採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

もち米詰め蓮根

2022-01-05 | +お菓子(各国)

年末、蓮根を沢山いただいて(キョウコさん、ありがとうございました☆)、で、
ダンナサマが外食してくるということで、夜ヒマだったので、以前からちょっと気になっていたものを作ることにしました。

丸ごとの蓮根に、もち米を詰めて煮る、というもの。

もともとは中国(上海)のお料理(デザート?)で、金木製シロップでかなり甘めに煮る、というのがオリジナルで、桂花糖藕というものです。
でも、一節丸々の蓮根を、甘く煮てしまうのはちょっと考えてしまいます。
ダンナサマはきっと食べないので、ひとりで食べなきゃいけません。
どうせひとりで食べるならば、味が薄いものの方が自分としても好み・・・。

という訳で、いろいろ検索して、もち米を詰めて蒸すだけ、というものを見つけました。
この方向で作ってみます。

もち米詰め蓮根蒸し

レンコンの皮を剥き、片方の端を切り落とします。
ここに、しばらく給水させたもち米を詰めてみます。
ほどほどにいっぱいになったらいったん取り出し。
大さじ2杯分くらいでしょうか。

もち米詰め蓮根蒸し

このもち米に、金木製シロップをちょっとだけ混ぜてみます。
(前に頂いたもので、大事にとってありました)
オリジナルの桂花糖藕は、必ず金木製シロップを使うので、蓮根の風味と金木製ってあうのかも?


もち米詰め蓮根蒸し

詰めなおしたところ。
まだ入りそうですが、加熱すると米粒は膨らむので、この程度にしました。
(結果的に丁度でした)

もち米詰め蓮根蒸し

爪楊枝で切り落とした端部としっかり結合させて、蒸し器へ。


もち米詰め蓮根蒸し

蒸しあがり。
酢水など使っていないので、薄紫色の自然な色になっています。


もち米詰め蓮根蒸し

切ってみました。
めぼしい穴にはもち米が、みっちり詰まっています。最初スカスカでしたが、ぱつぱつ。


味は。
レンコンは、薄切りにするとシャキシャキですが、大きいカットだとホックリだったりもっちりだったりしますよね。
丸ごとこうやって蒸すと、とってももっちり。(あと、切るとき糸が出てくる感じ)
もち米もモチモチで、蓮根ももっちりで、全体として、歯ごたえは違いますが、お餅やお団子のよう。
割とボリュームのある、というか、おなかにたまる系のお料理です。

金木製とレンコンの相性ですが、私はそれほどいいとも思いませんでした。
レンコンってとても繊細な香りがあって、金木製とあわせると負けてしまう気がします。
もち米の独特の甘い香りと、蓮根そのままの二つの組み合わせだけで丁度よくて、強い香りや甘さはない方がいい気がしました。
(もち米と金木製は合いそうなので、白玉団子の金木製シロップ、とかの方がよさそう)


もち米詰め蓮根蒸し

食べ方として美味しかったのが、あんこ乗せ。
ほどよい歯ごたえでもっちりした土台と、甘いあんこが丁度よく、どこかにこういう和菓子がありそうです。


もしまた作るならば、金木製シロップなしでもち米を詰め、味をつけずに蒸して、こうやってあんこをあわせるのがいいかな。
ただ、味つけなしの蒸しレンコンは、そこそこ足がはやそうです。
作ってすぐ、食べてしまう方がいいかも。
若い人が何人もいるときのおやつによさそうです。

 

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