採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

チョコがけ2013~(2)ホワイトチョコレート

2013-02-05 | +チョコがけ

以前ピールのチョコがけを台湾の友人にあげたところ、「あのさ、ホワイトチョコのは作らないの?」と言われてしまいました。
どうやら彼女はホワイトチョコが好きらしいのです。

ホワイトチョコか・・。

チョコレートならば断然ダークチョコレート派なので、ホワイトチョコのことは考えたこともありませんでした。
でも。
リクエストされたし、挑戦してみるかな?


日本のお友達数人にリサーチしてみたところ、ホワイトチョコレートは嫌い、という人がほぼ全員。

モチベーションががっくり下がりますが、とりあえず、何かやってみます。

だって。

ホワイトチョコ

ホワイトチョコ、1キロも買ってしまったのですもの。
いくつか調べたところ、メーカーによって随分味が違うようなのですが、ひとまず無難に日本製を選んでみました。
・日本製だし、作業性にも配慮してあるのでは。
・チーズっぽい味など個性的なものもあるようだが、オーソドックスなものならば、外すということはなさそう。
・海外ブランドのものは結構高価。自分がさほど好きでないタイプのチョコなので、ちょびっとケチった。
 

ホワイトチョコ

今年導入の、少量テンパリングキット。
背後に見えるのはステンレス製の氷入れで、そこにお湯を入れ、このガラスの鉢をはめて使います。

ホワイトチョコ

こんな感じ。
右に見えているピンセットも、今年初導入。
小さめのものをぐっとつかんでコーティングするのにとても便利です。 

ホワイトチョコ

酸っぱいものの方がホワイトチョコに合いそうです。
・黄金柑
・マイヤーレモン
・ドライキウイ
にかけてみました。
 

ホワイトチョコ

キウイは、かなり酸っぱ渋いパンチの効いた味なので、ホワイトチョコが合いそうだと思っているのだけれど。
色も、白と緑が綺麗です。

写真あとで

そして今年マイブームな、米ポン!

スーパーにてぱらぱらのポン菓子を買ってきました。
うっすらお砂糖がコーティングされていますが、まあ仕方がない。

これをボウルに入れ、ホワイトチョコを少量ずつ入れて和え、オーブンペーパーを嵌めた大きな四角い型に入れて押し固めます。

ホワイトチョコ

型から出すとこんな感じ。
刻んだピスタチオ、ドライクランベリーを混ぜて彩りにしてみました。

ホワイトチョコ

大量の削りクズを出しつつ、キューブ状にカット。
割れやすいため切るのはすごく難しく、キューブ状にならないものも・・・。

ホワイトチョコ

そして、ダークチョコレートを半分だけコーティングしてみました。
下半分、というのと、左半分、というの、両方作ってみましたが、どっちがいいかな?
上から見てかっきり白黒模様が分かる方がいいかな。

白、緑、赤、焦げ茶と、割と彩りの綺麗なお菓子になったと思います。
ぱっと見、ヌガー・ブラン(トッローネ)のようですが、持ってみるとすごく軽いです。 

実は、ホワイトチョコレートのまったり感にアクセントをつけたくて、カルダモン粉を少量混ぜました。効果の程は・・・。逆効果だったかも・・・? 

ホワイトチョコ

後日、型2つ分作り足しました。
慣れてきて、色々上達しました。
大きさを揃えて綺麗に切るのがコツか。 


ポン菓子+ホワイトチョコ+ピスタチオ+クランベリー+ビターチョコは、両親に割と好評でした。
ナッツの香りがして、酸っぱいフルーツも入っていて、複雑な味がするとのことでした。
このあと、同じ型2つ分、作り足しました。

(メモ)
・切る際は、箱に丁度収まる大きさに切ること。7.9cmに3つ、2.5cm幅がよいか。
・カルダモンの香りは、割と好評。
・2つ同時に作りたい際は、固まらないうちに型から外すのではなく、別の型(紙箱など)を用意した方がよい。
 無理に型から抜くとゆがんだりばらけたりする。



■■ホワイトチョコレートのテンパリング
溶解温度:40-45度
下降温度:26-27度
作業温度:29度

(1)湯煎のお湯を45度にし、チョコレート容器をそこにはめ、チョコレートを溶かす。
この時、室温が低いと上はなかなか溶けないため、軽くヘアドライヤーの風をあてると早い。
お湯の温度が下がったら、適宜調整する。
(2)完全に溶けてもしばらくよくかき混ぜておく。
(3)湯煎から外し、室温で冷ましながらよくかき混ぜる。時々26度の水に容器をあてて、更によくかき混ぜる。
  (空気はあまり入らないように)
 せん断(攪拌?)により結晶が生成されるらしいです。
(4)チョコレートが26度になったら、それよりは下がらないようにする。
 29度にセットした湯煎にあてて、よく混ぜながら、温度をあげていく。
 小さく切った紙にチョコレートを浸し、すぐに固化するかチェック。出来ているようであればコーティング作業開始。
(5)作業中は、表面付近の温度がやや下がってくるため、適宜、ドライヤーの風を数秒あてる。 
チョコフォークにチョコレートがかたまってしまう場合も、ドライヤーの風で溶かす。
ドライヤーの風をあてた後は、チョコレート全体をよくかき混ぜる。
 
(※)チョコに挿す温度計は、デジタルでないものがいいように思います。
 その目盛りから上がろうとしているのか、下がろうとしているのか、を見ることが出来るので。
 また、チョコレートは温度計ではほぼ同じ温度でも、微妙に状態が違ってくる、ということも忘れないように(->来年の自分)。  


チョコレートの攪拌方法によっては、一度温度を上げて(50度)溶かし、その後作業温度(32度)に下降させるだけで(下降温度にしなくても)、β型の結晶(目的の結晶型)が生成され、テンパリングが出来るそうです(特許の資料より)。
家庭で真似できないのかな?詳しいことを知りたいけれど、よく分かりません。 

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6 コメント

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Unknown (marino)
2013-02-06 21:10:12
嫌いな人がほぼ全員ということで反応が薄いのでしょうか
私もホワイトチョコと柑橘にはあまり魅力を感じないなあ・・・と思ったんだけどよーく考えてみたら
市販のホワイトチョコにオレンジピール他のドライフルーツとナッツが入った板チョコのは大好物なのでした。
ホワイトチョコ、ピール類、ナッツのメダイヨンもいいと思います。ホワイトチョコにはフルーツが少なめの方が合うのかも。
返信する
Unknown ($有銭$)
2013-02-07 01:18:13
こんばんは(^^)
キウイとホワイトチョコ、美味しそう~それにしても凄い生産力ですね
苦味を活かした柑橘類やトロピカル系は相性良さそうですね。晩白柚、グレープフルーツ、レモン、マンゴー、パッションフルーツ、パイナップル、等々。
いつかパイナップルのコンフィも試してみたいです。
酸味が利いたカシスや杏のパートドフリュイも良さそうですね。
実は私もホワイトチョコをそのまま食べるのは苦手なのです…もったり感というか、乳臭いというか…
テンパリングも難しいので(ブルームが出ても判り辛い)ずっと手を出さなかったのですが、毎年1ルセット増を目標にと言う事で、今年初挑戦!
クーゲルンにスパイスかハーブの大人風味のガナッシュ詰める予定です。

話は変わりますが、fujikaさんは「ケスタネ・シェケリ」(マロングラッセ)をご存知ですか?
毎年栗のチョコのレシピを考えるのですが、なかなか思いつかなくてネットをふらふらしていたら、トルコ菓子でケスタネ・シェケリのチョコがけを発見。
葉が痛くなる位甘そうなのですが、Kafkasというお店のとても美味しそうで。
今年はマロングラッセも作ったので、来シーズン挑戦しようかと画策中です(その前に取寄せしたいかも)
返信する
Unknown (ca_nonn)
2013-02-07 07:37:27
ホワイトチョコ って なに?
チョコなの?  ミルクなの?
返信する
メダイヨン (●marinoさま~Fujika)
2013-02-13 10:48:05
ホワイトチョコのメダイヨン、ピールの色が映えて綺麗でしょうね。でもいつも思うのですが、ピールが露出していると、乾燥しやすそうですよね。
日数が経っても変化しにくいのは、ピールの全面コーティングでしょうか、やはり。
色は見えなくなるけれど、板チョコみたいに練り込むのもいい方法かも。
リサーチのため、チョコ売り場に行ってみようかな。どうしようかな。
このポン菓子+ホワイトチョコ+ビターチョコは、両親には結構好評でした。
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Unknown (●$有銭$さま~Fujika)
2013-02-13 18:57:50
ずっと前、市販のマロングラッセにチョコがけをしたことがあります。
http://blog.goo.ne.jp/fujika_0000/e/d2aa8670baa180d2602adf53242f595a
またパティシエタカギのマロングラッセチョコも頂いたことがあります。
http://blog.goo.ne.jp/fujika_0000/e/7ae5cec0f2def9b9d62ef948fcec030a

マロングラッセとチョコレートの組み合わせは、甘い+すごく甘い というもので、勿論美味しいことは美味しいのですが、ちょっと単調なように思いました。
お酒に浸したりするといいかも・・?

トルコのケネスタ・シェケリは知りませんでした。
劇甘アラブ菓子の国のものですから、栗のお菓子もかなり甘そうですね。でも私も食べてみたいです☆
返信する
甘くてミルキー (●ca_nonnさま~Fujika)
2013-02-13 19:17:16
ホワイトチョコレートは、カカオバター、砂糖、乳固形分で作られているようです。
茶色いカカオマス成分は含まれず、チョコ特有のほろ苦い味は全然ないです。
要するに、甘くてミルキーな味。私は余り好きではないです・・・。
でも六花亭のドライイチゴ+ホワイトチョコなど、酸味があるものと組み合わせると、割といけるかも?

ポン菓子との組み合わせは割と両親に評判が良かったので、もう少し作り足して、ホワイトチョコの消費をはかる予定です。
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