熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

日々之好日、晴耕雨読の日々

2019年03月16日 | 生活随想・趣味
   暇になれば、何でも出来る。自分で思い通りに1日が過ごせて、素晴らしい時間を楽しむことができる。と考えていた。
   しかし、実際には、自分自身で、思うように日々を過ごせるのだが、現実には、何をどう過ごしてきたのか、分らないうちに毎日が終わってしまっている感じで、特に充実感があるわけでもないのが残念ではある。

   結構、観劇やセミナーの聴講などで、東京へ出かけたり、鎌倉散策にも出かけるのだが、外出しないときには、朝夕、孫を幼稚園や保育園への送り迎えの日課があって、これで、2時間以上費やす。
   この4月から、保育園に行っていた孫娘が幼稚園に変わるので、もう3年間、アップダウンの激しい1キロの通学路を送り迎えすることになる。
   まあ、足腰が弱り始めている時期でもあるので、この日課は、幸いかも知れないとは思っている。

   それ以外の時間が自分の自由時間で、朝6時から夜中の12時までには、結構時間がある。
   日中は、やはり、晴耕雨読というか、庭に出てガーデニング、それに、読書や新聞雑誌、インターネット、テレビで、時間を過ごすことが多い。
   
   実際には、読書の時間よりも、このブログを書いたり、資料を探したり読んだり、パソコンに向かって、インターネットと戯れている時間の方が結構多いのにビックリしている。

   テレビにしても、ニュースが主体で、NHK BSの教養番組が多いのだが、録画をしていても、時間は短縮できないし、オペラや映画、それに、シリーズ物の講義やドキュメントなどを観ると時間がいくらあっても足りない。
   随分録画して、BDディスクに落としてはいるが、増えるばかりで見る機会が殆どない。
   読書もそうだが、テレビも、その一回限りの瞬間を大切にすべきで、その時期を逸してまうとダメで、後で読もうと思って積んだり、録画して後から観ようと思っても、まず、日の目を見ることは少ない。

   読書にしても、能・狂言やガーデニング、それに、経済学や経営学の勉強をしている時などでは、参考書や事典、関連書籍を参照したり飛ばし読みすることもあれば、専門書や学術書などになれば、じっくりとその本と対峙することになり、娯楽書や小説など肩の凝らないような本になれば、一気に通読すると言った調子で、読書のリズムが変わってくる。
   歳を取ると、真っ先に弱るのは、「はめあし:歯目足」というが、幸い、近眼の眼鏡を掛けてはいるが、目には不自由がなくて、何時間本に向かっていても、眠くはなっても、苦痛にはならない。
   昔取った杵柄というか、今でも、経済や経営の専門書を読んで楽しめるも、その所為もあると思っている。

   一寸残念なのは、千葉の家の書斎には、壁に書棚を並べて、かなりの本を、身近に一覧できたのだが、今の鎌倉の4畳半の和室の書斎には、十分に書棚がおけず、手元の書棚には精精300冊くらいで、少しは、押し入れに並べたり、床に何列も積んであっても、大半は、外の倉庫においてあって、非常に不便を感じていることである。
   尤も、昔と違って、かなりの資料や知識・情報は、本を引っ張り出さなくても、インターネットを叩けば出てくるので、助かっていることは事実であるが、懐かしい本や大切に愛しんできた本などが、探せないと寂しい。
   何千冊もあった本を、譲ったり処分したりして随分減ったが、それでも、倉庫には、まだまだ、沢山残っていて、それも、選別して残した本故に、思い入れもあって、大切なのである。

   さて、ガーデニングだが、今日は、虫食いなどで枯れた庭の花木を掘り起こして、鉢植えの椿を何本か移植した。
   庭の主木は、大半元のままだが、移転してきてから、随分、植え替えたり、苗木を植え続けてきたので、花木が豊かに成って、庭が、かなり、華やかになった。
   その所為もあってか、小鳥や蝶や昆虫の訪れが増えた感じで、鎌倉山の鶯も下りてきて、囀っていて、まさに、春たけなわである。
   写真歴が長いので、庭に出て、花を写すのも楽しみの一つである。
   私の場合には、マクロレンズを使ったり、望遠で接写したりして、花を大きく撮ることが多いのだが、益々、花の美しさとその神秘に感激して、二重にガーデニングを楽しんでいる計算である。
   それに、この口絵写真は、玄関わきの三角窓に、庭の花を無造作に生けたものだが、季節の花々を摘んで、部屋のインテリアとするのも、ガーデニングの楽しみの一つでもある。

   いずれにしろ、いろいろあって、何となく、1日が終わって行くのである。
   
   
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