自然史博物館の写真、これでおしまいとなります。
オーストリアは海がない国ですが、だからこそ?、海に関する展示もしっかりありました。
大きなシーラカンス(ホルマリン漬けでしょうか)。 |
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マンボウ☆ |
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深海魚のリュウグウノツカイ。 |
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これも深海にいるハオリムシ(チューブワーム)。 |
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迫力! |
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今回初めて見て、一番びっくりしたのがこちら、Sea silk 。 |
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正体は、貝の足糸!!! |
シーシルクについてちょっと調べてみました。
・原料となるのは、The Noble Pen Shell (Pinna nobilis L.)の足糸。
・この貝は地中海にしか生息しない。
なのでシーシルク製品も地中海エリアで生産された。分かっているところでは、南イタリアのタラントやサルデーニャ島など。
・20年ほども生きて巨大になる貝で、最大120cmにもなる。
・水深40mまでの浅い内海を好む。
・足糸は、本来貝を固定するためのもので、繊維の長さは最大20cm程度になる。
・きれいにした状態では、ふさふさとして金茶色からオリーブ色に輝く。
・顕微鏡観察すると、この繊維は滑らかな表面を有し、断面は楕円形。
・化学構造としては絹または他の動物繊維と類似しており、赤外分光法では区別がつかない。
・窒素含有量は他の動物性繊維よりも低い。
・非常に柔軟であり、濡れたときは特にそうである。
・染色は技術的には可能なはずであるが、今日まで染色されたものは発見されていない。自然な色合いのままで珍重されてたようである。
・現存する最古の製品は、14世紀の編んだキャップである。
・歴史上の文献に、”軽く繊細で透けるような織物”がシーシルクと書かれているものもあるが、現存してシーシルクであることが確定している製品に、半透明でベールのようなものはない。
・特に古代には"byssus"(足糸)は、繊細で貴重な織物のことを指し、原料が麻かウールか木綿かシルクかシーシルクかは明らかでない場合が多い。
・中世には「海で育つ羊毛」という表現がみられる。
・17世紀には、ヨーロッパ各地の貴族の博物学コレクション(Wunderkammer)に加えられている。
・現代では、この貝が激減して保護対象になっているため、食用としても繊維用としても産業的には採取はされていない。
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ここ2ヶ月くらい、ずっと週末を潰されていましたが、義母の家の撤収もようやく終わりました。
一件の家を空っぽにするのは大変です。
自分の家じゃないので思い入れがあるものは全くないので、どんどん捨てるだけとはいえ、それでも大変です。
ぐったり、くたびれました。
ストレス解消のためおやつをばりばり食べていたら、体が重いし。ぐすん。
今週末は久しぶりに普通に過ごせるはず。
とはいえ、今度は我が家の片付け作業がかなりあります。
いまうちはひどい状態。
ひとの家をからっぽにするのにエネルギーを吸い取られ、我が家ではルーティンの作業をする余力もなく、どんどん悲惨になっていくのです。
さらに、捨てられずに持ち帰ってきたモロモロが、いまリビングに山積み。
誰も手伝ってくれないし・・・。
あーあ。
床が見えるようになったてモノがしかるべきところに収まったら、 ハウスクリーニングを頼もうかな。
(ここ数年来の悲願なのだけれど、未だ達成ならず)
来週からは、旅行記ではなくて、何かの手作りとか、キノコさがしとか、普通の記事が書けるといいのですが・・。
■参考情報
Sea silk Project サイト (英語)
どこかの博物館による、sea silk の歴史・生態・生産などのとりまとめ。
何ページもあり読み応えあります。
シーシルク製品の写真も多数。
sea silkで織られた宗教儀式用コートの写真、ほか(英語)
先ほどhttp://www.bbc.co.uk/programmes/p02y7yt6?ocid=socialflow_twitter
の記事を見かけてsea silk・・・初耳ですな!と思い検索してこちらの記事にたどり着きました。
・歴史上の文献に、”軽く繊細で透けるような織物”がシーシルクと書かれているものもあるが、現存してシーシルクであることが確定している製品に、半透明でベールのようなものはない。
の部分にある表現ってこのリンクの画像みたいな物だったのかな?と思いました。
こんな面白い布が存在してたことに驚いてます。
いつか現物を見てみたい。
日本語でなんていうのかなとググってみたのですが、英語wikiにある水羊、海西布、蛟綃、蛟女絹、等の漢語表現しか見つけられませんでした。
全く知られていなかったのかと考えると不思議と愉快な気持ちになります。
通りすがりに失礼しました
シーシルク、私もここで見るまで聞いたこともないものでした。
中国や日本には蚕からとれる絹があるので、日本までは伝わってこなかったのかもしれませんね。
さわり心地はどんな感じなのか、気になります。
手袋にするということは、しなやかで柔らかいのかなあ。リンク先、後ほどじっくり見てみたいと思います。