2010年にインドネシア、主にジョグジャカルタに行ったときの記録です。
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ホテルの朝食でももちもち系の軽食を食べましたが、街を歩いて買い物できるチャンスがあるときは、更にせっせと買い食いしました。
外見から味が想像つかないことも多いのですが、大抵がモチモチしたもので、それなら全部好み!
母は、「(小汚い道端に売られているものでも)なんでも食べるからビックリした」
と言っていましたが(こういうこという人っておなか弱めですよね。実際母もそう)、私は一度もおなかこわしませんでしたよ!
このインドネシア旅行で一番心に残ったおやつが、実はこれ。
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もち米とココナツ(あと微量の塩)を、おはぎみたいに半殺しにして四角い型に詰め、それをスライスして炭火で焼いたもの。 お砂糖はおそらく入れておらず、自然なココナツの甘みのみ。 これが、ほんのりした薄い味わいで、もちもちして香ばしくて、とっても美味しかったのです。
持ち運べるコンロに、商品はこれだけ。道端商売の中でも、いちばん簡便な機材ですよね。 しかも、おやつ作りの技術も簡単な部類。 簡素だけれど、美味しかったんだなー。
何度か同じ道を通りましたが、同じ人はみかけませんでした。 今でもまだお店出しているかなあ・・。
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こちらはまた別のお店。 さきほどよりも手が込んでいます。
左側のお団子を買ってみました。 (指さして買うしかないので、右側は注文が難しそうでやめました)
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パッケージはこんな感じ。 ノートブックの1ページで包んであります。 子供の勉強用ノートの古いやつかなー。
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ノートの内側はバナナの葉で、その中にココナツまぶしのおだんご。
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緑色のお餅的な質感のもので、中にはとろっとした甘いシロップ。 パンダンリーフで色づけした米粉で椰子砂糖のカケラを包み、茹で、ゆだったらココナツをまぶしてあると思われます。 マレーシアで食べたオンデ・オンデとほぼ同じものだと、今となっては分かります。 インドネシアではクロポン/Keleponというようです。 (インドネシアのオンデ・オンデは、マレーシアとは違って中華菓子の揚げ胡麻団子になるみたい)
ココナツがとても新鮮で風味豊かで美味しかったなー。 マレーシアのものは大手チェーン店のものでしたが、こちらは、誰かが今朝作った、という感じがあります。
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これは、タピオカ的な粉(もしくは芋?)を練って揚げたような感じ。 米粉よりはデンプンぽい半透明な感じで、もちもちして、表面はサックリ。味は薄めで具などはなかった気がします。 また食べたい・・。
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小麦粉、ふくらし粉、イーストも使って鉄板で焼くカステラ。 今調べたところ、マルタバ・マニス/Martabak Manisというようです。 霜柱のように縦にのびた気泡が見事です。 とっても好き。
自分でも作れるんだろうか・・・。
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おやつ屋さんの店先。 選んだりする時間もなく、右上の葉っぱ巻、その左の唐辛子添え、その左下の揚げ菓子をぱぱぱっと買いました。
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葉っぱ巻はこうなっていました。 炊いたもち米をのばして、その中に塩味の炒め物的なものが入っています。 塩味系の軽食で、もち米がたっぷり使われているので、わりとおなかにたまります。
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これは揚げ菓子。 皮はおそらく小麦粉製で、餃子みたいな形状です。 あんは、ニンジンと豆腐?の炒め物。薄めの味付け(塩味)です。
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唐辛子添えのものは、小麦粉のクレープで、豆腐とタケノコか何かの炒め物を包んであるものだった気がします。 炒め物の味は、え、暑いのにこのくらいでいいの?と言いたくなるくらい、薄味。 スパイスもほとんどなしでした。 パンチを効かせたい場合は、青唐辛子をかじる、ということでしょうか。
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これはえーと、バナナ関連の揚げ物だったかな。
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母に評価が高かったのはこちら。 蒸し焼きバナナ。 (母は世代的なものもあって、かなりのバナナ好き) 単純にバナナを蒸し焼きにしてあります。 (バナナといってもいろいろ品種があるようですが) 特にこれは小さなサイズのバナナでおやつにちょうどよかったです。
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これはMirotaという大型軽食レストランにみんなで行ったときのもの。
ongol-ongolというもちもちしたココナツまぶしのお菓子がぷるぷる美味しかったです。 上から2番目のものに似ていますが、色は茶色で半透明。ココナツシュガーを混ぜ込んであるのでこの色なのかな? わらび餅に似ている気がします。 調べてみると、サゴ椰子の幹からとったサゴ澱粉と椰子砂糖を混ぜて加熱して作るようです。
右奥の層状になっているものは、クエラピス/Kue Lapis。ういろうのようなぷるぷるのお菓子です。 様々な色合いのバリエーションがある模様。
インドネシアのお菓子を体系的に解説した本があったら是非読みたいものです・・・。
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こちらがMirota。 トレーにとっていくスタイルなので、コミュニケーションがいまいちでも大丈夫。 でも、道端の手作りのお店の方が、素朴な味わいかなーと思いました。
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