4月14日夜~15日と、鳥取に行って、最後の作業をしてきました。
窓のカーテンレールも、前回途中だったのがようやく完成しました。
色々と勉強になったので、記録しておきたいと思います。
オリジナルはこんなものがついていました。 |
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全部の窓がそんな感じ。 |
最初に見たときから、このカーテンレールはあんまり好きじゃないなあ、と思っていました。
業者さんに見積もりも出してもらいましたが(機能レール(タチカワファンティア)で、30000円+間接経費10%)、自分で交換してみようかと思います。
方針は次の通り。
・ブラインドや、ハニカム状のスクリーンなど、オシャレな方法はいろいろあるかもしれないけれど、ひとまず全部カーテンをつけられるようにする。ブラインドは風ではためくとうるさいし、からまるし。掃き出し窓はやっぱりカーテンが便利だし。
・カーテンは、窓枠より少し上から吊り下げるようにしてみたい。
・レール(機能レールと呼ぶようです)じゃなくて、棒にカーテンリングを通すタイプ(装飾レールと呼ぶようです)にしてみたいかも
・カーテンは、海外だと1枚だけぶら下げる例も多いようだけれど、やはり2枚(厚いのとレースの)さげられるようにしておいた方がよさそう。
高層階なので外から見える心配はないけれど、夏などは日よけのためにレースを閉じておいたりするし・・・。
・手前側はポールにして、レースの方は、機能レールにしようかな。
機能レールは、なんと言っても走行性がいいし、支持金具の場所を問わず、カーテンを移動させられます。(ポールに輪っかを通すタイプだと、支持金具と支持金具の間でしか動かせない)
あと、値段も安い。ポールとレールの組み合わせって美観的にどうか分かりませんが、まあやってみよう。
たまたま東京駅近くに、沢山のカーテンレール(とカーテン)が見られるショールーム(松装)があるので鳥取の帰りに行ってみました。
接客担当者に開口一番に言われたのは「壁に下地がちゃんとないと装飾レールはつけられません」ということ。
鳥取のカーテンレールが窓枠にとりつけられていたのは、(マンションの外壁側はGL工法なので)下地がないからでした。
「ということは不可能なの・・・?」と呆然としたまま失意に沈んで、せっかくのカーテンレールはろくに見ずにすごすご退散。
何とかならないものかと帰ってから検索しまくり、「どこでも下地」というものを使えば石膏ボードにネジを打つことが出来そう、という気がしてきました。
重たいカーテンを下げたら石膏ボード自体がいつの日か壊れるかもしれないけれど、そうなったらそのとき考えればいいや。もしかして壊れないかもしれないし。
こういうバクチみたいなことは、プロには出来ないけど(壊れたら弁償したり直したりなどリスクが高い)、自分の家でDIYでやる分には誰にも止められな~い。ひゃっほ~。
棒タイプのカーテンレールは、アイアンぽい黒いもの、メタリック(ステンレス)、白、木目調などいろいろあります。
黒が引き締まるかなー、と私は思っていたのだけれど、ダンナサマは「木の感じで」と。
あらそうですか。まあ木の方が軽いし、強度の点ではよさそう。
で、ダンナサマにこのサイトを見てもらって選んだのがこちら。
ショールームにおいてあったはずですが、ろくに見ずに退散してしまったので、実物は見ないまま、これに決定です。(近所のカーテン屋を数軒巡りましたが、トーソーならサンプルを展示しているところがいくつもありましたが、タチカワは全然なかったのです)
ここで節約の神様が降りてきまして。
全部純正品で揃えるのではなく、代用できるものは代用して、少しでも安くあげたい・・・。
・ポールは、純正は19mm(塗装済)だが、20mmのタモ丸棒(無塗装)を別の所から買う。1mm太いものをブラケットにはめこむのは、部分的にけずることで対応。塗装は、フローリング用の塗料(ラッペンワックス)を自分で塗る。
(純正:約17000円 代用品約7500円 約10000円節約)
・リングランナーってすごく高価! ニトリに似たものがあるのでそれにします。
(純正:1個129円×85個=10965円、ニトリ:5個399円×17=6783円、約4000円節約)
そうだ、木の棒と組み合わせる機能レール(タチカワファンティア)の、色を決めないといけません。
モノを買う段階でも悩みまくりましたが、工事も勿論、いろいろありました。
19mm用のくぼみに20mmを嵌めるため、ずいぶんコツコツ棒を削りました(これは想定内)。
2本のポールをつなぐためのジョイントネジは、予想以上に難しかったなあ。
(ネジがなくてもよかったのかも)
これが「どこでも下地」。 |
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硬化の際は発泡して液が垂れてくるので養生は必須。 |
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ブラケットは計9箇所。なんとか全部にとりつけ出来ました。 |
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エアコンのダクトがあるここは、ポールは長くしておいて、レールはぶつかってしまうので短くしました。 |
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掃き出し窓ふたつの間は、中心にブラケットをつけて、ポールやレールはつなぐような感じにしてみました。 |
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これは寝室コーナーの窓ですが、ここだけでなく全体的に、窓サイズよりカーテンレールをだいぶ長めにしてみました。 |
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窓の高さが違っていて気になったこの部分、ポールの高さをあわせたら目立たなくなるかと期待していましたが・・・。ううむ。 |
費用としては、代用品で節約を計りましたが、2本とも機能レールで揃えるよりも高くなりました。値段分ステキに見えるかどうかは・・・? (フィニアル(端っこの飾りパーツ)をつけるとまた印象が変わるかもしれませんが、あっさり素っ気ないくらいでもいいかな、と)
やってみたかったことを実行出来たし、初めてのことを、悩みながらも沢山経験できて、とっても面白かったです。カーテンレールの世界も奥が深い、ということがよく分かりました。
すごく勉強になったので、この経験を次に生かしたいところなのですが、当面、うちのカーテンレールを交換する予定はなく・・・。(カーテンボックスに入っているタイプなのでイメチェンはしようがないのです)
誰かカーテンレールを交換するなら、お手伝いしたいものです。
(え、こんなザツな作業では、お呼びじゃない?)
■2回に分けて作業したメモ
○3月末
・とりつけ位置の計測、印付け
・どこでも下地注入
・ポールカット、接続
・ブラケットとりつけ
・ポール塗装2回
○2回目の前に
・機能レールの色確認
・機能レール注文
○4月中旬
・ポール塗装1回
・機能レールうけとり
・機能レールカット、とりつけ
・ポールにリングランナーはめこみ
・ブラケットとポールをネジで固定(純正ネジは短すぎるため手持ちネジで)