日経ホールで開かれた歯の健康を考えるシンポジウム「オーラルケアでより美しく」に参加し、村上伸也阪大教授の基調講演「メタボリックシンドロームと歯周病~歯周病予防に効果的なバイオフィルムコントロール」を聴講した。
病気が夫々作用し合うのは当然だと思うのだが、ストレートに学問的根拠を示されて説明されると真面目に考えざるを得ないのだが、歯が人間の健康に取って如何に大事かと言うことを思い知らされる講演であった。
8020運動と言うのがあって、80歳になっても自分の歯が20本残っておれば健康に老後を暮らせるので、これを目的にしているらしい。
私の場合は、32本の内抜いたのは2本だから、まだ、随分時間はあるが、20本以上は残ると思うが、男の平均寿命が78くらいのようなのでそれまで寿命が持つかどうかが問題だと思っている。
歯周病は、歯の生活習慣病だと教授は言う。歯と歯ぐきの間にこびり付いたプラーク(ばい菌の塊)が長年にわたって歯ぐきや骨を攻撃して壊してしまう病気だが、手入れを怠らなければ防げるようで、また、歯肉炎の状態なら回復可能だと言う。
しかし、歯周病は、ストレス、薬物、全身疾患、口腔衛生不良、遺伝、たばこなどの要因で起こるようだが、歯を磨いておりさえすれば良いというものでもなさそうである。
歯周病と全身疾患とは相互関連だというが、歯周病が、糖尿病、肺炎、心疾患、血管疾患、低体重児などの病気を引き起こすと言うことで、教授は、特に糖尿病との関係について説明し、歯周病は、糖尿病の腎症、網膜症、神経障害、大血管障害、小血管障害に次ぐ第六番目の合併症だという。
メタボリックシンドロームとの関連について説明していたが、とにかく、歯周病と言うことのみならず、全身の健康のためにも、オーラルケアの確立が必須だと強調していた。
歯と歯ぐきの間に出来たポケットに複数の種類の細菌が共存している複合体である粘性のあるフィルム・バイオフィルムを除去すること、すなわち、バイオフィルムコントロールが必須で、その為には、基本は歯ブラシであるが、場所に応じて補助的清掃用具を活用したり洗浄液の使用なども有効だということだが、虫歯を気にするよりも、歯が抜け落ちることを避ける方が先だということであろう。
ところで、歯周病など歯の病気が細菌から起こると言うことは最近の発見だと言う。
私が子供の頃は、歯周病と言う認識があったのかどうかは知らないが、とにかく、甘い物はダメで、食事の後には歯を磨けと言われていた。
歯を真っ黒にしていた子供が結構いたが、虫歯になれば、麻酔なしで抜かれていたように記憶している。
ところが、イギリスでは、歯を一本抜くのに、確か、一泊入院しろと言われた知人がいたが、歯のことはどうも分かり難い。
年を取ると歯眼足(他の表現もあるが)と言われるのだが、歯には自信があったのだが、明日から、歯磨きだけではなく、今まで嫌で使わなかったが、洗浄液も活用しようと思っている。
病気が夫々作用し合うのは当然だと思うのだが、ストレートに学問的根拠を示されて説明されると真面目に考えざるを得ないのだが、歯が人間の健康に取って如何に大事かと言うことを思い知らされる講演であった。
8020運動と言うのがあって、80歳になっても自分の歯が20本残っておれば健康に老後を暮らせるので、これを目的にしているらしい。
私の場合は、32本の内抜いたのは2本だから、まだ、随分時間はあるが、20本以上は残ると思うが、男の平均寿命が78くらいのようなのでそれまで寿命が持つかどうかが問題だと思っている。
歯周病は、歯の生活習慣病だと教授は言う。歯と歯ぐきの間にこびり付いたプラーク(ばい菌の塊)が長年にわたって歯ぐきや骨を攻撃して壊してしまう病気だが、手入れを怠らなければ防げるようで、また、歯肉炎の状態なら回復可能だと言う。
しかし、歯周病は、ストレス、薬物、全身疾患、口腔衛生不良、遺伝、たばこなどの要因で起こるようだが、歯を磨いておりさえすれば良いというものでもなさそうである。
歯周病と全身疾患とは相互関連だというが、歯周病が、糖尿病、肺炎、心疾患、血管疾患、低体重児などの病気を引き起こすと言うことで、教授は、特に糖尿病との関係について説明し、歯周病は、糖尿病の腎症、網膜症、神経障害、大血管障害、小血管障害に次ぐ第六番目の合併症だという。
メタボリックシンドロームとの関連について説明していたが、とにかく、歯周病と言うことのみならず、全身の健康のためにも、オーラルケアの確立が必須だと強調していた。
歯と歯ぐきの間に出来たポケットに複数の種類の細菌が共存している複合体である粘性のあるフィルム・バイオフィルムを除去すること、すなわち、バイオフィルムコントロールが必須で、その為には、基本は歯ブラシであるが、場所に応じて補助的清掃用具を活用したり洗浄液の使用なども有効だということだが、虫歯を気にするよりも、歯が抜け落ちることを避ける方が先だということであろう。
ところで、歯周病など歯の病気が細菌から起こると言うことは最近の発見だと言う。
私が子供の頃は、歯周病と言う認識があったのかどうかは知らないが、とにかく、甘い物はダメで、食事の後には歯を磨けと言われていた。
歯を真っ黒にしていた子供が結構いたが、虫歯になれば、麻酔なしで抜かれていたように記憶している。
ところが、イギリスでは、歯を一本抜くのに、確か、一泊入院しろと言われた知人がいたが、歯のことはどうも分かり難い。
年を取ると歯眼足(他の表現もあるが)と言われるのだが、歯には自信があったのだが、明日から、歯磨きだけではなく、今まで嫌で使わなかったが、洗浄液も活用しようと思っている。