実家の庭のレモンから、何枚か葉っぱを貰ってきました。
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濃い色の葉っぱ数枚と、薄い色の新しい葉っぱも少々。 以前、新聞か何かで、レモンの葉の天ぷら(揚げ菓子)というものを見て、ずっと作ってみたいと思っていたのです。
衣をつけて揚げて、葉自体は食べず、香りの移った衣をしごくように食べるのだとか。 変わってますよね!
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さてレモンの葉。 揚げやすいように、ほどほどの大きさの葉を選んできました。
衣は、もはや前にみかけた資料はどこかに行ったので、(検索もせず)普通の天ぷら風でひとまずやってみます。 薄力粉、卵、そしてお菓子っぽくなるように、重曹少々。 甘さは、揚がったあとにお砂糖をかけるようなので、なし。
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重曹を入れたせいか、衣はぶわぶわと膨らみ、ものによっては葉っぱが脱皮してしまうものも。 あきゃ。 本来はどういう食感のものか分かりませんが、サクサクに揚がりました。
サックリした衣に、粉砂糖をかけて食べてみました。 レモンの皮の香りは・・・うーん、しないことはないけど、すごく香るか、というとそれほどでもないような・・・。 もうちょっと香りのパンチを効かせたいかも。 という訳で・・
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粉砂糖と、更に脱皮しちゃってパリパリに揚がった葉っぱを、細かく揉み砕いてふりかけてみました。 うん! 香る! これはとってもいい香りです。 これくらい強い香りの方が面白いです。
レモンの葉は、少量でもかなり強く香ります。 素揚げ状態でアクが抜けているはずですが、沢山食べると痺れるような強い風味があります。
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揚げ物のメインディッシュだったのは、鹿肉のカツ。 これに、マスタードと砕いたレモンの葉をかけたら、これもまた美味でした。
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作ったあとに調べてみたところ、この料理はスペインのもので、パパラホテス paparajotes というそうです。
衣には、砂糖やメレンゲ、レモンの皮のすりおろしを加え、ふりかけるのはシナモンシュガーだとか。
材料の一例としては、
500 g 小麦粉
100 g 砂糖
2 個 卵
1/2 リットル 牛乳
1/2 袋 イースト
揚げる用オリーブオイル
ふりかけ用粉砂糖とシナモン
塩ひとつまみ
レモンの葉
(↑これはメレンゲではなくイースト入りですね)
今回適当に作ったものは、ちょっと違ったけど、でもまあ、レモンの葉の風味がなんとなくわかってきました。
揚げ菓子は、中高年二人家族にはちょっと面倒だし沢山出来ちゃっても保存も不便なのでまた作るかどうかは不明ですが、レモンの葉は(また実家に行ったら)またもらってきて使ってみたい素材ではあります。
・例えば魚や肉のフライを揚げる前に素揚げして、油にほんのり香りづけ
揚がった葉っぱは砕いてフライにふりかける
・ホットケーキやパウンドケーキを焼く際に、一緒に焼きこんで(葉っぱ自体は食べる際に引き抜いて)風味付け。
・お菓子を焼く際に、ごくごく細かく砕いた揚げレモンの葉を混ぜ込む
・蒸しパンの下に敷いて香りづけ
(鹿児島の黒糖ふくれ菓子の下に、月桃が敷いてあるものがあるが、そんな感じ)
などなど、香りづけに使ってみたら面白そう・・・。
■参考情報
レモンの葉っぱドーナツ
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