採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

干し芋2014:焼き芋を干す

2015-01-07 | +干し柿・干し芋・栗

12月中旬くらいから、ぽつぽつと干し芋作りをはじめていました。
最初は小さなお芋から。
小さい芋(通常なら捨てられるサイズ)は最近は焼き芋にしてから干すようにしています。
焼き芋にすると、表皮がフカフカと浮いて焼き上がるので、蒸すよりも皮むきが簡単です。
 

干し芋

最近は、最初のうちはオーブンペーパーの上で干しています。こうすると竹ザルに食い込まず、剥がし取るのが楽です。

干し芋

とある強風の日の午後、ふと前日干した柔らかいお芋を見てみると、こんなことに!
ざくざくつつかれた跡が!
うぬう、これは・・・ 

干し芋

やっぱり。敵は痕跡を残しています。
おそらくヒヨドリだな。
強風でネットが少しゆるみ、その隙間から入り込んだようです。
以前は一旦入り込んだ後出られなくなっていたこともありましたが、今回は逃げられました。


ネットは勿論しっかり張り直しておきました。

年明けからは、蒸かし芋で干し芋を作っていきます。
今年は収穫量が少なめ、という油断があり、まだ全然進んでいません。
軌道にのるまでが大変。


■■焼き芋の干し芋
■作り方
(1)60度くらいのお湯をたっぷり用意する。
(2)サツマイモの両端をカットし、このお湯の中に漬けていく。
サツマイモの温度でお湯が冷めるので、 お湯を足して温度をあげる。
(3)しばらく漬け込むと、お湯が白濁してくる。15分くらい?漬けた後、ザルにあげる。
(4)レジ袋にサツマイモを入れ、油(私は胡麻油を使用)を少量垂らし、サツマイモの表面全体に塗り込む。油まみれではなく、うっすらつややかになる程度。
油をまぶすことで、加熱の具合が均一になるのではないかと思うのですが、実際のところは不明です。
(5)天板に新聞紙数枚とアルミ箔を敷き、サツマイモをのせる。温度160度くらいで20分時々向きを変えながら焼く。
その後様子をみながら時折向きを変えつつ、温度を150度くらいに下げて更に40分くらい。 
(6)焼き上がってあら熱がとれるまで冷ます。(翌日まで放置することもあります)
両端は固くなっているので切り落とし、皮を剥き、干す。 
(7)やわやわでべたつく場合は、大きいままオーブンペーパーの上に干しておく。
ペーパーは竹ザルにじかに置くよりも、はがし取るのが簡単。
ある程度乾いてしっかりしてきたら、スライスなり、四つ割りなりにカットし、更に干す。
(8)よく乾いてきたら缶にしばらくしまっておく。1週間程度保管すると、水分が平均化し、再び表面がじっとりしてくるので、再度干す。 
保存は干し柿の保存方法と同様に。 

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フルーツケーキ2014

2015-01-06 | +お菓子(西洋)

今年の冬も、またバター不足でしたね。
(今はもう回復しているようですが)

年末、フルーツケーキ作りを考えはじめた頃にはバターがすっかり店頭から消えており、動転しました。
地震直後の物資不足にもこんなに動揺しなかったです。

バターは大量の牛乳からちょびっとしか採れない贅沢品とは分かっていますが(100gのバターを作るのに牛乳4.8リットル必要なんですって)、やはりお菓子を作るときには必要です。
(マーガリンやショートニングはあまり気が進まない・・)

なんとしてでも手に入れたい・・。おたおた。
 

カナダ産バター

という訳で、とあるところでカナダ産バターというものを買ってしまいました。 

454g入り一箱の中に、4つの棒状の包みが入っています。アメリカのレシピなどで、バター1スティック、と書かれているのは、このことだったのですね。 

カナダ産バター

独自のヨーロッパ風味とあります。箱の表にあるSwiss flavour ということかしら。

カナダ産バター

左がまた別のところで手配した森永バター。右がカナダ産。
森永は色が白く、カナダ産は黄色いです。

カナダ産バター

切った感じは、森永のはねっとりしていますが、カナダ産はぽろっとしている、という印象。
味は、カナダ産はうっすら塩気を感じます。パンにつけて食べると、あ、このパンこんなに塩味したっけ?と思う感じ。
また泡だてている最中、カナダ産の方が生クリームのような香りがしました(発酵バターのツンと酸っぱい香りより好き)。
森永の方は、パンにつけるとむしろパンの塩味が和らぎ、生クリームのような味。でも泡だて作業中には特に目だった香りはしませんでした。 

フルーツケーキ

カナダ産とはいえバターはバターよね、と普段通りの分量と手順で作業したのですが、挙動がいつもと違います。なんだか固いです。
フルーツの漬け汁なども加えてみましたが、最後、どうにも固く、粉を数十グラム残しました。

フルーツケーキ

国内メーカーのものは卵黄を入れ終わった段階でたぷたぷと柔らかく、分離寸前なのです。なので卵白は別に泡だてて粉と交互に混ぜるようにしていたのですが、カナダ産は全卵で混ぜて行ったほうが良かったのかしら。 
(何かを計り間違えたのかなあ) 

フルーツケーキ

焼き上がり。
2バッチ焼いて、1バッチ目が右のカナダ産バター、2バッチ目が左の森永バター。
大きさが違います。 

フルーツケーキ

横から見ると歴然。
1バッチ目(下)がふくらまなかったので、羮に懲りて、2バッチ目はベーキングパウダーを多めにしたせいもあるかもしれません。
でも、途中の泡だてバターの状態も全然違いました。
バターってそんなに違うものなのかしら。 

フルーツケーキ

カナダ産バターの方の断面。(お友達の写真をお借りしました。カノンさんありがとうございます!)
みっしり目ではありますが、なんとかOKかな。
ドライイチジクが真ん中にくるように目指したので、いちおうそこはよかった。 


■フルーツケーキ2014メモ
・いつもより砂糖を多くしたので、甘かったが、ちょっと食べるにはこんなものか?
・バニラビーンの種をこそげて入れた。バニラの香りは作っている最中はしたが、 食べるときはそれほどでもなかった。
・今年は具やナッツ大きめにするという試みをしてみた。
 ドライイチジクと梅酒の梅の半割、胡桃は1/4程度の大きさにしてみた。
・イチジクは中央に並べるようにした。1本あて1個(2切れ)にしたのだが、3切れあった方がいいかも。
・生地(粉)とフルーツの比率はこんなものだろうか。
 ベルベデーレみたいにほぼフルーツ、というのにも憧れているのだが。
 さしあげた先から余りフィードバックがないということは、これでいいということなのかなあ。
 

コメント (4)
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ひたし豆パスタ

2015-01-05 | +ふたりの日

冬まっただ中なので、何かが切り替わったという実感は全くありませんが、カレンダーは2015年になりました。
平成でいうと、27年!
「昭和な感じの・・」という言葉を聞く度に、それほど昔じゃないけど年号が違うと昔に思えるよね、と思っていましたが、もはや30年近く前のことだったとは。
いささか呆然。十分昔じゃん・・・。

気を取り直して。

年末は、例年通り実家に行って、あれこれ食材の加工にいそしんでいました。
(そのネタはまた後日)
3日の晩、自宅に戻ったのですが、なぜか勝手に金曜日と誤解していて、土日は家でゆっくり何かをしよう、と思っていました。

4日はゆっくり寝坊して、お昼ご飯はもらってきたお料理のリメイクで、こんなものを。
 

ひたし豆パスタ

ひたし豆のパスタ。 


ひたし豆の漬かっていた出汁となまり節を煮立て、そこにひたし豆、茹でたパスタを入れて軽くあたため、盛りつけた後に、数の子(ひたし豆に入っていたもの)とイクラ、スダチを盛りつけました。
写真ではよく見えませんが、出汁もわりとたっぷりめで、スープパスタっぽくなっています。

(土曜日と誤解しているせいで)のんびり気分で丁寧に作ったせいか、ダンナサマに大好評。
「これ美味しい。もう1回食べたいなあ☆」と。
えへ。

昼下がりには二人で電気屋さんに行き、新しいカメラの情報収集。
(弟に勧められたPENTAXのK-3は巨大すぎて片手で持てないということが判明)
お店を出たところで、西の地平線に夕日、東の地平線に満月。
まんまるを一度に見られて、豪勢です。

ドーナツが食べたいなあ、というダンナサマの意見でしたが、ミスドは近くにないためケーキ屋さんへ。
帰宅後、ティータイム。

お菓子で結構おなかがふくれたので、
Fujika:「今晩は軽くおせちの残りにして、明日の昼、カニ入りお寿司にしようか☆」
ダンナサマ:「Fujikaちゃん、明日は月曜だよ」
Fujika:「え゛!
      そうと知っていたら、もっと色々やったのに~ 

悔やんでも遅いです。
(ダンナサマもさあ、私が妙にゆったりしているから、おかしいと思わなかったのかなあ。
いつも日曜は日差しがオレンジ色になるころから翌日の月曜を憂えてドンヨリ不機嫌になっていくというのに・・・)

何一つはかどらなかったけれど、美味しいランチも作ったし、二人でのんびり出来たので、いい日曜だったと思うことにしよう。



こんな感じで相変わらず間が抜けた私ですが、今年もよろしくお願いします。

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