近所の産直で、おしり側がくぼんだ珍しい金柑を見かけました。
かなりの大玉と、普通サイズの金柑くらいの小玉、両方ありましたが、迷った末、普通サイズくらいのを買ってきました。
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こちらがその金柑。 おしり側がくぼんでいますよね。 金柑は、真ん丸や長丸型などがありますが、どれもぱんぱんにまるくふくらんで、くぼみがあるようなものは初めて見ました。
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皮はつやつや。
今回選ばなかった方の大玉は、生のプルーンくらいありそうな大きさでした。 こんな金柑あるのね~。
まずは一個、口に放り込んでみます。
皮が薄い!簡単に噛み砕けます。 そしてなんか、普通よりとってもジューシー! (でも酸っぱい!!!) 金柑によくある、柑橘の苦みというか渋みみたいなものは弱い気がします。
とりあえず、甘みを足して使う方がいいかも。 ということで、スライスしてフルーツポンチを仕込みます。(金柑、はちみつ、柿、パッションフルーツ)
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切ってみると、驚きの断面。 ミニチュアのオレンジみたい!(金柑ぽくない!) 半分に切って果汁を絞ることもできそうなジューシーさ。 (金柑とは別物じゃないかしらん?シークワーサーの血が混じってるとかさ。)
普通の金柑は、表皮とその下の白いところと、房の皮と、タネがほとんどで、果肉(つぶつぶのところ)は目立たない気がします。 こんなに果肉たっぷりでジューシーな金柑があるとはびっくり。 タネも少なくて、1個につき、タネは2,3個。 生食するにはかなり酸味が強いけれど、もう少し待てば酸味がおちつくかもしれません。
実と皮が比較的しっかりくっついている風なので、輪切りコンフィや、輪切りママレードを作ることも出来そうです。 輪切りコンフィにして、チョコ掛けしたら、小さくてかわいいかも。 (逆に、普通の金柑を巾着切りにして作る丸ごと甘露煮のようなものは、果皮が薄く果肉が多すぎて向かないかもしれません)
加工もしてみたいので、また買いに行ってみようと思っているところ。
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調べてみると、大実金柑(福寿)、という品種だそうです。
(参考サイト)
ほどほどの大きさの木に、すずなりに実るようです。
豊かな感じで、植えていて楽しい木かもしれません。
■参考情報
食用金柑の主な種類(Wikipediaより)
マルミキンカン 丸実
ナガミキンカン 長実
フクシュウキンカン 福州(この大実金柑のこと)
ネイハ(ニンポウ)キンカン 寧波 「たまたま」などのブランド金柑はこの種類
交雑種
ライムクアット マルミキンカンとメキシカンライム
サンクアット マイヤーレモンとキンカン (参考ブログ)
オレンジクアット 温州ミカンと寧波キンカン
シトレンジクアット ナガミキンカンとシトレンジ(オレンジ×カラタチ)
交雑種がすごく面白そう!
サンクアットは、黄色っぽい金柑みたい。黄色の柑橘Loveの私としてはこれが特に食べてみたいな~。
スペインの砂糖菓子屋さん(de Turrones Galiana)では、ライムクアットの砂糖漬けを作っています。
ほかにもキュウリや玉ねぎの砂糖漬もあってびっくり。玉ねぎのは、つやつやとシルクのように輝いてとっても綺麗!
柑橘のデータベース(カリフォルニア大学)