「神岡とんちゃん」もしくは「飛騨とんちゃん」という食べ物があります。
牛ホルモンをタレに漬け込んであるもので、玉ねぎやキャベツと一緒に、モツ煮込みにして食べるものです。
(牛ホルモンなのに豚(トン)腸(チャン)とはコレ如何に?)
これはダンナサマのソウルフード、みたいなものです。
何十年も前から、出張で奥飛騨方面に行った折りに、行った先のバーベキュー小屋で食べさせてもらったり、買って帰って家で作ったりしています。
探せば他にもあるのかもしれませんが、奥飛騨温泉郷の「かしき」という小さなスーパーでしか買えないという貴重品。
(過去にブログ記事にしてないかと検索しましたが、まだでした・・)
このとんちゃん、ダンナサマにとってはセンマイが入っているのがミソなのだそう。
センマイって、結婚してこのとんちゃんを食べるまで、食べたことがないものでした。
特に味というほどのものはないので、ポイントは歯ごたえかなあ。
モゾモゾ・ザクザクした感じで、特徴的な歯ごたえではあります。うむ。(肉っぽくはない)
先日、いつも行かないスーパーに行ったところ、牛モツミックスが安くなっていて、さらに隣にはセンマイが。
ダンナサマがじーーーーーっと熱い視線を送っています。
「買ってみる?」と聞いたら、「うんうん、センマイも沢山買おうね」とえらく乗り気。
これまでとんちゃんは味付け済みのものを買うものだと思っていますが、自家製のを作ってみることになりました。
ちょっと自信ないけど、チャレンジ!
■■あてずっぽのとんちゃんのタレ
■材料
・台湾の手づくり腐乳の汁(大豆の粒も)
・台湾の白醤油(塩はとても控えめで、ほんのり甘みあり)
・玉ねぎ少々
・ニンニク
・日本の醤油
・日本の味噌
・砂糖少々
(ショウガは、ダンナサマの意見によりナシ)
これらをスティックミキサーでピュレ状にし、味見してやや濃い味にするため、日本の醤油・味噌を適宜追加しました。(野菜を入れると薄まるため)
初挑戦の自家製とんちゃんでしたが、大成功!
「奥飛騨まで行かなくても、うちで作れるんだね~」と二人で感動しきりでした。
最後、煮汁などが少し残るので、それはゴムべらできれいにかきよせて、器に。
翌日、小さなフライパンに移し、冷凍うどんを煮込んで、とんちゃんうどんにしました。
これも、奥飛騨のバーベキューハウスでの定番で、おいしいだしがうどんに沁み込んで絶品でした。
また作ってもいいなあ。
モツって、しょっちゅう食べるものではありませんが、たまに食べると元気が出ますよね。