、このカーテンレールはあんまり好きじゃないなあ、と思っていました。
業者さんに見積もりも出してもらいましたが(機能レール(タチカワファンティア)で、30000円+間接経費10%)、自分で交換してみようかと思います。
方針は次の通り。 

・ブラインドや、ハニカム状のスクリーンなど、オシャレな方法はいろいろあるかもしれないけれど、ひとまず全部カーテンをつけられるようにする。ブラインドは風ではためくとうるさいし、からまるし。掃き出し窓はやっぱりカーテンが便利だし。
・カーテンは、窓枠より少し上から吊り下げるようにしてみたい。
・レール(機能レールと呼ぶようです)じゃなくて、棒にカーテンリングを通すタイプ(装飾レールと呼ぶようです)にしてみたいかも
・カーテンは、海外だと1枚だけぶら下げる例も多いようだけれど、やはり2枚(厚いのとレースの)さげられるようにしておいた方がよさそう。
高層階なので外から見える心配はないけれど、夏などは日よけのためにレースを閉じておいたりするし・・・。
・手前側はポールにして、レースの方は、機能レールにしようかな。
機能レールは、なんと言っても走行性がいいし、支持金具の場所を問わず、カーテンを移動させられます。(ポールに輪っかを通すタイプだと、支持金具と支持金具の間でしか動かせない)
あと、値段も安い。ポールとレールの組み合わせって美観的にどうか分かりませんが、まあやってみよう。


たまたま東京駅近くに、沢山のカーテンレール(とカーテン)が見られるショールーム(松装)があるので鳥取の帰りに行ってみました。
接客担当者に開口一番に言われたのは「壁に下地がちゃんとないと装飾レールはつけられません」ということ。
鳥取のカーテンレールが窓枠にとりつけられていたのは、(マンションの外壁側はGL工法なので)下地がないからでした。
「ということは不可能なの・・・?」と呆然としたまま失意に沈んで、せっかくのカーテンレールはろくに見ずにすごすご退散。


何とかならないものかと帰ってから検索しまくり、「どこでも下地」というものを使えば石膏ボードにネジを打つことが出来そう、という気がしてきました。
重たいカーテンを下げたら石膏ボード自体がいつの日か壊れるかもしれないけれど、そうなったらそのとき考えればいいや。もしかして壊れないかもしれないし。
こういうバクチみたいなことは、プロには出来ないけど(壊れたら弁償したり直したりなどリスクが高い)、自分の家でDIYでやる分には誰にも止められな~い。ひゃっほ~。

棒タイプのカーテンレールは、アイアンぽい黒いもの、メタリック(ステンレス)、白、木目調などいろいろあります。
黒が引き締まるかなー、と私は思っていたのだけれど、ダンナサマは「木の感じで」と。
あらそうですか。まあ木の方が軽いし、強度の点ではよさそう。

で、ダンナサマにこのサイトを見てもらって選んだのがこちら。

スムースウッド19

タチカワのスムースウッド19というもの。

あまり光らないシルバーの金具と、ナチュラルな木の組み合わせ、というデザインです。

棒の太さは、太いほどカントリー調で、細いほど都会的(?)な印象のですが、これは19mmで、比較的細めの部類。

棒の端っこには玉やら紡錘形のものやらカッコイイ飾りがありますが、ダンナサマに聞いたら、飾りのない、プレーン(一番下)でいいとのこと。ふーん。じゃ、それで。(AかBがキレイだなーと思ってたけど) 

スムースウッド19 スムースウッド19

金属の支え金具(ブラケット)は、シングル1種とダブル2種の、この3タイプがあります。
右上のダブルは、木の棒を2本つけるというもの。
下にあるのが機能レールと組み合わせるタイプ。
(カタログに写真がありません。なんでだろう。よっぽど製品に自信がないのだろうか?)
今回は、コレにします。
(上の二つはネジ2個のようですが、これはネジ1個。届いてびっくり) 


ショールームにおいてあったはずですが、ろくに見ずに退散してしまったので、実物は見ないまま、これに決定です。(近所のカーテン屋を数軒巡りましたが、トーソーならサンプルを展示しているところがいくつもありましたが、タチカワは全然なかったのです)

ここで節約の神様が降りてきまして。
全部純正品で揃えるのではなく、代用できるものは代用して、少しでも安くあげたい・・・。

・ポールは、純正は19mm(塗装済)だが、20mmのタモ丸棒(無塗装)を別の所から買う。1mm太いものをブラケットにはめこむのは、部分的にけずることで対応。塗装は、フローリング用の塗料(ラッペンワックス)を自分で塗る。
 (純正:約17000円 代用品約7500円 約10000円節約)
・リングランナーってすごく高価! ニトリに似たものがあるのでそれにします。
 (純正:1個129円×85個=10965円、ニトリ:5個399円×17=6783円、約4000円節約)

そうだ、木の棒と組み合わせる機能レール(タチカワファンティア)の、色を決めないといけません。

タチカワファンティア

こちらがファンティアのレールカラー確認シート。近所でタチカワのレールの取扱店を探して、実物はなかったものの、これだけでも見てきました。

純正品のポールならば、機能レールはナチュラルとあわせるとか。
でも私が買ったのは代用品だし、どの色が合うのか全然分かりません。
(丸棒の切れっ端を持って帰って比べればよかったけど鳥取に置いてきてしまった。それに、丸棒は、モノによって随分色が違うのですよ)

最初は壁の色にとけ込むように白(ホワイト、もしくはライトグレージュあたり)にしようかと思っていましが、むしろ悪目立ちするかも?
丸棒に近い色、だけど若干ボンヤリ目立たなくしたい、という願いを込めて、ペールにしてみました。 


モノを買う段階でも悩みまくりましたが、工事も勿論、いろいろありました。
19mm用のくぼみに20mmを嵌めるため、ずいぶんコツコツ棒を削りました(これは想定内)。
2本のポールをつなぐためのジョイントネジは、予想以上に難しかったなあ。
(ネジがなくてもよかったのかも)

 

鳥取マンション

これが「どこでも下地」。
(詳しくは検索してみて下さい)
スポンジの小片を湿らせて穴に入れ、そこにウレタン液を注入するという手順です。
24時間経って硬化すると、カチカチに固くなります。 

鳥取マンション

硬化の際は発泡して液が垂れてくるので養生は必須。
ふよふよのシフォンケーキみたいなスポンジが、バターケーキくらいの固さになり、更にチーズのような固さになったらカッターで出っ張りを切り落とします(今回は壁紙ごと穴をあけてしまいましたが、この方法ならより目立たなくてよさそうです)。
なお、今回のブラケットの固定ネジは一箇所。わお。責任重大じゃん。
(上下二箇所あっても結局は上で支えているのだけどさ・・) 

鳥取マンション

ブラケットは計9箇所。なんとか全部にとりつけ出来ました。

ネジ止め一箇所でも、いちおうしっかり留まってはいるみたいです。 

鳥取マンション


レールの色は、うーん、なんか思ったよりピンクっぽかった・・(上の写真の見本と違うよね!?光線の違い?)
でもまあこんなものかと思えば・・・。

代用品のニトリのリングランナー、本来はポール径15~18mm用を無理矢理導入しましたが、大丈夫そうですよね。タチカワのブラケットの色とも似てるし、まあまあだと思ってますが、如何でしょう。。

鳥取マンション

エアコンのダクトがあるここは、ポールは長くしておいて、レールはぶつかってしまうので短くしました。
(レール用ブラケットを買いました) 

鳥取マンション

掃き出し窓ふたつの間は、中心にブラケットをつけて、ポールやレールはつなぐような感じにしてみました。
ここにカーテンをためておけるかなと思って。
(実はポールの継ぎ目には数ミリ隙間があいてます・・) 

鳥取マンション

これは寝室コーナーの窓ですが、ここだけでなく全体的に、窓サイズよりカーテンレールをだいぶ長めにしてみました。
カーテンを寄せたとき、タッセルで縛らなくても窓にかからないようにしたかったので。
(これは単に私の好みで、定石ではないと思います) 

鳥取マンション

窓の高さが違っていて気になったこの部分、ポールの高さをあわせたら目立たなくなるかと期待していましたが・・・。ううむ。
ポールの高さは同じはずなのですが(板を渡して水準器で見ると概ね水平)、右のポールの方がわずかに高く見えます。目の錯覚か、位置どりのわずかなミスか。
どうしても気になるなら、取り付け直してもいいけど、当面このままかなあ。 


費用としては、代用品で節約を計りましたが、2本とも機能レールで揃えるよりも高くなりました。値段分ステキに見えるかどうかは・・・? (フィニアル(端っこの飾りパーツ)をつけるとまた印象が変わるかもしれませんが、あっさり素っ気ないくらいでもいいかな、と)

やってみたかったことを実行出来たし、初めてのことを、悩みながらも沢山経験できて、とっても面白かったです。カーテンレールの世界も奥が深い、ということがよく分かりました。

すごく勉強になったので、この経験を次に生かしたいところなのですが、当面、うちのカーテンレールを交換する予定はなく・・・。(カーテンボックスに入っているタイプなのでイメチェンはしようがないのです)
誰かカーテンレールを交換するなら、お手伝いしたいものです。
(え、こんなザツな作業では、お呼びじゃない?)


■2回に分けて作業したメモ
○3月末
・とりつけ位置の計測、印付け
・どこでも下地注入
・ポールカット、接続
・ブラケットとりつけ
・ポール塗装2回

○2回目の前に
・機能レールの色確認
・機能レール注文

○4月中旬
・ポール塗装1回
・機能レールうけとり
・機能レールカット、とりつけ
・ポールにリングランナーはめこみ
・ブラケットとポールをネジで固定(純正ネジは短すぎるため手持ちネジで) 

コメント
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