東京第3支部予選2日目、第1試合に勝たないと一切の可能性が消えてしまう今日のトーナメント戦。朝の井上車の中からすでに戦いは始まっていました。子どもたちがどんな会話をするのか。元気なのか疲れているのか。運転をしながら状態の把握に努めていました。朝っぱらから、昨日の練習試合の帰りと同じようにハイテンションな新入部員の“お笑い3人組”の声が車内に響いていましたので、どうやら元気いっぱいなことは分かりました。
今日の相手チームについては、先日の江東区民大会で「3チーム合同男子チーム」と試合をしているところをスカウティングしながら、監督としての作戦はしっかり立てておきました。残念ながらそれを実行できるような技術は、今の辰巳ジャンプの子どもたちにはないのですが、それでもボールを落としさえしなければ何点かはひっくり返せるはず。ただそれだけに子どもたちの意識を焦点化し、子どもたちも頑張って作戦通りに動こうとしてくれましたので、かろうじて勝つことができました。
バレーボールというのは現辰巳ジャンプのような初心者状態でも、メンタル面をしっかり持たせると、能力以上のものが出ることがあります。微妙なスポーツですね。ボールを床に落としてはいけないという特殊スポーツは。
それにしても、今日のように25-23、26-24というスコアで勝つ試合は、技術的にうまいとはいえない試合内容であっても嬉しいものですね。応援して下さった保護者の皆さんも、何としても勝ちたいという子どもたちの頑張りに感動したのではないかと思います。
辰巳ジャンプは東日本大震災の被災チームです。地震で学校が破壊され、体育館が使えません。その上、1~2月の教育大会でチームをグイグイ引っ張っていたエースアタッカーでキャプテンが転居してしまい、完全に作り直したチームです。そんな大きなハンディを乗り越えて、教育大会の順位よりも良い成績を残した子どもたちは素晴らしいと思います。
3試合を戦った今日、最後のセットで新しいフォーメーションを試すこともできました。これからは8人いる5年生で1つのチームを作っていくつもりです。練習試合でもほんのわずかしか試していなかった新フォーメーションでは、当然うまく動けないだろうという私の予想を良い意味で裏切り、たくさんの可能性を見せてくれた貴重な1セットでした。17-13から逆転されたことは残念でしたが、その原因となった「アウトボールに手を出してのミス」がなかったら勝っていたでしょう。その2本のミスをしたのがバレー経験4、5カ月の二人だったわけで、これも経験を積めば間違いなく改善されます。
試合後に、相手チームの監督さんと二人で、トイレでこんな談笑をしました。
私「いや~、あのアウトの2本に手を出さなければフルセットできたんですけど、やっぱり初心者にはイン、アウトのラインが見えないんでしょうね~(笑)。」
T監督「そりゃそうだよ。ボールしか見えないだろうから、アウトの判定は難しいだろうね。」
私「そうですよねぇ。やっぱり経験を積むしかないですよねぇ。」
そこで経験値を高めるために、5年生を中心にどんどん遠征していきたいと思います。
5年生チームでこれからの2年間を戦っていくと公開しました。では下級生はどうなるのでしょう?
3年生が中心の下級生チームを発足します。そして7月31日(日)に開催される予定の「アンダー10大会」出場を目指します。現時点ではメンバーが7人。いつも練習に来るメンバーは4人。現5年生と同じように、常時8人はいるようなチームにしないといけません。3年生の子どもたちのだいじなだいじなお仕事は「新しい部員を入れる」ということです。
今のところチビッ子チームになりそうなので、背の高いアタッカー候補が入ってくるといいですね。
来週は三大小での試合となります。
対戦相手は「三大さん」「南葛西さん」「中央少年団さん」の3チームです。
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