熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

夏の装いをし始めたわが庭

2008年05月07日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   私の庭も、春の花が終わって、雰囲気ががらりと変わってしまった。
   まだ、崑崙黒や羽衣や天賜などの椿は残っているが、牡丹は花も散って、春の球根植物も殆ど葉だけになってしまった。
   今咲いているのは、山吹、コデマリ、それに、皐月や久留米ツツジやアザレヤなどのツツジ類で、薔薇や芍薬の蕾が膨らみ始めてきた。
   それに、クレマチスも急に蔓を伸ばし始めて小さな蕾が頭を出してきた。今年、黄色いクレマチスを植えたのだが、果たして咲くであろうか。
   下草では、紫蘭が赤紫の花を咲かせているが、薮蘭は、密集した新しい葉が出てきたので花の準備に入ったのであろう。

   ところで、この口絵写真のスズランのような小さな白い花は、ブルーベリーの花である。
   たわわに花を付けているが、大きなヒヨドリが来て食べているのでどれくらい残るのか分からないが、秋には結構豊かに実がなり鳥たちが嬉々として啄ばむ。
   何故か、大きなクマンバチが来て小さな花を彷徨っているが、こんなに小さな花でも蜜の材料に成るのであろうか。
   今年ラズベリーを2本、側に植えたのだが、これも、小鳥たちの餌になればと思っている。

   実の成る木と言えば、イチジクとビワの木に、小さな実が付き始めた。
   昨年剪定しすぎて咲かなかった柚子は、白い小さな花を付けているが、今年植えたプチマルと言う金柑は小さいので花が咲かないかも知れない。

   とにかく、小さな庭に沢山の花木を植えているので、四季の変化を楽しめるのは良いが、木が混んで庭がうるさくなり、観賞用の庭には程遠い。
   先日も、大きく成らない様に黒松の青葉摘みを試みたのだが、初夏の庭は、植物の生育が早いので、余程気を入れて手入れをしないと勝手気ままに荒れ放題に成ってしまう。
   ところで、朝顔は、昨年は、前年の種が生育して自然に花が咲いたのだが、今年は、新しい花の種を、ぼつぼつ蒔こうと思っている。

   今、庭を彩っている草花は、ミヤコワスレである。
   淡い青紫と赤紫の清楚な花だが、中々、風情があって詩情を誘う。
   この庭を造った時に植えた花が、毎年自然に咲き続けているのだが、紫色の可憐なすみれと共に、わが庭には貴重な自然に咲く花である。
コメント
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