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「あさいち」で、「「大洲城に泊まる城主体験」1泊110万円!」を放映していて、インドネシア人母子3人が、和服姿で、至れり尽くせりの趣向を凝らしたイベントも設えた1泊2日の旅を楽しむ姿を映し出していた。
日本には、歴史と文化伝統を誇る素晴しい遺産が沢山存在しており、地方再生や観光開発のためには格好のソフトウエアの活用であり、感心してみていた。
欧米主体の現下の世界情勢では、欧米文化や伝統から引けを取らない高度な価値の高いものを持ちながら、日本文化の世界的伝播や知名度は、まだ非常に低いので、最高度の観光資産を開発して、大洲のように、世界のトップ富裕層をターゲットにした観光事業を推進すべきだと思う。
経済的に落ちぶれつつあるとしても、日本の歴史や文化伝統の質は世界最高峰である。
今のインバウンド観光で、スケールを意図したマスの需要拡大も大切であるが、最良の方法は、一握りだとしても何万何十万あるいはもっと多くいる世界中の超富裕層に照準を当てた招致事業、特に、付加価値の高い観光開発にシフトすべきだと思っている。
さて、私が気になった旅は、日経の「老いても「推し活」 消える年齢の差 老若男女で同じ趣味、縮む市場広げる」という記事の冒頭での「本人の代わりにぬいぐるみが旅をする」と言う話である。その部分を引用すると、
10月末、福島県白河市に新幹線で紅葉を見に来た一行は7体のぬいぐるみ。名所を観光したり、白河ラーメンを堪能したりして1泊2日の旅を楽しんだ。旅を主催したうきうきわくわく(東京・中央)は持ち主からぬいぐるみを預かり、約300の道中の動画などをSNSで共有し、持ち主はそれらにコメントするなどして盛り上がった。ぬいぐるみは子ども向け玩具と思われがちだが、旅を企画する片山きりん氏は「触って幸せな気持ちになるのは大人も同じ」と語る。20回の旅に参加した延べ約130体の持ち主はみな大人で、ぬいぐるみは相棒のような存在という。実際の旅は準備も面倒だが、相棒に旅をしてもらうことで〝2人〟の世界を気軽に楽しむことができる。と言うのである。
記事の本旨は、旅ではなくて、世代間で異なった嗜好や価値観の差が消えようとしており、若者が熱中する「推し活」も未来はシニアも楽しむのが当たり前になりそうだと言う「消歳化」であり、実際に少子化にもかかわらず、ぬいぐるみ市場は伸びていて、市場規模は約320億円と10年前の1.7倍である。ことであるが、興味深い。
メタバースとどう違うのか分からないが、自分の分身として、代わりにツアーにぬいぐるみを参加させて、道中の動画などをSNSで共有して楽しむという趣向なのであろう。
デジタル革命によって開発された一種の娯楽なのであろうが、楽しめばそれでそれなりの価値があるのであろうが、問題は、旅としては邪道であって、自分の愛するぬいぐるみが関わっているだけで、コメントは出来るとしても、TVを見ているようなものであろうと思う。
さて、師走も押し迫ってくると、クリスマス休暇から年末年始にかけての民族大移動とも言うべき旅行に、関心が集中する。
欧米に住んでいた頃には、毎シーズン、長期休暇を消化するために、随分、あっちこっちを回って旅を楽しんでいたが、それも昔のことで、最近では、歳の所為もあって、旅が縁遠くなって、今年は、年末に1泊くらいの予定である。
私の旅行は、海外旅行の殆ども、自分で企画して一切の手配も自分でやると言う手作りの旅で、飛行機や列車や車などを乗り継いで、アムステルダムやロンドンから、北欧やチェコまで足を伸ばした。フランスやドイツやオーストリアやデンマークやスイスなどは、殆ど自家用車やレンタカーを使っての移動だったが、良く分かっていない交通法規も無視せずに走れたと今になって安堵してる。
苦労も多かったが、旅は、そんな苦しみや苦い思い出も含めて実体験に意味があるのであって、ぬいぐるみの旅代行など、論外であると思っている。
日本には、歴史と文化伝統を誇る素晴しい遺産が沢山存在しており、地方再生や観光開発のためには格好のソフトウエアの活用であり、感心してみていた。
欧米主体の現下の世界情勢では、欧米文化や伝統から引けを取らない高度な価値の高いものを持ちながら、日本文化の世界的伝播や知名度は、まだ非常に低いので、最高度の観光資産を開発して、大洲のように、世界のトップ富裕層をターゲットにした観光事業を推進すべきだと思う。
経済的に落ちぶれつつあるとしても、日本の歴史や文化伝統の質は世界最高峰である。
今のインバウンド観光で、スケールを意図したマスの需要拡大も大切であるが、最良の方法は、一握りだとしても何万何十万あるいはもっと多くいる世界中の超富裕層に照準を当てた招致事業、特に、付加価値の高い観光開発にシフトすべきだと思っている。
さて、私が気になった旅は、日経の「老いても「推し活」 消える年齢の差 老若男女で同じ趣味、縮む市場広げる」という記事の冒頭での「本人の代わりにぬいぐるみが旅をする」と言う話である。その部分を引用すると、
10月末、福島県白河市に新幹線で紅葉を見に来た一行は7体のぬいぐるみ。名所を観光したり、白河ラーメンを堪能したりして1泊2日の旅を楽しんだ。旅を主催したうきうきわくわく(東京・中央)は持ち主からぬいぐるみを預かり、約300の道中の動画などをSNSで共有し、持ち主はそれらにコメントするなどして盛り上がった。ぬいぐるみは子ども向け玩具と思われがちだが、旅を企画する片山きりん氏は「触って幸せな気持ちになるのは大人も同じ」と語る。20回の旅に参加した延べ約130体の持ち主はみな大人で、ぬいぐるみは相棒のような存在という。実際の旅は準備も面倒だが、相棒に旅をしてもらうことで〝2人〟の世界を気軽に楽しむことができる。と言うのである。
記事の本旨は、旅ではなくて、世代間で異なった嗜好や価値観の差が消えようとしており、若者が熱中する「推し活」も未来はシニアも楽しむのが当たり前になりそうだと言う「消歳化」であり、実際に少子化にもかかわらず、ぬいぐるみ市場は伸びていて、市場規模は約320億円と10年前の1.7倍である。ことであるが、興味深い。
メタバースとどう違うのか分からないが、自分の分身として、代わりにツアーにぬいぐるみを参加させて、道中の動画などをSNSで共有して楽しむという趣向なのであろう。
デジタル革命によって開発された一種の娯楽なのであろうが、楽しめばそれでそれなりの価値があるのであろうが、問題は、旅としては邪道であって、自分の愛するぬいぐるみが関わっているだけで、コメントは出来るとしても、TVを見ているようなものであろうと思う。
さて、師走も押し迫ってくると、クリスマス休暇から年末年始にかけての民族大移動とも言うべき旅行に、関心が集中する。
欧米に住んでいた頃には、毎シーズン、長期休暇を消化するために、随分、あっちこっちを回って旅を楽しんでいたが、それも昔のことで、最近では、歳の所為もあって、旅が縁遠くなって、今年は、年末に1泊くらいの予定である。
私の旅行は、海外旅行の殆ども、自分で企画して一切の手配も自分でやると言う手作りの旅で、飛行機や列車や車などを乗り継いで、アムステルダムやロンドンから、北欧やチェコまで足を伸ばした。フランスやドイツやオーストリアやデンマークやスイスなどは、殆ど自家用車やレンタカーを使っての移動だったが、良く分かっていない交通法規も無視せずに走れたと今になって安堵してる。
苦労も多かったが、旅は、そんな苦しみや苦い思い出も含めて実体験に意味があるのであって、ぬいぐるみの旅代行など、論外であると思っている。