台南はもう何度も訪れているので、最近は観光情報ではなく、その土地に住んでいる普通の方のブログとグーグルマップを参考に、散歩しています。
いま住んでいるところが、新興の郊外都市なので、名所旧跡よりも「お店」に飢えているので。
最近は「気まぐれ食いしん坊の台湾ごはん」をこっそり愛読させて頂いていました。
(目標だった1000店食べ歩きを達成されたということで、残念ながら2019年1月で更新終了してしまいました・・・)
ここで読んで、美味しそう・・と思っていたのが胡桃のケーキ。
正しく書いておくと、
迪士丹麵包蛋糕坊 デズモンド(?読み方分かりませんどなたか教えて下さい)ベーカリーの 「核桃派」 です。
核桃はクルミで、派は、パイ、という意味でよく使われているようです。発音は「パァ」という感じに聞こえます。
(ちなみにタルトは「塔」。発音は「タァ」。お菓子などの型(モールド)は「模」「モォ」のようです。)
名前に派(パイ)とついていますが、円形のケーキを8等分したもので、濃い色の生地に、レーズンとクルミがぎっしり。
写真を見るととっても美味しそう☆ きっと私の好みです。
今回はダンナサマと別行動の日が2日ほどあったので、台南市美術館を見学したあと、てくてく歩いて行ってみました。
暑さがきびしい・・・。
ようやく到達してみると、見逃してしまいそうな小さなお店でした。
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開いているかも不安になる、地味目のたたずまい。
入ってみると、全体に、とてもオールドファッションなパン屋です。 日本だと、ベーカリーとか、ブーランジュリーという言葉が広まる前の「○○パン店」という感じ。 昭和な感じ、しかも、50年代か、それより前っぽいです。 (最近はあまり見ないようなお菓子やパンがありました)
棚は大体が空でしたが(売り切れたのか、少量しか作っていないのかは不明)、お目当てのケーキ、ありました。
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(店内の写真撮影をお願いするのも恥ずかしく、また持ち帰ったケーキも何故か断面写真のみ。なので上の写真は借り物です) 丸いケーキを8等分してあり、1カット確か35元。 レーズンもクルミもぎっしり入ってずっしりしているのに、とってもお得なお値段です。
食べてみると、甘さ控えめで、ナッツがこりこり。見かけ通り、とっても美味しい! レーズン部分には、それほどお酒を感じません。ラム酒じゃなくて、紅茶とか水とかで戻しているのかしら。 生地部分は、レーズンにやや水分を持って行かれていますが、もちもちしっとりしています。 うっすら黒糖ぽい風味。 油脂はほとんど感じません。 香りから推理するに、バターは使っていないし、それ以外の油脂も、入っていたとしてもごく控えめのような感じ。
くさび形の形状で販売されていますが、この形のままガブリと齧るのではなく、パウンドケーキを切るときのように、均一な厚さにスライスしてから食べた方が美味しいような気がしました。
油脂があまりなくてもこんなに美味しいケーキが出来るんだなあ。 イギリスのウェールズ地方に、バラ・ブリスというレーズンたっぷり・油脂一切なしケーキがあるようなのですが、それに近いレシピかしら・・・? (バラ・ブリスはブラックトリークル(黒糖蜜)を使うのだそう)
時々行くパン屋にある「黒パン」(パンという名前ですが、膨張剤を使った黒糖蒸しパンのような甘いケーキで、具なし)と近いような気もします。 どういう材料か聞いてみようかな。 (来週あたりにこのパン屋に行けたら、黒パンを買ってきて、ここに写真を追加します。) 今度作ってみるのもいいな・・・。
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■参考情報
迪士丹麵包蛋糕坊 フェイスブックページ
バラブリスレシピ例
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