採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ニンニク2013:遅植えなどの実験結果

2013-06-27 | +ニンニク

昨年ニンニクを植え付けたのは、10/17でした。これは、畑仲間ではやや出遅れた方。

植えたのは次の4種類。
 (1)大粒ニンニク
 (2)小粒ニンニク
 (3)珠芽
 (4)珠芽の中でもとりわけ小粒のゴミのようなもの

11月上旬、食べる用にとっておいた三つ編みも、段々芽がふくらんできたのでバラして冷凍することにしました。
が、冷凍庫がいっぱい。

植え付けには遅いと知りつつも、何粒か実験として播いてみることにしました。

 (5)そこそこ大粒のニンニクを遅く(11/7)植えたもの

全部で5パターン植えたことになります。


(1)(2)早い時期に植えたニンニクと、(5)遅い時期に植えたニンニクの出来具合を比べてみます。 

garlic

4/11時点。早植え(10/17植え)の大粒のもの(1)。
とても立派な株でした。

garlic

こちらが遅植えのもの。
種球の大きさはそこそこ立派だったはずですが、植え付けが20日遅れたせいで成長が遅れています。

でもこの後5月の暖かさで、地上部はほとんど同じ大きさに育ってきました。 

ということは遅植えでも問題ないのかな? 

garlic

掘ってみました。
右が早植え((1)大粒種と(2)小粒種のが混ざっています)。
左が遅植え。

遅植えでも茎の太さは同じくらいです。
玉もまあまあ立派に育っているように見えますが、角度を変えてみると・・・ 

garlic

こちらは早植え。
ニンニクらしく、お花型(?)に鱗片が育っています。 

garlic

こちらも早植え。
小玉ニンニクでも、ちゃんとお花型。 

garlic

遅植え。
なんか、鱗片の数が足りません。 

garlic

こちらも遅植え。
円形になっているので鱗片の数はちゃんとあるようですが、お花型になる程には発達していません。
これの場合は、収穫時期を10日程遅らせればもう少し育つのかもしれません。
でも雨で地上部が腐ってくる恐れもあり、収穫してしまいました。 

garlic

下仁田ネギ?と思うような、玉がほとんどふくらんでいないものも。
このシルエットはもしや?

garlic

剥いてみると・・・

garlic

おおおおお、やはり!
一球タイプです。

どうやら、遅く植えると、形成される鱗片の数が減ってしまうこともあるようです。 

garlic

遅植えタイプの中に1個だけ、様子がおかしいものもありました。
押してみるとフカフカです。 

garlic

切り開いてみると、ニンニクらしきものは形成されていません。
成長の途中で病気にかかって腐ってしまったのかな。

 


(4)ゴミのような珠芽を植えたもの。

肥料を入れてマルチを張った場所に、大粒の珠芽から順に植え付けていきました。
そして少しだけ、ゴミのようなプチ珠芽が余りました。
どうせ捨てるなら折角だし、と耕してもおらず、肥料も入れていないその辺の土をほじって埋めておきました。

本来ならば根元を下、とんがりを上に植え付けるのですが、コロコロしてつまみにくいミニ珠芽なので、傾いて植えたものもおそらくあったと思います。 

garlic


植えたのは、確か乾燥アズキ粒かそれより小さい、このくらい。

 

garlic

芽が出ても極めて細く、雑草に紛れて踏んづけそうになったり、雑草と間違えて抜いしまったりしました。
(いくつかは実際踏んだ)
私の乱暴狼藉にも負けず生き延びたものは、4/11には、何が植わっているかくらいは分かるようになってきました。
やっぱこの程度だよなーと思っていたのですが、この後、地上部は驚くほどスクスクと育ちます。 

garlic

収穫する頃には、葉っぱは予想以上に茂っていました。
(葉っぱ部分の、上の写真との違いを見て!)
玉も太っていました。
ビー玉みたいなのものもありますが、それでも大半はニンニクらしく育っていてびっくりです。 

garlic

ゴミクズ出身とは思えないくらい、ニンニクらしく育っています。
実は一球タイプがゴロゴロ出来るといいなーと思っていたのだけれど、 普通のニンニクになりました。

garlic

クズのような珠芽と比べてみると、こんな感じ。
何倍にも大きくなっています。 




■ニンニク植え付けメモ
・遅く植えすぎると、鱗片の数が正常に形成されず、2、3片になったり、場合によっては1片になったりする。 
・畑仲間の様子を見ていると、このあたりでは10月上旬くらいが適期か。
・珠芽は結構小さくても、植えるとちゃんとニンニクになる。乾燥大豆以上のサイズは植える価値あり。
 (肥料も必要)
・でも乾燥小豆より小さい珠芽は、捨てちゃってもいいかも。 
・小さい珠芽は、9月とか、非常に早い時期に植えたらどうなるのだろうか?

・小粒の鱗片からは、当然ながら大きな鱗片からより小さなニンニクができる。
・では、小粒鱗片をずっと早い時期に植え付けるとどうなるのだろうか?
 普通の時期に植えたものよりも大きく育つのだろうか。それとも何か問題があるのだろうか
 (栽培マニュアルには、植え付けは早すぎても遅すぎてもダメとある。理由が書いていないものが多いが、早すぎると葉が病気になりやすいと書いてあるサイトがあった)

・確実に一球タイプを作る方法ってあるのだろうか。ほどほどの大きさの珠芽(又は鱗片)を、遅めの時期に植え付ける・・? 

 

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